突発的レア投票「イニストラード:真紅の契り」
はじめに
※前回までのあらすじ
たこめがねです。
MtGアリーナのカード生成の指標が欲しいなー。
そうだ、レア投票してやろう。範囲はスタンダードの直近1年分(同一ローテーションになってる4セット)だ。
まあ、ここの詳しい流れは、私の記事「レア投票「イニストラード:真夜中の狩り」」の冒頭に書きました。
(私の動機の話なので、本題のレア投票企画の内容には直接の関係はありません。つまり、気が向かないなら読まなくても構いません。)
レア投票の簡易的な解説は今回もしましょうか。
レア投票とは、MtGのカードデザインの工程の一つであり、社員にデザイン中のレアカードを見せて評価をもらうことで進められるそうです。
高得点を得られるなら、それは誰かを興奮させる力のあるカードということ。中庸な点のカードは嫌われてないかもしれないが好かれてもいないカード、これはボツになります。
興奮させる力を持つことが印象に残るカードの条件になりやすい、ということでしょうか。
まあ、正確な話は公式の翻訳記事を読んでください。マーク・ローズウォーターの記事は読みやすい翻訳文です。(他の方の書いた分の翻訳はなぜか読みづらいです、訳者が違うのかしら?)
つまり、私の興奮を一度数値に表して見比べることで、今後のMtG活動の指標に参考になる情報を得よう、という企画なのです。
さっそくやりましょう。
レア投票!
※このレア投票は、可能なら「イニストラード:真夜中の狩り」〜「ニューカペナの街角」までの1年間のカードセットのものを評価するものにしたいです。分量の問題で分割させてもらいますし、労力の問題で次以降の記事はなくなるかもしれませんが。
※評価基準は「たこめがねが心躍るかどうか」。tier1? みんな使ってる? 知らね〜!! 俺の喜ぶものだけ持ってこ〜い!!
レア投票「イニストラード:真夜中の狩り」
※評価は最高10得点。採点基準は感覚。
※特定個人の心躍るかを基準にしているため、非常に利己的な点数表になります。あしからず。
※得点の大小は、6点から見どころあり、7点以上からお気に入り候補、くらいの緩い基準のものとして見てください。
・《婚礼の発表》
7点
ぞろぞろ生物をばら撒いて最後に全体強化。最終的なシーンがイメージしやすいのは見た時の興奮度が高い。出したターンから出てくるトークンが最低保証になるのも心象的に良し。
・《ドーンハルトの殉教者、カティルダ》
3点
見る分には、サイズが不安定すぎる、そこに尽きる。マナ拘束も無駄に重い。飛行絆魂はいいけど宝の持ち腐れになりそう。
・《歓迎する吸血鬼》
6点
標準サイズの飛行にドローシステムがくっついて良し。範囲が小型に寄ってるけど、私が小型と仲良くしてないのでどの程度のものかを見定められてない。これで毎ターンドローするのは気分よさそうなのでここ。
・《シガルダの召喚》
4点
ばっさあっ……。派手な光景が予想される。でも私は天使に思い入れないんですな。ちょっとコストも重く見えるしここ。
・《祝福されし者の声》
3点
下品なライフデッキを思い出すから嫌い。サイズアップが速すぎる、存在しないでほしい。戦わないと分からないこともあるね。ライフデッキを組む意義になりそうなので加点。
・《招待制》
6点
工夫の余地がある全体除去に見える。創意工夫が試されそうでわくわくするし、13までの大きい数字を選べるのだから全体除去と見てもいいだろう。しかし同数生け贄というのはピシッとした成果をあげづらいイメージがあるのでここ。
・《スレイベンの守護者、サリア》
7点
標準的なサイズに能力語と影響の大きめな効果。強そうでいいなぁ……という加点。
・《有望な信徒》
6点
その名の通り有望な1マナ。訓練で簡単に大きくなるのが読み取れる。でも最初のパワーが1なのは見た目が弱いな……。おまけで置き物破壊させるあたりウィザーズはレアなら強くしていいと思ってるよ、あの野郎ども。
