青黒ハンデス解説【全文無料】
⚠深夜テンション注意
※序盤、あまりにも謎すぎる怪奇文が綴られています。デッキコンセプトだけさらっと理解したい人は目次からデッキ解説をタップしてデッキ解説の所に進んで下さい。
プロジェクト𝕏 最強タッグが世界を変えた 〜青黒コンプレックス 反骨の逆転劇〜
青黒コンプレックス、思ったより赤青マジックに勝てないな…。ここから全てが始まった。
当時はデッキ自体が珍しく、手探りでプレイを探しながら対面してくる相手が多かったと思う。
例えば対赤青マジックに関してはコンプレックスによる革命チェンジの抑制、シャッフの呪文ロックやその受け札の多さから、ある程度の攻撃ならいとも簡単に受け止めれる点などが評価されていたこともあり、当時の下馬評はコンプレックス有利と認識している人も多かった。
まさに最強の盾とも呼べるそのデッキはコンプレックスを動かさずともメタクリーチャーを並べて盾を細かく削り、プレイヤーを守る盾を全て破壊したなら豊富な受け札でカウンターを狙うなど、突き詰めるとかなり奥が深く、対策するのは困難な部類だったと思われていた。
しかし最強の盾の異名は呆気なく崩壊してしまう。そう何でも貫く最強の矛がいたのだ。その名は赤青マジック。
コールドフレイムやボンキゴナンバーでコンプレックスの停止、ラッキーナンバーが消滅したとはいえ単騎マグナムは依然重く、シャッフやボンキゴで地上戦を仕掛けようものならVTで一網打尽にされるなど多くの欠陥も露わになり、その僅かな亀裂を的確に貫いてくる赤青マジックには為す術なく砕け散ったのだ。
何とか出来ないものかとCSの入賞履歴を探っていた時に偶然見つけたのがこのカード。
「邪神と水晶の華」までの段で唯一無二の性能を持つこのカード。
コンプレックスを出すための黒単色でありながら、STで受け性能の担保。不意を付けるハンデス持ちでありながらブロッカー+ VTで飛ばされないパワーライン、さらには能動的にコンプレックスのカウントをも進めれるときた。
とにかく全てが完璧で、欠点と言えばコマンドが欲しかったくらいだろうか。
対マジックに関しては十分すぎる性能を持っており、地上戦をしてもVTやヒメカットで飛ばされることが多かったが、それらで退かしにくいブロッカーでありながらハンデスで革命チェンジパーツや除去札を引っこ抜けるなど出されるとかなり厄介なカードだった。
しかしそこまでしても赤青マジックはそれすらも貫ける最強の矛であることには依然変わり無かった。コールドフレイムでジャブジャブの手札を抱え、VT+ボンキゴナンバーの力技で押し込めば最強の盾は呆気なく貫通してしまうのだ。
最強の矛vs最強の盾は、矛の圧勝だった。
使いものにならない盾などいらない。しかしそれでは盾職人は黙っていられない。ならば新しい盾を創ろうじゃないか。
できちゃった☆
2枚目の闇単色のSTブロッカー+ハンデス持ち。
青黒コンプレックスと非常に相性が良く、ハンデスでテンポをとれて尚、ブロッカーとして盤面を硬めることができ、それを除去しようものなら追加ハンデスのおまけ付き。
VT殺しと言わんばかりの能力をしており、cip1ハンデス+VT手札消費+離れた1ハンデスで3枚も手札を削ることができるためその後の動きを大きく咎めることができる。
ここでデッキコンセプトをハンデス軸に寄せることに。これが職人が考えたどんな矛でも貫けない最強の盾である。
話しが変わるが、みなさんは一昔前の青黒ハンデスなるものを覚えているだろうか。
ハンデスでテンポをとったなら、ゆっくり盤面を形成し、ちょっとでも手札を抱えようものなら容赦なく刈り取る、性格の良いプレイヤーが好む現実の非情さを教えてくれる素晴らしいデッキだ。
しかし、それは現代デュエマにしてはあまりにも遅すぎた。
ハンデスしてから盤面形成?それなら同時にこなせる黒緑アビスでいいな…。
ハンデス以外のサブプランが欲しい?それならミッドレンジもこなせる黒緑アビスでいいな…。
速攻デッキの3killが怖い?それなら同じ3tで暴れられつつ、構築によっては守りも硬い黒緑アビスでいいな…。
GPの帰りに財布を電車の中に置いてきた?それなら黒緑アビスで……いや、それはどうしようもありません。
とまあ、ハンデスなら黒緑アビスで十分なのである。
しかし、ハンデス型青黒コンプレックスならどうだ。コンプレックスを何とかしたいのに、ハンデスが邪魔で思うように動けない。そうこうしてる間に時限爆弾のカウントが貯まって……というわけだ。
『自分の動きのカード』『コンプレックスを何とかするカード』『マナ埋めカード』これらを複数枚抱えるのは容易だが、それはハンデスを想定していないからできること。
セルフハンデスとはいえ繊細な手札なら大きくテンポをとるのは容易なのだ。
特に爆筆まで時間が迫る時限爆弾元い、コンプレックスが場にいるなら尚更急を要する。ハンデス×コンプレックスは何かと噛み合っているのだ。そうこれが最強の盾職人が創り上げた最強の矛をも折り曲げる最強の盾なのだ!
