ジャッジ試験のすゝめ・改
こんにちは。たこ焼きそば。です。
先日公式から、待ちに待った認定ジャッジ試験の開催日が公表されましたね。
今回は認定ジャッジがおくる、実際にやった勉強法や試験の雰囲気のあれこれなど解説していこうと思います。
ジャッジ試験に応募しよう!
とにもかくにもまずは応募しなければ始まりません。
応募フォームでは自身の大会運営経験や受賞経験、他タイトルのカードゲームの経歴などを聞かれます。別にそう言った経験がないから不利になるということは無いと思います。
筆者は大会運営経験の欄に『なし』と書いて、合格しているので別に焦らなくても大丈夫だと思います。
大事なのは意気込みです。下手な文章でもいいので伝えれる思いを全て伝えましょう。
とはいえ下手すぎる文章はそれはそれでアレなので一度誰かに見てもらった方がいいかも。
SNSの欄に自身のTwitterIDを書いた方がいいという話を先輩ジャッジから聞きました。今からでも遅くないので普段の言動には気をつけましょう。
一次試験を通過したら
無事一次審査の合格のメールが届いたら、(届かなかったとしても応募した段階で)本試験に向けてひたすら勉強しましょう。
とはいえ、何から勉強したらいいか分からない…。という方のために筆者が実際に参考にしたものや、これ参考にすればよかったなというものをまとめました。
STEP1 まずは基礎を固めよう
先によくある質問から勉強する人もいましたが個人的にはおすすめできません。
英語の勉強でさえ英単語を覚えて基礎を固めたからこそ、その先の文章問題やリスニングなどを解けるようになるわけで、その基礎部分が固まっていないと全て中途半端になってしまいます。
個人的な重要度は、総合ゲームルール極論>よくある質問で、極論総合ゲームルールとよくある質問のどちらかだけ勉強してジャッジ試験に挑むなら総合ルールの方が断然おすすめです。
なんだかんだ総合ルールをしっかり読んで、処理の理屈などをきちんと理解していれば、殆ど応用が聞くので意外と何とかなります。
ですが「じゃあ、よくある質問はやらなくてもいいんだな!」という訳ではないのでどっちもちゃんと勉強してください。
筆者は①総合ゲームルール、②デュエパーティールール、③よくある質問④競技イベント運営ルールの順番でやりました。
どこかの記事で「この順番がおすすめ」というのを見て、その通りにやりましたが今振り返ってもこの順番が間違いなく最適解だと思っています。
STEP2 総合ゲームルールの勉強
まずはこれ。何があっても。絶対に。ここから勉強しましょう。
筆者の周りで、よくある質問から勉強して沈んでいった人を何人も見ました。
序盤は当たり前のことしか書いてなくてつまらない気持ちも分かりますが、結局ここを理解していないと「よくある質問で〇〇と□□がぶつかると△△になるって言ってたけどどういうこと?」となることが殆ど。
人間は何回も繰り返し覚えて記憶を定着させる生き物なので、1回読むよりも何周も読んだ方が良いです。というよりも何周も読むことを推奨します。
ただ読むだけではなく、該当するカードを手元に用意して実際に動かして覚えたり、仲間と問題を出し合う所謂アウトプット方式が断然おすすめ。
世間的には6.のカードの使用、能力、効果が一番面白いらしいですが、筆者は4.のゾーンが読んでで楽しかったです。
1〜3まではちょっと面白味がないのは分かりますが、4からめちゃくちゃ面白くなってくるので是非お手元に自分の相棒のデッキを触りながら、正しい挙動をしながら回してみて下さい。
STEP3 デュエパーティールールの勉強
とりあえず総合ゲームルールを3回くらい読んだら、一旦休憩時間。デュエパーティーの勉強をしましょう!