・《ランタンのきらめき》
7点
切除の機能美的デザイン。白らしいことと赤らしいことでXを使い分けてるのが乙。
・《信仰縛りの審判官》
6点
時間をつぎ込むが良質なサイズや勝利を手に入れられる。だが、どうやらマジックのゲームバランス的には時間をつぎ込むのは良くないらしい、そうなんだー。私は悪い印象持たなかったよ。
・《オリバクの救済者》
7点
攻撃するたびサイズアップするのに攻撃の隙を除去で補えるの……? やば……。素のサイズが頼りないのはちょっと減点。それでもぎらぎらした強みが見えてる訓練生物の決定版。いいね。
・《神聖なる憑依》
3点
俺はエンチャントに強い興味持ってないから……。濃いエンチャントで構築が組めればトークンのサイズも付与される能力語も良さそうではある、ので加点。
・《墓所の守護者》
5点
マナコストの重さから始動が遅いわりに見返りが小さいように感じる。瞬速がキビキビと動きそうに思えた分は加点。
・《鏡の間のミミック》
6点
コピー、コピー、コピー! コピーへの熱い思いを感じる……! 私もコピーは好ましく思っていますよ。この点をどうぞ。
・《過充電縫合体》
8点
充分なサイズの飛行と打ち消し効果を合わせた、普通に優秀なカード。ゾンビなら濫用する種にはそこまで困らないだろうし自分を濫用してもいい。あと起動能力を打ち消せるので打ち消されづらいと慢心している能力にも刺さる。特筆することないな……優秀なのはもう見ればわかるもんな……。こういう雑に強いものも良し、加点。
・《触発された考え》
6点
手札を消費していくデッキでは使いやすそうで、私は手札を消費していくビートダウンが好み。つまり使いやすそうなドローカードに見えている。切除コストも重すぎないしいい選択肢じゃないですかね。
・《先見的な縫い師、ゲラルフ》
7点
腐乱持ちのぽんぽん出てくるゾンビたちが飛行を持つのは面白そう。あと浮かんでるゾンビの群れという絵面を想像してにんまりしてしまった。ゾンビ飛行特攻隊は見た目が面白すぎでは?
・《這い寄る継ぎ接ぎ》
6点
墓地には興味ないので点が抑えられた。でもサイズアップという堅実なメリットと能力をもらえるという派手なメリットは面白さが漂っている。私向けでないだけで喜ばれそうなカード。
・《飲み込む潮》
4点
派手な全体バウンス、はいいけど1枚残すことを許すのはみみっちい。派手なのに慎ましくした分減点。
・《船砕きの怪物》
9点
戦場もスタックも支配するやべーやつ。コントロールのフィニッシャーに向いてそう、そして大暴れする。除去耐性は自己バウンスすることで賄えてるらしい、つよ……。回避能力がないこと、さすがに重いことが欠点かもしれない。それでもサイズも能力も横暴なまでの支配力を感じさせる。支配力高杉さん。一応の追加の欠点として、多分このカードを使いこなすデッキは私の好むデッキではない、残念。
・《夢鎖の霊》
7点
攻撃を通しやすい飛行。不安の残るサイズを自分でフォローする優等生。いいね。それでもタフネスの低さが仇になりやすそうなので減点。
・《有翼の先触れ》
3点
生物の数だけ引くドローは不安定で大体弱いイメージがある。使えるか分からないカードには点も低くなるわな。飛行でまとめたデッキなら使われるかもしれないので加点。
・《捜査員、ジェイコブ・ハーキン》
4点
踏み倒しはそこまで食指が向かない。フレーバーが濃いめなので加点。
・《二重屍》
6点
1枚が2枚になるなら実質的にドローのようなものですよねー、加点。コピーは大型を増やす方が好みだけどぞろぞろ並べるのもゾンビらしくていい感じ。
・《墓所の照光者》
7点
事前準備がいるとはいえ雑に手札が増えるようなものなので良し。クリーチャー軸のデッキで使いたい感じ。青って普段使わないから不当に点が下がってる疑惑もある。スピリットで遊んだ経験があったら点が上がってたかもね。
・《ヴォルダーレンの投血士》
5点
