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【悲報】円安、終了のお知らせ。ドルの大暴落による超円高時代がやってくる
こんにちは、タコペッティです。
本日は、ドルの大暴落で超円高時代がやってくるという重要なテーマについてお話ししたいと思います。
これまでの日本は超円安でしたが、ようやく円高になる時が来たと僕は考えています。
これからなぜ円高がやってくると僕が考えているのか、そして、迫り来る超円高時代にどう備えたらいいのか?詳しく解説していきます。
円キャリー取引の仕組みと現状
まず、直近で話題の円キャリー取引について説明します。円キャリー取引とは、低金利の円を借りて、ドルなどの高金利通貨で運用することで金利差収益を得ようとする取引のことです。
詳しくはこちらの日経の記事がわかりやすいです。
簡単に言えば、安い金利で円を借りて、高金利のドルで運用して金利差収益を得ようとする取引のことです。
具体的には、例えば0.5%程度の金利で円を借りて、5.5%程度の利回りのドルで運用するといった具合です。この金利差収益で簡単に儲けることができるというわけですね。
あまりにも簡単に楽に稼げるということで、ウォール街では"フリーランチ"とも言われていたようです。
しかし、最近はこの状況に変化が生じています。これまでは日米2年物国債の金利差は4%超もあったのですが、最近はこの金利差が急速に縮小しており、円キャリー取引の解消や縮小が急激に進んでいます。
現在の円高はまだまだ序の口。ドル円は110〜120円程度まで進行する
その結果、足元で急速な円高が進行しています。一時はドル円160円程度だったのが、現在は140円台半ばまでになっています。
この円高の流れは継続し、いずれドル円は110〜120円程度にまで巻き戻すでしょう。その理由は以下です。
1. 日米金利差の縮小
これからはFRBが利下げをして、日銀が利上げをしていくと予想できます。そうすると、日米の金利差が縮小します。
金利差が縮小すると、上述した円キャリー取引で簡単に稼ぐことができなくなるため、円キャリー取引の逆回転が起きます。
これまでに溜まりに溜まってきた巨大な円売りポジションの解消が、急激な円高進行を促す可能性があるのです。
2. トランプリスク
また、もしトランプ氏が再び大統領になった場合、ドルの切り下げを実行する可能性が高いです。
トランプ氏は通貨安を望んでおり、米国の製造業復権のためにドル高を悪とみなしています。そのため、もしトラが顕在化した場合、世界中でドル売りが始まる可能性があります。
もちろん、トランプ氏が諸外国に高関税をかけ、インフレリスクを再燃させてFRBが利下げに動けない可能性もあります。この場合は円安リスクもあるかもしれません。
しかし、その可能性を考慮したとしても、トランプ政権は通貨安政策を取る可能性が高いと僕は考えています。そうなれば、ドル円は110円や120円といった水準にまで簡単に戻る可能性があります。
超円高時代へどう備えるべきか?
では、来るべき超円高時代に、僕らはどう備えていくべきでしょうか?
1.ドル資産の見直し
まず僕らがやるべきことは、保有するドル資産の見直しです。
多少円高に触れたと言っても、まだまだ今は十分円安の水準です。今こそ、円安によって評価額が膨れ上がったドルや米国株を売るチャンスだと僕は考えています。
少なくとも、円建て資産とドル建て資産を半々くらいの割合で持つのが良いと思います。そうすれば、為替変動のリスクを軽減することができます。
2. 実物資産への投資
また、世界の基軸通貨であるドルが暴落するということは、紙幣価値が落ちる時代がやってくるということでもあります。
そのため、実物資産に投資したり、円高で恩恵を受ける日本企業の株式に投資しておくのが良いと思います。具体的には以下のようなものが考えられます。
ゴールド
仮想通貨
ブランド品
不動産
円高で恩恵を受ける日本企業の株式
ゴールドや仮想通貨は、通貨価値の下落に対するヘッジとして機能する可能性があります。ブランド品や不動産は、実物資産として価値を保持しやすいという特徴があります。
3. 避けるべき投資先
一方で、以下のような投資先は避けるべきだと僕は考えています:
ドル
実態のないビジネスをしてバブル化している米国のハイテク株(NVIDIA、Meta、Google等)
特に、「マグニフィセント7」と呼ばれるような米国のハイテク株は現在非常に割高な水準にあり、リスクが高いと言えます。
米国株バブルの崩壊と円高が同時に到来した場合、円建ての米国株資産は見るも無惨な姿になると思います。
オルカンなりS&P500なりのインデックス投資が危険な理由についてはこちらのnoteで詳しく解説しているので、興味のある方は併せて読んでみてください。
僕の具体的な投資戦略
ということで今後の僕の投資戦略としては、ゴールドと仮想通貨のポジションは持ちつつも、メインとしては日本のスタンダード市場を中心に、円高で恩恵を受ける割安な日本企業に投資することを中心に考えています。
これらの企業は、以下のような特徴を持っていることが多いです:
時価総額より多くの現金(日本円)を保有している
PBR(株価純資産倍率)が1倍を割っている
PER(株価収益率)が10倍を割っている
つまり、非常に割安な水準で取引されているにもかかわらず、堅実な経営を行っており、豊富な円資産を保有している企業が多いのです。
今後は日本株、特にスタンダード市場で割安に放置されている中小型株の黄金時代がやってくると僕は思っています。こちらも詳細はブログに書いているので、興味のある方はぜひご覧ください。
まとめ
これからの時代は、オルカンやS&P500に投資するだけで儲からない、むしろ、米国株バブル崩壊と超円高によって、海外株インデックス投資民が大損をする時代がやってくると思います。
今後は個別企業を丹念に分析し、超円高にも耐えられる、割安で成長性のある日本企業を見つけ出す努力が必要になるでしょう。
皆さんも自分の資産を守るために、これらの点を参考にしてみてはいかがでしょうか?
ただし、最終的な投資判断は自己責任で行うことを忘れずに。
今回のお話が皆さんの投資戦略を考える上での一助となれば幸いです。これからの不確実な時代を乗り越えるためには、常に情報をアップデートし、柔軟に対応していくことが重要です。一緒に頑張っていきましょう!
※なお、今回のnoteの内容はこちらの本を大いに参考にしています。
副島さんの言うことは過去に結構な確率で当たっているので、今回のnoteが参考になったという方はぜひ合わせて読んでみてください!
(副島さんイチオシのゴールドは既にかなり上昇していますね。もっと買っておけばよかった…)