デュエパーティーに興味のない方も最低でも1回は目を通した方が良いです。
総合ゲームルールの長文に疲れたかと思いますが、こちらは圧倒的に短くてとにかく読みやすく、「え!?それそうなるの!?」という面白裁定が多数収録されてる知る人ぞ知る名作。
普通にためになる裁定もあります。
とはいえ、筆者みたいに総合ゲームルールとごっちゃになって支障をきたしてしまうこともあるのでサラッと2回くらい読み流すくらいが丁度いいかもしれません。
ファンイベントの運営になった時のことも考えるのなら読んでおいて損は無いはず。
というか読みましょう。
STEP4 よくある質問の勉強
さて、いよいよ本番。①と②で学んだことを活かし、実際に自分がジャッジになったつもりで挑みましょう。
カードの効果が分からなかった時はデッキメーカーなんかで検索して、「ここは〇〇だから△△になるだろう」と自分なりの答えを出してから、タップして答え合わせをしましょう。
間違えた問題や、自信がなかった問題は全てメモして再び勉強。勘で正解した問題も復習対象です。
できれば問題と答えの両方のスクショを撮っておいて、それぞれ別のフォルダに分けるor問題のスクショ→答えのスクショの順に並べ替えると良いですね。
ただ、たまに前の裁定が残っていたりするので注意。
また、“過去の”よくある質問は、裁定変更などで参考にならない場合があります。
モチベ的なことも考えるなら新しい順からやっていった方が長続きするのかなとは思います。
最後までやるのはかなり時間がかかりますが全ての質問に意味があるので基本的にはできる分だけやりましょう。電車移動の時だったり、寝る前の10分だったり前もって決めておくといいですね。
タマシード/クリーチャーやゲンムエンペラー、ゴッドリンク関連は複雑かつ、種類も多いので特にやっておいた方が良いです。
STEP5 競技イベント運営ルールの勉強
ある意味ここが一番大事と言っても過言ではないでしょう。というよりも、ジャッジ活動するのであればここを覚えるのはマスト。
ですが、他のルールよりも勉強する順番を最後にしているのにはちゃんと理由があります。
それは、最初にここを見て挫折する人が多いからです。
とにかく暗記系だったり、複雑なものが多い。他と比べると一番面白味が無い部分だと思います。
そうでない方は別にここから勉強しても良いとは思いますが、先に長い長い長文を読んで大量の質問を回答してきた人達。さすがにここまでやってきて引き返すなんてことは言いませんよね?
もうここは、気合いで暗記です。警告だったりペナルティ関連はある程度規則性があったりしますが覚えるしかない所も無数にあります。とにかく気合いで覚えましょう。
とはいえあまり無理してやりすぎるとモチベの低下に繋がりますし、後述する最強の問題集の方が効率的に覚えられるので程々に。
最強の問題集 ガチンコ・judge
筆者イチオシの最強問題集。その名もガチンコ・judge
認定ジャッジの有志の方々がつくって下さったサイトで、筆者がジャッジ試験に合格したのはこれのおかげと即答する程に信頼できる問題集になります。
なんなら総合ゲームルールしっかり読んでガチンコ・judgeを完璧にこなせればジャッジ試験も全然通るレベル。
リンクはこちら。
リンクをタップするとこんな画面が出てくるはずです。
01と02の総合ゲームルールと競技イベント運営ルールはもう読んでいるはずなので、一旦03の解説サイトの方をタップしましょう。
ここではそれぞれの注意すべき裁定などがまとめられています。更新が2023年ので止まっているものの、デュエマ総合ゲームルールでは書かれていなかった実践で想定すべき裁定関連を深堀りされた内容になっているので、理解力の向上に繋がります。
ここを勉強した辺りから一気にレベルアップした感じがしました。
圖師の模試、圖師の模試(2023)、みくたの試験は可能なら全問解いて欲しいです。
特に圖師の模試(2023)は見落としがちな裁定や、甘ったれた勉強をしていた人を木っ端微塵に打ち砕く問題で構成されており、現実の厳しさを思い知らせてくれる良い問題です。
筆者は圖師の模試(2023)で自分の実力をしっかり知ることができ、ここで学び直しを決意しました。
これがなかったら恐らく大変なことになってたと思います。
基本的にはこの3つの問題集の全ての問題を完璧にこなせるようになれば合格ラインは目前!