堅実的すぎて面白みがない。マナカーブを埋める生物をレアにするな、って感じ。標準的サイズで飛行なのは良いので加点。
・《隠し幕》
3点
これ強い? うーん。これ面白い? うーん。うーーーーーん…………。いらないかな。
・《悪魔の取り引き》
4点
デュエマもそうだけど、マジックのゲームバランスで手番を消費してまで1枚だけサーチしてもゲームに影響は及ぼしづらいんですな。追放しすぎでサーチ先がいなくなりそうなのも流石によくない。追放枚数がお馴染み13枚なのは芸術点加点。
・《危難の道》
5点
可変サイズの全体除去。切除のデザイン的美しさが内包されている。私全体除去が特に好きとかではないんだけどな、素のサイズでは範囲が狭いし……。好きとかではないはずだけど、このカードにはいくらかときめきを感じた、加点。でも白が入るのは減点、黒でいいじゃん。
・《首無し騎手》
5点
蘇るゾンビが要りそうだけどそんなに蘇るゾンビに心当たりがない。トークンも有りなら知ってるけどなー。うまく噛み合えばかなり仕事してくれそうな気配があるのでここ。下環境で使われるのかしら?
・《戦慄宴の悪魔》
7点
うわぁ、なんだかすごいことになりそうだぞ。適当にばら撒いたトークンすら、デーモンに、なっちゃったぁ……! これは推せる! 妄想が膨らむいいエンドカードですな。まあ重いのは点の伸び悩みに繋がってるけど。
・《血瓶の調達者》
8点
このサイズで飛行トランプル、うっひょーっ! もっとやれ! パワーが少し足りない気もするがデメリットを逆用できるんだ、できるんです! 見ててウキウキするパワフルな生物、いいね!
・《墓の肉裂き》
5点
多分強い。多分強いよ。アグロなら寿命は長くて5ターンだろうからまあダメージは許容範囲でしょ? それでこのサイズは弱いわけないと思うよ。……興奮はしなかった。実用性重視の無骨なカード、なんですかねぇ……。
・《ファルケンラスの先祖》
6点
蘇るフライヤー。ちょっと頼りなく見えるサイズと自分で産める血が1個ずつなのにリアニメイトに血を2個要求するところがいまいち。シンプルな構成は好みに合わないと加点しづらいね。
・《奉仕への切望》
3点
公式がマッドネスを推してればもっと興味深かっただろうなー、といった感じ。推されてないギミックを探して集めるほど、ディスカードは好みじゃないんだよなー……。
・《ヘンリカ・ダムナティ》
5点
堅実な印象、多分強め。しかし興奮はしない。能力語は良質なので加点。
・《墓所の冒涜者》
3点
ええ? ううん……。6マナの生物、神話レア、それでやることが除去持ち生物か。いやー、つまらないね。カウンターを除くことでプレインズウォーカーを除去するのがテクいので加点。
・《蝕むもの、トクスリル》
5点
こいつ《光輝王の野心家》よりデバフ速度速いんだよなぁ……。ただ強いだけのカードって感じ。面白いわけではない。黒の重いカードを使うよー、と思い立ったら採用する候補ではあるのでここ。
・《不笑のソリン》
7点
優等生。手札増やせるしトークンは強めだし奥義はゲームエンドに繋がりやすい。さらにトークンは飛行。満遍なく強いプレインズウォーカー。プレインズウォーカーは強くてプレイ感がいいだけで価値があるー。
・《不機嫌な一匹狼》
7点
仕返し火力はプレッシャーが強いことを知っているので加点。しかし素のサイズが足りないのではないだろうか。能力語もない。なんだかそっけなくて強く見えない。
・《威圧する吸血鬼》
7点
コントロールを奪える吸血鬼、その興奮に加点。能力語がなかったりマナシンボルが濃かったり悪いところもあるが、コントロール奪取のテキストを見た時の甘美な気持ちを重視してここ。
・《運命の改変》
4点
捨てれば捨てるほど引ける面白い手札交換カード。赤の理念で手札交換を突き詰めるとこういう派手な効果になるんですね。まあ私がこのカードで何かしたいわけじゃないけど派手なので加点。
・《オリヴィアの付き人》
6点
