『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』感想
2025/01/23 に発売された『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』をひとまずクリア(強化・コレクション要素以外はコンプリート)したのでとりあえずの感想メモ。前作プレイ済みで前作も今作も Switch 版をプレイ。
超快適な探索システム
『エンダーリリーズ』の時から快適だったマップシステムは今回もめちゃくちゃ親切・快適で最高だった。突破にスキルが必要になる障害物やアイテムをマークしておいてくれたり、探索が完了したマップの色を変えてくれたり。マップ探索はただただ彷徨うのに時間だけ過ぎるとストレスになってしまうのでこれくらいが自分にはちょうどよい。
今作から追加された装備やレリック強化も探索を進めたり道中の敵を倒すモチベーションになってよかった。特に奥義がレリック強化用の素材を落とす条件の 1 つにあったことで道中でも奥義を積極的に使う理由ができたのが上手いと思った。
唯一戸惑ったのは根源の地の毒エリア突破の正解が回復によるゴリ押しだったこと。毒ダメージ軽減レリックがあるだろうと思っていたらまさかないとは。まぁ前作も毒軽減があっても結局は HP と回復がないと攻略できなかった気はするし、ある意味無駄が減ったのかな。
ちょうどよい(少しやさしめな)戦闘難易度
戦闘面(ノーマル)の難易度調整も絶妙で、道中は油断してるとやられる(ネズミ…)けど死にゲーという程では全然なく、ボス戦も何回かトライすれば十分勝てる、という塩梅でちょうどよかった。真ラスボスは一撃死攻撃もあって緊張感があった(もう少しレベルを上げるか防御重視の装備にしていれば HP 満タンなら耐えられそうなダメージではあった)。
自分は SP 特化の装備にして奥義の無敵時間を活用するスタイルでボス戦に挑むことが多かったけど、1 回試した攻撃ヒットで HP 回復 + 多段ヒット系スキルによる回復特化構成も面白かったし、New Game+ やボスラッシュがきたらいろいろ試してみるのも楽しそう。
説明不足を感じるストーリー
システム面が非常に快適だったのは裏腹に、ストーリーの方は説明不足を感じた。断片的な記憶や記録をメインにする語り方は雰囲気があるし、後半に「あれはこういうことだったんだ」と謎が解決していく感じは好きなんだけど、今作はケイン、アベリア、ヨーラン、リリア辺りが何を考えていて何をしようとしていたのかがクリアした今でもイマイチ理解できていない。探索・戦闘のプレイ面が楽しすぎて進行を急ぎすぎてしまった、というのもあるかもしれないけど。。再プレイのときのためにわかっていない点をいくつかメモしておくと、
ライラック
根源の地に捨てられていた経緯は?なぜ?いつ?誰に?
ゲーム開始時点で地下実験場跡にいることになったのはなぜ?
ケイン
なぜホムンクルスに結界の維持あるいは破壊という選択を委ねようとしたのか。
アベリア
デクロイに巫女の検体を送っていた目的は?この巫女の検体の出どころは?
ケインと共同で天傘の塔を作った目的は?
リリア
どういう経緯で最終的に根源の地に繋がれる状況に至った?
ヨーラン
人なのか?最後のライラックとの会話から、ホムンクルスではなさそうだけど、目の光り方やタバコみたいなアイテムの話から純粋な人という訳でもなさそうな…?アベリアの魂が乗り移っているみたいな話もしていたような(完全にうろ覚えなので嘘かも)。最後の会話をちゃんと覚えておくべきだった。
その他
BGM の雰囲気は相変わらず素晴らしい。
Switch 版でもファストトラベルやゲームオーバー時のロード時間・場面転換は十分に速くて快適だった。若干、メニューの切り替えにもたつくところがあったかも?くらい。
気が早いけど、三作目も出たら嬉しいな。