【デュエマコラム】逆アポロって本当に強いの?
突然ですがDMGP間近に近づいてきた頃に、彗星の如く現れた籠城デッキこと、“逆アポロ”はご存知でしょうか。
逆アポロとは対アグロのエキスパート。““シールドトリガー率脅威の100%””のカウンター特化デッキ。
シールドトリガーの約75%は盾追加カード、残りの15%は盤面破壊などのカウンター系、残りの10%はそれらを使える圧縮カードで構成されたカウンターデッキです。
細かい計算は抜きに考えると85%で盾追加25%でカウンターになりますね。
このデッキの強みはなんと言ってもその圧倒的な勝率。
このデッキは特定の対面なら盛りなし、誇張無し、冗談抜きで何万回やろうが何億回やろうが事実上の勝率100%が語れます。
よくある「〇〇と□□なら〇〇の方が有利だよね。でも有利とは言えど20%くらいの確率で負けるよね」が一切無いのです。
しかしその代償として勝率0%の対面もあります。
ネット上では「え?アグロ以外当たったら終わりじゃね?」「勝つ気ないだろこのデッキ」「グラスパーループとかガイアッシュ覇道のダンテラフルルでおわおわり」などの意見を耳にします。
果たして本当にそうなのでしょうか?ではこう考えてみましょう。
現環境ではアグロとコントロールのデッキが活躍していたとして、アグロには勝率20%だけどコントロールには勝率80%なソリティア系デッキがあったとしましょう。
そうすると、とあるプレイヤーがこう思うわけです。
「今日はコントロールの母数が多くてアグロは母数を減ると思うからコントロールを重点的に見るためにソリティアデッキを使おう。アグロはどうしようもないから当たったら割り切りで。」
これとほとんど変わらないのでは無いでしょうか。
まぁ、分かります。例えば不利対面のアグロと対面したとしても相手側が事故ってくれれば20%の確率で勝てる。明確な負け試合じゃないだけまだそっちの方が良いと思うのは分かります。
でも裏を返せば有利対面のコントロール対面でも自分が事故れば20%で負けます。どんなに環境をメタって対策したとしても少ない確率で負けることはあるのです。
しかし、それをいっさいブレることなく勝つ対面は100%勝つ。負ける対面は100%負ける。メタ読みさえ正しければ絶対に優勝できるデッキ。
……そう聞くと非常に優秀なデッキに思えてきませんか?
実際ガイアッシュ覇道もグラスパーループも勝てない対面が多いから数を減らしてる訳です。仮に逆アポロに勝ったとしても他のデッキに勝てないのであればそれらを使用する人はいないでしょう。
逆アポロは理にかなったメタデッキなのです。
いかがでしたでしょうか。これを機に逆アポロについての認識が変われば嬉しいです。まぁ、筆者はそんなピーキーなデッキを使わずに天門か赤黒バイク握りそうですが。
時間切れもそんなに発生しないし、手打ちでも強いk491や2枚目以降を警戒して表向きの盾の殴り方のミスをさそえる♪君は煌銀河の正義を見たか?をピンで詰むなど拡張性が広く、不利対面もまぁまぁ越えれて奥が深くて楽しいデッキなのでオススメなので是非お試しあれ。
あ………まてよ。もしこれで逆アポロ流行ったらせっかくつくった赤黒バイク使えなくなるくね?天門も別に有利でもなんでもないしな…。
やっべー、GPだから奮発して結構高レートでそろえたけどこれもしかしてやらかした…?
コホン。えー、逆アポロは勝率のブレが激しすぎるので使用することはおすすめしません!対面したら呪う!まじでむり!やめてくれ!使わないでくれ!
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