高等教育を分析するって?
高等教育の情報公開
近年になって大学を始めとした高等教育機関の情報公開が必須化して、高等教育の内実が一般に公開されつつあります。
大学に限らず、高等専門学校や専門学校でも情報公開が必須化した為に、情報公開の業務で多忙になり、他の業務を圧迫しているという笑えない話があります。そこまで苦労して作った公開資料も、発表したところで、専門用語が多く、高等教育の内部の人しか理解できていない事が多いのが実情です。そこには情報の羅列に過ぎないものもあるからです。
高等教育を理解するとは
一般の教育問題には永い歴史があるので、難しい文科省などの行政文書や教育学者の論文を分析して、一般に噛み砕いて説明するアナリスト的な民間人が多くいます。
それに対して、高等教育については研究自体がここ四半世紀くらいに急成長した若い分野で、専門の研究者は近年増加していますが、アナリスト的な民間人はまだそれほど育っていないのが実情の様です。
そこで、私は決意しました。今後高等教育の「ヌルい」民間アナリストとしての業務を副業としてやっていこうと思います。高等教育研究の発芽期に研究を行っていましたし、大学職員時代には黎明期だった評価に関する業務の経験もあるので、やろうと思えば出来ない事ではないと思います。最初は分析が稚拙になる事も多いと思いますが、長い目で分析の腕を磨き、「ヌルい」ながらも記事の質を高めて、それが有料記事にしても自信が持てるほどの物に結び付けば幸いです。やっている人をネットで見つけられないなら、自分がやればいいとの論法です。
ヌルいアナリスト的な分析とは
あえて「ヌルい」分析を行なうと謳ったのは、専門用語を羅列するのを出来るだけ避けて、一般化した言葉に置き換える事に心がけ、出来れば高校生でも理解できる様な説明に徹して、高等教育を受験生から一般の人まで気軽に議論できる環境を作りたいとの思いからです。
進学の情報として、事業と高等教育機関のアクセスのきっかけに、社会教育との連携の参考など、色々な場面で参考になるような情報を提供する事を目指して、情報提供を行っていきます。
マガジンにも新たにヌルい高等教育分析を加えますので、よろしくお願いします。