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珈琲のブレンドについて

カフェでずっとご飯を作ってきたからか、ブレンドって料理だなって思う。

おいしい料理にはまず素材、そして調理の方法が大切だ。

甘み、塩み、辛み、酸味のバランスはもちろん、一つまみの塩を加えるだけで甘みがぐっと増したり、ほんのちょっぴりクミンで一気に異国の風味になったり、素材と調味料、スパイスの加減で一気においしさに幅がひろがる。

珈琲のブレンドも僕にとってはそんな感じ。

珈琲の味は生産地や農園ごとに、そして焙煎の違いによって、ナッツやチョコレートのような後味を感じたり、花のようなよい香りが鼻の奥を抜けていったり、カシスやレモンのような酸味がしたり、ほんのり甘みを感じたり、ほろ苦かったり、千差万別だ。

それぞれ単品で飲んでももちろんおいしいのだが、それをブレンドにする理由は単品で飲んだ時よりももっとおいしくするためだと思う。

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例えば僕が使っているブラジルのお豆はホッと一息いれるときに飲むにはぴったりの穏やかで優しい味わい。

そこに爽やかでちょっと酸味の効いたグアテマラのお豆を加えると、ぼんやりとしていたブラジルの珈琲がぐっと引き締まり、さらにおいしくなる。

炒め物の最後に少しお酢を入れるような感じ(笑)

ブレンドするお豆の相性やその割合なんかを試すときはまるで理科の実験を思い出して楽しい。(理系なもので)

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もしお手元に何種類か珈琲があるのなら、マイブレンドを作ってみるのも面白いですよ。ぜひお試しあれ!


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