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タコのまくら 日々の暮らし

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私と奥さんと息子のなにげない日々の暮らし
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#小豆島

カンタティモールを観て衝撃を受ける

カンタティモールを観て衝撃を受ける

ティモール。数年前までは、どこにあるかも知らなかった国。

珈琲を知るようになってから、ようやくそこがアジアの国だということがわかった。

そして、数年前「カンタ!ティモール」という映画の存在を知って、独立するために紛争があったらしいというくらいの情報を得ていた。

しかし、その時には映画を観る機会を逃し、東ティモールのことはよく知らないままだった。

数日前、みゆきちゃんが「こんなのあるよ」と「

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Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その5

Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その5

岬を回り込むと、これまでの穏やかな海から一転。一面白波の世界となった。

しかし次の目標地点である岬の先端部まで、大きな湾となっているため、風を避けて進むようなことはできず、ここを突っ切っていくしかない。

(時間に余裕があれば、岸沿いを北上し、湾の奥側を進むルートもとれたのですが、今回は1日で島1周という時間の制限があったため、湾口を突っ切るルートをとらざるを得なかったのです)

強い向い風のた

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Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その4

Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その4

そういえばKayakとSUPの説明をしていなかった。

カヤックはカヌーの1種。舟の真ん中に穴が開いていて、そこに座る。棒の両端にスプーンのような部分がついたパドル(ダブルパドル)と呼ばれる道具を使って、舟の左右を漕いで進む。

一方、SUPはStand Up Paddleboardの略。フィンのついたボードの上に立つ。パドルはシングルパドル(長い棒の先にスプーンのような部分が1つだけついている)

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Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その3

Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その3

西の空にもうすぐ新月を迎える薄い月が浮かんでいる。

グゥワーと一声鳴いて、大きな海鳥が波一つない穏やかな海を飛んでいった。

11月2日。時刻は早朝5時。この時期、辺りはまだ真っ暗。

暗い中、ヘッドランプの明かりを頼りに出発の準備を始める。

今日はKayakとSUPで小豆島を1日で1周する。

Kayakが僕と小豆島ふるさと村のインストラクターの佐倉さん。SUPがシマアソビの大地。島の海男3

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Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その2

Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その2

地図を広げて小豆島をみる。

小豆島は横から見た牛のような形をしている。牛の頭となる部分が1つの島になっていて、胴体部分(前足、後ろ足、しっぽもある)と橋でつながっている。

ちなみに、その間は世界一幅の短い海峡としてギネスブックに記載されており、橋を渡ると役場で横断証明書をもらうことができる。

入り組んだ形をしているため海岸線の長さは約120km。

僕のカヤックのスピードはのんびり漕いで時速

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Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その1

Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その1

小豆島は瀬戸内海の島々の中では淡路島に次いで2番目に大きい。

牛を横から見たような形をしていて(南側の海岸線は入り組んでいる)、海岸線長は126kmになる。

10月の終わり、この小豆島をKAYAK & SUPで1周しようと友だちの大地から誘いを受けた。

しかも1日で。

さらに11月に。

大地は小豆島の北側にある小部キャンプ場でSUPのガイドをやっている。

(詳しくはシマアソビHPを参照

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保育園にいきたくない

保育園にいきたくない

うちの坊ちゃん、来月で3歳になります。

早いですね。たまに昔の写真を見ると、こんなに小さくってかわいかったんだなって思います。

いや、もちろん、今もかわいいんですよ。

ただ、この時期のお子ちゃんアルアル。うちの坊ちゃんもイヤイヤ期絶賛真っ只中というやつで、イラっとすることも多々ありなのです(笑)

奥さんが早朝仕込みなどで家にいないとき、たいてい泣いて起きるんですが(坊ちゃん、1人で寝てると

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小豆島の山岳霊場 その1 西之瀧

小豆島の山岳霊場 その1 西之瀧

小豆島には四国88ヶ所霊場とは別に、島内に88ヶ所の霊場があり、毎年たくさんのお遍路さんが島を訪れる。

僕が子どもの頃(もう45年くらい前になりますが・・・)には、今よりもたくさんのお遍路さんが島を訪れていて、実家のすぐ横のお寺からお遍路さんの鈴の音が聞こえると、あわてて家を飛び出し、「お遍路さん、豆ちょうだーい」と駆け寄っては、お菓子をもらっていたものだ。

(お接待ではなく、逆接待(笑)。そ

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父の精霊舟

父の精霊舟

今年のお盆はずーっと雨。

それでも、うまい具合に、ご先祖様を彼岸へお送りするお盆最終日の夕方には雨が上がり、今年もまた穏やかな海に精霊舟を流すことができた。

そう。小豆島では(海沿いの集落では)精霊流しは海で行う。

この精霊舟、僕が子どもの頃(といっても40年以上も前のことですが・・・)はじぃちゃんが藁で作っていたような気がするが、今では木でつくられた立派な精霊舟がスーパーの店頭に山のように

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梅雨時の散歩

梅雨時の散歩

セミも鳴き始めたし、晴れ間がみえると一気に夏っぽくなりますが、いまだ晴れたり曇ったり雨が降ったり、梅雨のさなかの小豆島です。

どんより曇り空の散歩はいつも家のそばの小さな漁港に行くのが定番。

まずは今日の海チェック。

瀬戸内海は本当に穏やかです。風のない日はまるで鏡のように空と雲を映します。

この時期は、ぼんやりかすんだ海の上を行きかう船、そしてその向こうにうっすら見える四国の山が幻想的で

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城山散歩

城山散歩

うちの家のすぐそばに城山(しろやま)という標高100mほどの小さな山がある。

頂上の展望台まで約15分ほどで登れるお手軽ハイキングコースがあり、ここ最近の我が家のお気に入りの散歩コースとなっている。

とはいえ、15分というのは大人が普通に歩いての時間なわけで、小さな子どもが一緒だと全くこうはいかない。

うちの奥さん曰く。

「男はみんな棒が好き」

そう。なぜか男は棒があると手に取らずにはい

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カレーを食べに行く

カレーを食べに行く

我が家はカレー好き。

日本人ならみんな大好きルーカレーも、スパイスから作る香り高いスパイスカレーもどっちも好き。

食の細いうちのぼっちゃんも、カレーとなると噛むのも忘れて飲むように食べる。

カレーマジック!

そんな我が家の大好物のカレーを野外で食べるイベントがあるっていうので喜び勇んで参加してきました。

会場は島の穴場、有機野菜を栽培・販売し、農業体験もできる民宿も営む有機園。

そして

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正月に山に行く

正月に山に行く

毎年お正月になるとなぜだか登りたくなる山がある。

それは飯神山(いかみやま)。

標高267mのそれほど高くはない山だが、頂上まで登ると大きな岩があり、そこから眺める瀬戸内海の風景は絶景だ。

「ご飯の神さまの山」

なぜそんな名前がついたのか不思議だが、頂上でおにぎりでも食べたくなる。

(ちなみに小豆島は瀬戸内海の島の中で、大きさは淡路島に次いで2番目だが、最も高い山は淡路島よりも高い(標高

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餅つきをする

餅つきをする

小豆島に帰ってきて以来ずっと、年末になると餅つきをやっている。

いまどき珍しい臼と杵を使ってのクラシックな餅つき。

僕が子どものころ、毎年年末になるとじぃちゃんちに親戚一同が集まって餅つきをやっていた。

かまど(簡易的なものだったけど)にくべられた薪から立ち上る炎と煙、せいろから沸きあがるお米のいい香りのする蒸気。

あれやこれや笑いながら忙しそうに作業するおばさんたちとビール片手に米が蒸さ

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