いよいよ最後の仕上げです。
一旦ホームに戻って赤丸で囲ったSTARTのボタンを押しましょう。
全836問の中からランダムに10問摘出されます。内7問が総合ルール関連の問題、内3問が競技イベントルール関連の問題になります。とにかく何度も何度もチャレンジして正答数9〜10が当たり前になるまで挑戦しましょう。
間違えた部分はスクショして、公式の総合ルール関連を見ながら復習しましょう。
ここまで頑張ってこれたあなたならできるはずです。
あとは移動時間など、暇さえあれば10問チャレンジしてブランクを感じさせないようにしましょう。
また、総合ルールもしくは競技イベントルールのどちらかを集中して勉強したい場合はSTARTの下にある対応する2つのボタンから始めるのも良いです。
数をこなすうちに競技イベントルール関連も自然と頭に入ってきますが、それでもある程度区切りがついた段階で読み直した方が良いです。
『〜〜問目から選択】の所で1と入力するとNo.順に解くことができ、間違えたりきちんと理解できなかった問題のNo.を覚えてもう一度解き直すと良いですね。
やっておけばよかったこと
総合ルール関連をファイリングする
これです。本当にやっておけばよかった。
大事なところにマーカーを引いたり付箋を貼ったりするのはもちろん、カードの画像を見ながらルールの確認もできる優れもの。特にスマホをいじるとついついTwitterを見ちゃう人にはスマホを封印しながら勉強ができて良いです。
デメリットはつくるのにそこそこのお金がかかるのと、稀にある裁定変更の度に作り直さなきゃいけないことですかね。
お金がかかるとはいえ、一度つくっちゃえば半永久的に使えますし、裁定変更が起きた場合でも対象の1ページを印刷し直すくらいで済むのでつくり得だとは思います。
場所をとってしまうのは玉に瑕。
スマホのロックアプリを入れる
ついついスマホが気になって勉強に集中ができない…。という方はスマホのロックアプリを入れるのがオススメ。
予め裁定関連や総合ルール関連を紙に印刷しておいてそれに集中できるようにしましょう。ロックアプリの中には特定のアプリだけをロックする機能もあるのでTwitterやYouTubeなどをロックするだけでも効果覿面なはず。
筆者はスマホが壊れて1週間スマホなし生活を送っていたので裁定勉強に集中できました。スマホが使えてたら恐らくロックアプリを入れてたと思います。
って言っても詰め込みすぎはモチベ低下に直結するのでTwitterは15分まで許可、YouTubeは10分(1動画まで)など細かく設定できるロックアプリの方がいいかもですね。
また、総合ゲームルールを読んでよくある質問で勉強する前にデュエチューブのルール解説動画を先に見るのもオススメです。やはり文章で事象を理解するよりも動画で見た方が覚えやすいはあります。
重要な裁定をいくつも解説してあるので、百聞は一見にしかずで初めにこれから学んでみるのがオススメです。
試験当日のあれこれ
さて、長い長い勉強を終えたならいざ試験会場へ。
メールで事前に受付時刻と準備物などは知らされているはずなので、それに従いましょう。
特に遠方の方は移動経路や資金は十分に持っていった方が良いです。過去にスマホのバッテリーが切れて、乗る電車が分からなくなってしまい、試験会場へたどり着けなかった人をTwitterで見たので念には念を入れて、事前にどの公共交通機関に乗るか、どの駅で降りるかなどを紙に書いておくのもありですね。
試験当日は移動時間の合間にガチンコ・judgeやよくある質問で裁定関連の再確認をするのもいいですが、正直な話ここまで真面目に勉強してるなら殆ど覚えてしまっているはずなので、それよりもデュエマ総合ゲームルール等をもう1回読み直すのが断然おすすめ。
なんだかんだ重要な事が書いてありますし、当たり前だろ!と思える序盤のカード解説文も裁定関連で所々応用がきいたり、最後の理解度アップの振り返りとして非常に有効です。
長文故に忘れがちというのもありますね。
当日勉強するなら
①総合ゲームルールを読む
②デュエパーティールを読む
③競技イベント運営ルールを読む
④もう一度総合ゲームルールを読む
あと裁定関連の復習は、間違えた時のショックが凄まじいので①〜④をやって振り返りするぐらいがメンタル的にも安全かも。
試験本番!
