小豆島のクラフトコーラ その1 コーラをつくってみよう
「コーラ作ってみた」
みゆきちゃん(奥さん)の手には、シュワシュワと怪しい香りのする液体。
「えっ!コーラって作れるの?」
いつも、彼女の食べ物に関する探究心や知識には驚かされる。
とりあえず、まずは一口飲んでみる。
ゴクッ。
おー!コーラと言われれば、確かにコーラ(笑)
なんと。コーラというのは作れるらしい。
赤や青がトレードマークの会社が生産している、体に悪いかもしれないけど、たまーに飲みたくなるあの液体だけではないのだ。
みゆきちゃん曰く、スパイスと柑橘類を煮込んだシロップを炭酸水で割ってつくったそうだ。そして巷ではこれがクラフトコーラと呼ばれ、話題になっているらしいと。
これって小豆島にぴったりの飲み物なんじゃないか!
穏やかで晴れの日が多いここ小豆島は柑橘類が豊かに実る。
柑橘類の旬である冬になると、近所の産直市場には温州みかんから始まり、デコポン、ネーブル、はるみ、きよみ、せとか、ハッサク、ブンタン、レモン、ダイダイetc. たくさんの柑橘類が並ぶ。
そして買わずとも、知り合いから「食べ助けや」とたくさんの柑橘をもらうことになり、家には柑橘類がたまっていく(笑)
うちの畑(亡くなったばぁちゃんが残してくれた)にもレモン、ライム、ユズ、ダイダイ、キンカンなどの柑橘を植えていて、毎年、無農薬(ほったらかしとも言う)で育てた柑橘を収穫することができる。
前々からうちの店では島のレモンを使って作った自家製レモンシロップのソーダを提供していて、これはこれでおいしいのだが、クラフトコーラにもちょっと魅かれる。いや、かなり魅かれる。
よし、クラフトコーラ作ろう!
最近、クラフトコーラが各地の地域おこしに起用されたりと、やや二番煎じ的な気配漂うが、うちオリジナルのクラフトコーラを作ろうと、年明けからタコのまくらクラフトコーラ計画はスタートしたのであった。(つづく)