サイズ大きい! 血トークンどばどば出る! それで何が強いんですか? サイズと血がどばっと出るだけでも興奮できるのでここ。
・《歓待の呪い》
7点
奪え奪えー! トランプルで戦闘ダメージを通りやすくしてダメージを与えた回数ではなく生物数でカウントする、良心的な機能が読み取れる。そもそも相手のカードを奪うのは面白いことだしね。最低限の実用性と面白さを備えたレアらしいカードじゃあなかろうか。
・《ケッシグの狼乗り》
6点
威迫持ってて1マナでトークン出せる、良し。パワー1、悪し。起動コスト重い、悪し。追放コスト重い、悪し。騎士部族を最近調べたので加点。1マナ生物の基準としてまだまだ足りなく感じる。
・《ステンシアの蜂起》
4点
コストに対して呼ぶトークンが小粒だなー。最近のパーマネントという括りでは珍しく土地も数えるので13個以上を用意することは難しくないかもね。構築から偏らせるミニゲームにしては報酬がしょっぱい。でも自然に達成しやすそうな条件なので加点。
・《不気味なくぐつ師》
6点
手と手を取り合いパンチ!パンチ! 手を取り合う情景が目に浮かぶような面白いカード。サイズも充分、殴り系のコンボにも使えそうだ。速攻で即時性を持たせられてるのが機能としても良し。その上で、ここかな。2体攻撃しか許容しないのがケチくさいし、殴りとしてはサイズにまだ不満がある、回避能力だってないしね。
・《錬金術師の計略》
6点
赤の敗北付き追加ターンと青の無条件追加ターンを合わせた逸品。切除らしいデザイン的美意識があり良し。でも俺は赤は好きだけどイゼットカラーが好きなわけじゃねえんだよな。赤いカードの中に青が含まれてるとギョッとしちゃうね、ここで。
・《移り気な放火魔》
7点
攻撃的な中型速攻、良し。おそらく良質なスペック。しかし昼にはばら撒くダメージがちょっと低いか。でも夜にはしづらいものなので……。もう一声欲しかったところ。
・《勝負服纏い、チャンドラ》
6点
使いやすそうなチャンドラだけど赤単に媚びすぎ。そんな私はグルール。今は赤がちょっと頼りない。次は多色に媚びな。軽いのは良し。
・《マナ形成のヘルカイト》
7点
噛み砕くと変種の果敢みたいなやつ。ジェスカイヨーリオンのような置き物でクリーチャー・トークンを出す構築に入り込みそうで興味がある。まあ下環境にもスペル系にも興味が薄いのでそこら辺は大幅加点とはならない。平均サイズの飛行なのでそこは加点。
・《墓所の門番》
6点
白ウィニーにいそうなメリット効果と先制攻撃を併せ持ったやつ、白にいるようなやつは赤にいたっていいよなぁ? 使ってみたら強いかもしれないけど見ただけではピンとこないやつ。じゃあ、点を伸ばせないな……。
・《ウルヴェンワルドの奇異》
7点
シンプルなサイズと能力語を強みにしているやつ。強い興奮はないが構築に採用されやすい立ち位置だろうな。マナが余ったら全体強化に移れるのも加点。
・《吠え群れの笛吹き》
5点
ふぅん、踏み倒しかぁ。別にいらないかな。コストが安いのは良し。変身して後続をサーチするのも、まあ良いところだね、気が利いてるよ。
・《小村の先兵》
7点
このサイズアップ効率は夢が広がる。護法で耐性も持ってるのが賢い。私が人間が好きだったらもっと加点できたが、ここ。
・《巣心のシャーマン》
5点
色を増やすことを奨励してくる、が私はそんなに5色や4色でデッキを組みたいとは思わないなぁ。トークンのサイズアップには魅力を感じるので加点。
・《壮麗な日の出》
5点
使う機会があったが毎ターンアドバンテージを稼ぐ良いカードに思えた、楽しかったよ。緑らしい能力が並んでて色の気配が濃厚に香るのも好ましい。でも5マナにしては地味なテキストでもある……。総合してここかな。
・《遠吠えの月》
6点
サイズアップも夜明への牽制も悪くはない。しかし根本的な狼男の弱点をフォローする気配はなさそう。マナコストも重いしね。でもなんだか好きなんだよねー。そうそう使わないだろうけどこのカードは好きかもしれない。
・《掘り起こし》
4点
