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2020年読書日記5&6

『勝負の分かれ目』と『2050年のメディア』

文藝春秋出身でいまはフリーランスになった下山進さんの著書。前者は時事通信、日経、ロイター、ブルームバーグによる経済ジャーナリズムおよびビジネスにおける文字通り成功と失敗の瞬間が描かれています。最後の時事通信記者の過労死の話がせつなすぎます。後者は昨年末にも紹介しましたが、読売新聞の事業戦略を軸にして日経や共同通信、ヤフーニュースなどのメディアがどのような変遷をたどってきたかの残した一冊。どちらもメディアの人間なら読むべきものだと思うな。壮絶な歴史が50年代から続いて今に至っているプロセスと情景がよくわかります。編集者の端くれとして心が熱くなった本たちでした。


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