これで分かるDGの処理順解説
DG〜ヒトノ造リシモノ〜通称卵DG。同時ブレイクだったりアクティブ非アクティブの処理順だったりで裁定の慣れない方は厄介なカードだったと思います。
先日公式サイトのよくある質問にてこの処理順が明確化されましたが、「つまりどういうこと?」や「知ってる裁定と変わって余計分からんくなった、STとサバキZは同時宣言じゃなかったの?」などの言葉が散見されました。
今回はいちサバキストとして、卵DGの処理順以外にもcip解決順や宣言の順番などを深く知ってもらおうと筆を取った次第です。
実践で話す文言風に解説。
「5マナで煌世主ノ正裁Zを唱えます。効果で卵DGを出し、その後唱え終わって墓地に置く代わりに盾に貼り付けます。
卵DG出た時効果で自分の盾と相手の盾を一枚選び、同時にブレイクする効果を使います。
DGで割る盾は全てこちらが選びます。こちらはこの紋章がいっぱい重なった盾を選択します、そちらのブレイクはデッキ側の盾を選択。そして同時に(ブレイク)手札に加えます」
※ここで正義ノ裁キと煌世主ノ正裁ZをSTで唱えて、憤怒スル破面ノ裁キをサバキZで捨てて転生ノ正裁Zを唱えたい場合
「今回はこちらがアクティブターンなのでこちらが先にシールドトリガー、ガードストライク、ストライクバックの宣言を行います。
卵DGの効果で裁きの紋章とメタリカには全てSTが与えられているので正義ノ裁キと煌世主ノ正裁ZのST宣言を行います。残りの盾はまだ手札に加えず、分かるように伏せて置きます。
そしてそちらのST、GS、SBの宣言をどうぞ」
(相手がSTなどの宣言あるなしをする)
「そちらの宣言が終わりましたら、こちらのサバキZの宣言に入ります」
「手札に加えずに伏せて置いておいた裁きの紋章を捨ててサバキZで転生ノ正裁Zの宣言を行います。
こちらのサバキZの宣言は終わりましたが、そちらはサバキZの宣言はありますか?」
(相手がサバキZの宣言あるなしをする)
「ここで全ての宣言が終わったので
①アクティブ側の呪文を唱え終わるまで(ここはSTやサバキZによって優先順位が変わるのではなく、自由に解決できる)、GSで対象のクリーチャーを選んで攻撃不能にするまでを行います。
②そして非アクティブ側の呪文を唱え終わるまで(ここもSTやサバキZなど優先順位は関係なく自由に選べる)、GSで対象のクリーチャーを選んで攻撃不能にするまでを行います。
③次にアクティブ側のクリーチャーやタマシード、フィールドが出た時の効果(つまりはエレメントが出た時の効果)などやバフォロメアなどGSで見せた時に起こるパワーマイナスなど、攻撃を止める以外の追加効果を解決します。
④そして非アクティブ側のクリーチャーやタマシード、フィールドが出た時の効果(つまりはエレメントが出た時の効果)とGSで見せた時に起こる追加効果を解決します」
以上が卵DGの処理順解説になります。
つまるところ優先順位は
呪文(唱え終わるまで)+GS見せるまで>エレメントの出た時効果+GSで見せた時の追加効果ですね。
その中にアクティブ>非アクティブがある感じです。
実践ではこのように話せば間違いないと思います。
相手ターン中だと先に相手のSTなどの宣言をしてから、自分のSTを宣言をするなど、アクティブ非アクティブの順番が入れ替わります。ついつい自分のターンだと間違って処理しないように気をつけましょう。
よくある質問
Q.相手のターン中に煌世主ノ正裁Zから卵DGを出しました。DGの同時ブレイク前に相手のミクセルの効果が誘発し、卵DGがボトムに行ったのですが盾をブレイクしたりできますか?
また、できた場合は裁きの紋章やメタリカはSTとして使えますか?
A.ブレイクはできますST付与は使えません。ST付与は常在効果で、卵DGがブレイクする時点でバトルゾーンを離れているためST付与の恩恵は受けられません。
Q.相手のターン中に卵DGを出して同時ブレイクし、相手がデーモンハンドのトリガー宣言、こちらはサッヴァークDGのトリガー宣言をしました。
デーモンハンドで卵DGが破壊されたのですが、サッヴァークDGはSTとして使えますか?
A.使えます。シ
おまけ
STとサバキZを同時に宣言していた人が、急にこの処理順に変えると頻発する、ある現象があります。
それは
サバキZの宣言を忘れる。
筆者も何回かやらかしました。
大事な場面でサバキZの宣言を忘れて煌世主や転生を打てずに負けるのは嫌ですよね。というわけで筆者はこのような方法でサバキZ宣言忘れをケアしています。
サバキZのコストに回す予定のカードをST宣言したカード達の上に重ねます。
こうすればサバキZの宣言ををうっかり忘れてST宣言した紋章を唱えようとする時に、「ん?この裏向きのカードなんだ?あ、サバキZ宣言してなかった」と気づくキッカケとなり、最初に解説した写真のように、伏せて横に置くよりも確実にミスを減らすことができます。
また、ナンバーナインやトライガード・チャージャー、旋律のプレリュードなどのサバキZのコストに回す予定の無いカードも伏せておいた方がいいです。
ここでそれらのカードを加えてしまうと、「あ、サバキZは1回だけなんだな、じゃあここは邪侵入をトリガーとして使うんじゃなくて、秩序のストライクバックのコストとして使おう」など相手に優位な情報を与えるきっかけにもなります。
そういったブラフ目的のためにも、例えサバキZのコストに回すカードではなかったとしても、余分に伏せて置くことは必要。
正直サバキZミラーでしか殆ど意味が無いですが、これを普段から習慣づけて置くだけでいざサバキZミラーに当たったとしても無意識にケアできるようになるので、普段からやっておきましょう。
質問などはTwitterまで→@All_sunrise_0