土地サーチか。万能サーチか。いらないかな……。切除コストに黒が入ることによる効果の切り替わりがデザイン的美しさを感じる、加点。
・《見事な再生》
4点
土地が戻ってくるんだ、そうなんだ。だからなに? 豪快なコンボに使われてるところを見たし、私も上陸を最強デッキにしていた時期はあった、なので加点しておく。
・《隆盛な群れ率い》
7点
とても良い1マナ。先出しも後出しも対応しているのが素敵。でも4マナ以上は見た目重い条件なのでちょっと点が伸び悩む。
・《アヴァブルックの世話人》
8点
あまりに横柄な挙動をすることが予想できる。《光輝王の野心家》が呪禁持ってたら恐ろしいって……。実戦的にはマナコストが重いことがネックだろうけど見た時の興奮には関係ないね、この辺。
・《耕作する巨躯》
5点
ザックザクやでぇ! 土地出しまくりのボーナスタイムは楽しそうだが登場時のみというのがちょっとしょんぼり。緑の重量級カードとして必要なことは満たしてるしここ。緑ってのは、大きくて、そして大きいんだ。
・《墓所のうろつくもの》
7点
標準以上のサイズに加えてコスト軽減の夢が広がる。墓地が事前に肥えてないといけないけど、クリーチャーの軽減がしやすそうなのは好み。
・《復讐に燃えた犠牲者、ドロテア》
7点
軽いのにサイズの大きい飛行でオーラになることでしつこく攻撃に参加できる、好みだなぁ。デメリットもむしろ面白みがあるというものか。いいですねぇ。
・《魅せられた花婿、エドガー》
8点
まず吸血鬼のロードというのが魅力的。ザ・不死身な変身能力もそこから絆魂持ちトークンを出してロングゲーム上等な姿勢を取れるのも良い。部族サポートでありながら高いレベルで単体完結しているというのは評価が高い。せっかくの吸血鬼なのに飛行がないのはちょっと残念。しかしこの点をつけよう。気に入りました。
・《霊狩り、ケイヤ》
4点
えぇ、うぅん……。トークンには馴染みがないんだよね。多分トークンデッキでは強いだろうから期待を込めて加点、その上でここ。
・《流城のルノ》
4点
自分の変身条件を自分でアシストできるわけですね。攻撃生物を複製して攻め立てると、なるほど。いいと思います。興味はないです。
・《苛まれし預言者、エルス》
4点
いやいや……使いづらいでしょう。ハマるところを強く求めてるカードに見える。でも使いづらそうという見解は変わらないね。ドロー強化ではあるので加点。
・《面汚しの乙女、エインジー》
6点
継続的に血を生成する、が、ならば出てくるのが遅くないか? 2マナとかなら興味深かったろうけどなぁ。良質なサイズとある程度自己完結したドレインに加点、重いことや能力語がないことは減点。
・《真紅の花嫁、オリヴィア》
7点
蘇生祭りじゃ、そいやっそいやっ。雑に活躍させられそうなことが書いてありますねぇ。良いと思いますよ。本人の重さとそれに対するサイズにちょっと不満があるので点としてはこの程度。
・《ラトスタイン翁》
6点
必ず当たる宝くじのようなもの。利益は些細になりがちだろうけど幸福度が高くなることが予想される。人間は体調が良い時には些細な幸福でも満たされるのだ。
・《結ばれた者、ハラナとアレイナ》
9点
サイズアップと速攻付与でグルールの戦略とばっちり噛み合う! サイズアップの速度も良好。いつまでもデザインしやすいのか知らんけど単色推してないで、このレベルの強さを何枚も作ってくれや。伝説なので並ばないこと、本人のサイズアップが不可能または困難なこと、素のサイズが足りないこと、まったく不満がないわけではない。しかしそれらを跳ね除ける良質なカード、もっとくれ。
・《血に呪われた者、オドリック》
2点
能力語を揃えるのって難しいよね、本人に能力語すらないのね、血トークン増やしてもね、せっかくマナコスト軽いのにお膳立てに時間使わないといけないのね、兵士は部族シナジー弱いよね。いやー、いらないかな。可能性はありそうだけど花開く日はないんじゃないかな?
