小豆島のクラフトコーラ その4 タコーラ誕生!
なかなか手強かったコーラナッツの配合もうまくいき、納得いく味に仕上がったうちのクラフトコーラ。
あとはその名前とデザインを決めるだけ。
小豆島といえばオリーブ。
「オリーブコーラはどう?」
「ない!」
みゆきちゃん、思いっきりの却下。
「小豆島コーラ」「ない!」
かぶせるように却下。
そして「タコーラでいいんじゃない」と。
まぁ、ゆるくて、うちらしいし、それでいいか(笑)
「デザインはどうしよう?」
「それはやっぱり、まりやちゃんでしょ」
まりやちゃんは昨年春のコロナ禍突入後、うちが大きく方向転換(ランチを辞め、珈琲とおやつの店として舵を切った)する前まで手伝ってくれていたスタッフで、ケシゴムハンコ作家さんでもある。(屋号は「えいえい堂」)
まりやちゃんの作品は素朴であったかみがあってとても好きだ。
うちが使うハンコはいつもまりやちゃんにお願いしている。
「まずはタコと梅とレモンとコーラっていうお題でまりやちゃんに自由に作ってもらおうよ」
まりやちゃんの感性はとてもやさしく素敵で、するどい感覚を持っている。
こちらのイメージを的確にくみ取ってくれるので、へたにこちらからデザインを指定するよりも、まりやちゃんに全ておまかせしたほうが良いものが出来上がるのだ。(といえば聞こえがいいが、丸投げとも言う(笑))
まずはラフ案を作ってもらい、このご時世ならではのオンライン会議なるものを何度も重ね(僕らもまりやちゃんもそういうものは苦手なのだが、なかなか新鮮で面白かった)、ようやくハンコが出来上がった。
出来上がった作品(そう。作品といっていいぐらいの素晴らしいハンコだった!)は、穏やかな瀬戸内海とシャシャシャの旭日(みゆきちゃんの表現を見事に再現)をバックに、今にも動き出しそうなリアルな(といっても可愛げのある)タコが梅とレモンを持って歩いていた。
そして商品名「タコーラ」に「島の梅とレモンの」が加わり分かりやすく親しみやすくなった。
出来上がったハンコを所蔵のインクとともにまりやちゃんが持ってきてくれて、試し押しをすることになった。
赤。オレンジ。黒。黄。青。緑。
どの色もいい!そのままステッカーにして、いたるところに貼りたくなるくらいいい!(笑)
「でもやっぱり緑が一番しっくりくるね」
赤や青も捨てがたかったけど、うちのタコーラは緑のラベルに決定!
日本各地のクラフトコーラと一緒にうちの緑ラベルが並んでいるところを妄想してしまった(笑)
そういえば、封かんのシールはどうしよう?
「そこはうちのロゴでいいんじゃない」
「僕もそう思ってった」
うちのロゴ。実はすごい人に作ってもらっているんです(つづく)