30歳のチェリーは魔法使い
好きになった彼が
慎重な人で
良かったと思う
ピュアな人で
良かったと思う
もし
私からの好意を知って
すぐに
深い関係になって
どっぷりとした関係になる人なら
今頃は
その波で
私は
今こんなに
冷静に考えたり
できないのだと思う
彼と出会ったことは
運命
初めて2人で話したときに
何か感じるものがあった
その後で
少しずつ
なんでかわからないけれど
惹かれる何かが
どんどん転がり込んできた
あの時に
キスをしたくなった感情は
心の底から
湧きあがった感情だった
…
相手が既婚者の時に
抑えなければいけない感情と
相手が既婚者ではない場合に感じる
好意の行き先を
私の別居と離婚調停を機に
彼の気持ちの変化は
あったのかな
…
彼は
子どもの頃
休み時間に
1人図書館で
ずっと本を読んでいたそうです
たくさん本を読んだって
私とは
正反対の
休み時間の過ごし方だな
私は
みんなとガヤガヤ
大騒ぎをして
休み時間を過ごす方だった
図書館で休み時間に本を読む
その世界観は
感じたことがなかったし
その当時
休み時間に図書館にいる人のことを
私は感じることもなかったと思う
好きになる人も
目立つ人が多かった
特に
学生までの時代は
でも今
なんでこんなに
違うタイプの人を
好きになったんだろうな
私の
今までの人生の
様々な
波瀾万丈なことを
何を話しても
驚かずに
聞いて相槌を打ってくれた彼は
私が
想像できないほどに
思慮深くて
今の私には
魅力的に感じる
…
子どもの頃に
なりたかったものとか
ある？
って聞いたら
夢とか
考えたことないですね
なりたいものとかない
って
若い頃の私なら
そんなことを言う人には
全く魅力を感じなかったと思う
でも
今の私は
そう言って
少し遠くを見る彼の
今までの人生とか
思いとか
色々考えてしまって
どうしようもなく
惹かれてしまう
…
あぁ
彼と2人の時間を
過ごしたい
彼と2人でいる時の
なんとも言えない
トキメキを感じる世界観
30歳まで
チェリー君だと
魔法使いになるとか
なんか聞いたことがあるけれど
実際
そうなのかもしれない
彼は
魔法使い並みに
不思議で
掴みどころがない人
…
明日は
朝礼の時しか
彼とは合わないと思うけど
でも
少し姿が見れるだけでも
…
こんな
中学生の恋愛みたいに
トキメクことが出来るのは
相手が
彼だからだなって
彼を好きになったことで
私は
本当に
ピュアな
あの頃に戻ることが
できている
…