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1歳0ヶ月 子どもが腸重積になった話

息子が1歳0ヶ月のときに腸重積になった。
腸重積は腸の一部が隣り合う肛門側の腸に入り込んで閉塞する病気である。ざっくり経緯は以下の通り。

  1. アデノウイルスに感染する

  2. 高熱が3日ほど続くが、少し落ち着いた。その日の夜(金曜日)から土曜朝にかけて突然の泣き。(20分に1回くらいの頻回)

  3. 朝方になって嘔吐が止まらず、激しく泣いてその後ぐったり、を繰り返す

  4. 朝7時頃に消防に電話し、直接小児の救急病院に電話をするよう言われる

  5. 小児の救急病院に症状を伝えるも、救急性は低いとされ、当番医の受診を進められる

  6. 土曜日に受診できる小児科の当番医に連れていく

  7. 症状を伝えたところ、小児科医から腸重積が疑われることを告げられる。浣腸後、血便を確認。

  8. 最初に電話していた地域の小児科救急を紹介され、連れて行く

  9. 超音波検査で腸重積が確定、高圧浣腸により整復を試みるも、一部戻らず。

  10. 小児外科がいる病院へ転院することになり、救急車で移動。

  11. 高圧浣腸での整復を再度試みて、無事元に戻る。

  12. 一晩経過観察ののち、帰宅。

メモ
・腸重積を発症した際、息子はアデノウイルスに感染していた。この病気は、小腸と大腸の境目付近で起こることが多く、原因はほとんどわかっていない。しかし風邪をひいた後に症状が出ることがあり、リンパ組織の腫れが関係していると考えられている。
・病院に行く前に下痢をしたので念の為便の様子を写真に撮っていた。
自分では気づかなかったが、病院で見せると血便があるようだと指摘を受けた。確かに、いちごゼリー状のものが混じっていたが素人が確認するのは難しかった。
・腸重積の症状の特徴で、突然の不機嫌、泣きじゃくるとある。これはお腹が痛くて不機嫌になったり泣いたりするのだが、1歳で言葉が喋れないので泣くしかない。
突然の不機嫌や激しく泣くなど、小さい子だと色々原因が考えられるので、不機嫌=腸重積と判定するのは難易度が高いだろう。ただ違和感は覚えると思うので、その後嘔吐や血便を確認したら腸重積を確信するだろう。
激しく繰り返し泣く時は受診を考えた方がいい。ただしそれだけだと救急病院に行くのは難しいので、腸重積を疑っているとあらかじめ伝えられた方がベター。
・小児外科がいる場合、万が一破れても開腹手術が可能なため高圧浣腸の圧力を高くすることができると説明を受けた。小児外科がいる病院はそう多くはないので、転院することになったが、遠方だったため開腹手術等になった場合入院期間の付き添いどうすればいいんだろう、と漠然と不安になった。

この時は幸い整復後に再発しなかったので、そのまま退院できた。再発することもあるので心配だったがその後5ヶ月ほど経って無事に過ごせている。



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