というわけで謎の怪奇文書にお付き合いいただきありがとうございます。多分もうしません(好評だったらテンションが上がった時にやるかも)
デッキリスト
特殊な対処が要求されるコンプレックスにハンデスを組み合わせたら面倒くさくね?をコンセプトにつくりあげた構築。セルフハンデスとはいえ実際に手札一枚を持ってかれることが致命的な場面が多く、かなり噛み合っていた。
・ドゥモグラ⋯ピンポイントでスターゲイズやコルフレを引っこ抜く
・グリデンデ⋯生きたブレインタッチ。腐っても1ドローなのが偉い
・汽球男⋯闇単色STブロッカーハンデスクリーチャー。対VT最終兵器
・ヴァイオシロン⋯闇単色STブロッカーハンデスクリーチャーその2。対VT最終兵器その2。マジックはこれを複数枚並べるだけでゲーム進行をこちらがリードできる。
序盤はこれらのハンデスでコントロールするかと言えばそうでも無く、グリデンデ以外は手札をを互いに削ってるだけなので、相手がライフやイシカワなどを使用して手札が減った直後に当てるのが効果的。
・シャッフ⋯役割が妨害ではなくSTケアの詰めになったため減少へ。黒緑に利用されるためハンドキープは慎重に。
・アーテル⋯5マナ払って出す頃にはおおよそゲーム進行的に既に決着が決まってることが多く、最小限の枚数に。
・テレスコ⋯ハンデスでハンドを枯らし切った後にテレスコを出して一点テレスコでハンデスを繰り返す別軸のフィニッシュが可能。じゃあ何枚が適正なの?って言われると一枚だった。
アーテル同様、5マナ時にはゲーム進行的におおよそ決まってることが多いためこの枚数に。
終末時計の針を無理やりねじ曲げる大罪人。2t以内にコンプレが出ればこれを出し入れするだけで最速4killが可能に。
このデッキは黒が多いためそこまで上手くは絡まないが、ハンデスしつつコンプレのカウントを急に進められるその行為が強力で、急に進められたその時限爆弾が爆発するのを見守るしか無くなってしまう。
コンプレ攻撃時に出してコンプレをアンタップさせたりクリーチャーのcipを使い回したり相性がとにかくいい。
2〜3枚辺りが適正ライン。
受け札兼ルーター。手札が細くなりがちなこのデッキでは重宝する。セミプーロはお互いにハンドが薄くなった時に山札を固定してトップから叩き付けるカードを操作したりかなり器用。
立ち回り
ハンデスを軸にしているためメタビ型のような早期に盾を詰めてのカウンタープランが取りにくく、黒緑アビスのような質の高いハンデスが出来ないためハンデス性能に関しても大きく劣る。
しかしコンプレックスが早期に絡んだ際は話は別で、本当に手の付けられないパワーを発揮する。
ハンデスで誤魔化しが効くとはいえ、なんだかんだコンプレックスに依存するため早期に引けない=負けを割り切れる人が使うのがオススメ。
コンプレックスが絡むのが遅くてもライヤで無理やりカウントを進めて即起動も全然やるので意外とその辺は何とかなったりする。
ハンデスばかりに固執せず盤面とリソースを伸ばした方が有効な場面も多いので練習して覚えるのが大事になります。
終わりに
序盤はよく分からないパロ文章申し訳ないですがデッキ自体は面白いので是非使ってくれると嬉しいです。
次の盾職人は君だ。