さて、いよいよ本番です!これまで勉強してきたことを信じて挑みましょう!
筆者が行った試験会場(鹿児島)は10代が多く、次点で20代の人が多かったです。試験時間だったりその他日程や受付方法などは口外禁止です。
Twitterなどで「ジャッジ試験終わった〜!」と呟くのもできれば控えた方がいいかも。夜12時とかぐらいなら大丈夫かと思います。
さすがに夜12時までやってるわけないですし、本当にその時間までやってたらそれはそれで大問題ですね(笑)
念の為その日一日のTwitterは封印しておいた方がいいかも。
そして気になるのはやはり『どんな問題が出るのか』ですね。記述式?語群問題?文章で回答する問題ある?などなど。
しかしこれに関しては全て、『試験内容の口外は禁止』となっておりますのでお答えできません。
ちなみに言うと合格ラインも何点か分からないです…。
試験内容自体は総合ゲームルールやよくある質問、ガチンコ・judgeなどをしっかり解いて理解していれば、解けるものばかりなので安心して下さい。
ただ、筆者が去年受けた第10期のジャッジ試験ですが………。
ものすごくえげつない問題が出ました。
それが何なのかは答えられないですが感想は「まぁ、そうだよな。ジャッジするならこんくらい出て当たり前か」ですかね。
年々難易度も上がっているらしくて10期のは特に難しかったらしいです。恐らくこれから受ける11期の試験も唖然とするような問題が出るとは思いますが、ここで書いたことをきちんと守っていれば解ける問題ばかりなので安心して下さい。
一度落ちてしまっても、一度どんな問題内容なのか分かるだけでも大きなアドバンテージですし、これからの勉強も楽になりますし。
あとは自分自身を信じて挑んで下さい。
分からない問題があってもとりあえずなんか書きましょう。運がよければ△くらいもらえるかも知れませんよ。
(そもそも△があるのすら分からないけど…)
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。参考になればとても嬉しいです。
試験合格はゴール地点じゃなくて、あくまでスタート地点。店舗にジャッジのお願いをしたり自分でCS開いたり、自分の都合もあるとは思いますが、これから共に頑張りましょう!
そして別にジャッジにならなくても勉強したことはプレイヤーとしても将来十分に役立ちます。
タマシード/クリーチャーは特定の条件下だとキャンベロやゾージアのロックを貫通して複数体展開することができたり、ブラキオ樹龍はデスザークの無月の門やラビリピトをもロックできたりなどなど。裁定を知っていたからこそ勝てた場面もいっぱいありました。
無事合格のメールが届くことを心待ちにしています。僕はいつでも応援していますし、分からない事があったらDMなどで相談してくれれば喜んでいきます。
さぁ、そこの君も!鉛筆を持って机に向かって!
デュエマ・スタート!
おしまい。
最後の方でもいいから、とりあえずDG〜ヒトノ造リシモノ〜の裁定は覚えた方がいいよ。あとはサバキZ関連の裁定を覚えるのもマストだね。
いやいや違うよ、勧誘じゃないよ?誘発型能力だったり、呪文やクリーチャーの処理、ST、GS、SB、サバキZの処理順やアクティブ非アクティブの優先順位だったりで結構大事な要素を学べるからね。
僕みたいなサバキZに執着した人種がどのCSにも一定数いるしサバキZを組んで実際に回してみるとジャッジ対応もしやすくていいよ。もちろんDMとかで質問くれれば全然プレイングも教えるからね。
そして、サバキZのnoteもいっぱい書いてるから時間があればよんでくれると嬉しいです。
そして………
サバキZを組もう!!!!!!!!
ごめんなさい。