・《天使の拳、トーレンズ》
5点
訓練って攻撃のリスク負う割にサイズアップがのろまなんですよね。訓練にかなり偏ってるこのカードは訓練好きじゃないと興奮しないと思う。ばら撒いて一斉攻撃、という未来図は想像できたので加点。
・《雑食するもの、グロルナク》
6点
雑なアド稼ぎカエル、簡単にうはうはできそうで良い。でも本人の物足りないサイズがうはうはの妨げになりそうだ。
・《恐怖のドールハウス》
6点
生物をお人形に変えていく恐怖のハウス。人形になったらみんなお友だち、仲良く戦おうね(自己強化)。うーん、フレーバーが濃い、良い。サイズアップするおかげで戦力としても換算できそう。使い道もありそうで印象がいい、なのでここ。
・《調査官の日誌》
4点
一見してときめいたがドロー系のアーティファクトは塩梅が難しくこれでも力不足が懸念されるらしい。そうなんだ。見た瞬間のときめきは事実なので加点。
・スローランド
6点
多色土地は良し。うーん、心躍るわけではない。
・《ヴォルダーレンの居城》
5点
今は多色土地にそこまで困るラインナップじゃないと思う。吸血鬼の色が過度にバラけてるとかもない。つまり使う理由の方が遠ざかっていってる印象がある。血を産む能力は流石にコストが重すぎでは? 多色土地にメリットのおまけ付きなのは良さそうに見えなくもないので加点。
「イニストラード:真紅の契り」高得点カードたち
10点:(なし)
9点:《船砕きの怪物》。《結ばれた者、ハラナとアレイナ》
8点:《過充電縫合体》。《血瓶の調達者》。《アヴァブルックの世話人》。《魅せられた花婿、エドガー》
7点:《婚礼の発表》。《スレイベンの守護者、サリア》。《ランタンのきらめき》。《オリバクの救済者》。《先見的な縫い師、ゲラルフ》。《夢鎖の霊》。《墓所の照光者》。《戦慄宴の悪魔》。《不笑のソリン》。《不機嫌な一匹狼》。《威圧する吸血鬼》。《歓待の呪い》。《移り気な放火魔》。《マナ形成のヘルカイト》。《ウルヴェンワルドの奇異》。《小村の先兵》。《隆盛な群れ率い》。《墓所のうろつくもの》。《復讐に燃えた犠牲者、ドロテア》。《真紅の花嫁、オリヴィア》
※6点以下は省略。
今回もここまで
ふう……。なんとかイニストラード2セット分が終わりました。
レアカードって1セットごとに結構な数出てるんですねぇ……。1枚1枚見ていくだけなのに時間も労力もかかりました。
今回は前回よりも7点の層が厚く8点の層が薄いですね。カードデザインとして、絶妙なカードパワーに収めようと注意が払われたセットなのでしょうか。派手に強いとか派手に人を選ぶとか、そういうものが前セットよりかなり少ないかもしれません。
点をつけるにしてもこういうセットは労力をかなり持っていかれます。好みで分けるにしても、強弱や誰を喜ばせようとしているか、分かりやすいものが少ないからです。迷わされました。
ともあれこれで折り返し。あと2セット、力を絞ってカードと向き合うつもりです。
やってることは私の勝手な点数付けですが、もし読んで楽しんでくださる方がいればそれは喜ばしいことです。
文を書くだけで人類の幸福総量を増やせる、文筆の誉れですね。
それでは今回はここら辺で失礼します。
読んでいただきありがとうございました。
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