【アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書】お金の超入門書
オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆
〜お金の"何"を考えるべきかがわかる〜
「アメリカの高校生が学んでいる〜」というタイトルからもわかる通り、本書はこれから社会に出たりひとり立ちする若い世代を対象にした本である。
お金とは何なのか?というところから、お金の動きやお金の仕組み、お金の不安とは何でどのように考えれば良いのか、など経済社会を生きていく上で最低限必要な基礎知識がふんだんに盛り込まれている。
正直、いくつか経済に関する本やマネーに関する本は読んでいる僕にとっては物足りない内容であった。
しかし、それだけに「お金に関する入門書」としては非常に優秀な一冊であることがわかる。
本書で語られるお金にまつわるトピックは、貯金や投資だけでなく、仕事、契約、法律、保険、損害賠償などなど多岐にわたる。生きる上での心配事は網羅的に書かれていると言っても過言ではないだろう。
もちろん、大人でも「お金についてちゃんと勉強しなかったなぁ」「お金について何から学べばいいんだ?」と考えている人にとっては、お金の勉強の最初の1冊として非常にオススメできる。
自分の子どもはまだ小さいが、今高校生ならすぐに読ませたいし、お金に疎い妻にはすぐ読ませたい一冊である。