KEIRINグランプリ2021展望
去年くらいから競輪にハマり始めまして。きっかけはリワード広告だったんですけど、そこからちょこちょこ賭けるようになって、ちゃんと展開を考えるようになったらガッツリハマりまして。少ない軍資金を駆使しながら、たくさん予想して買ったり買わなかったりしてます。ちなみに以下が先日の結果です。
さて、本日行われた 競馬の有馬記念 のようなレースが競輪にもありまして、それが「KEIRINグランプリ」です。
上記の通り、その年のGIレースの勝者と年間賞金ランキング上位の選手が集う、年末総決算の一発勝負です。
(ここからは選手名を記載しますが、基本的に敬称を略させていただきます。)
昨年は、日本の自転車トラック短距離競技における事実上最強のレーサー、 脇本雄太 のカマシ先行を皮切りに混戦となり、最後は外に振る選手が多い中を嘲笑うかのように内に突いた伏兵・ 和田健太郎 が勝利を収め、 20万車券が飛び出した ハズレ車券の飛び交う平塚競輪場、という絵面で年末を締めくくったのでした。
9名の精鋭による一発勝負は、12月30日に静岡にて
さて、今年の KEIRINグランプリ2021 。舞台は静岡競輪場に移され、年末の総決算レースが今年も開催されます。2月の 全日本選抜競輪 を制して早々にGP出場を決めた南関東のエース、神奈川・ 郡司浩平 。5月の 競輪ダービー(日本選手権競輪) を制した爽やかフェイスな今年の賞金王筆頭、広島・ 松浦悠士 。6月の 高松宮記念杯競輪 を制した遅咲きのやんちゃな苦労人、埼玉・ 宿口陽一 。8月の オールスター競輪 を制した自在の申し子、大阪・ 古性優作 。10月の 寛仁親王牌 を制した関東のスーパースター、埼玉・ 平原康多 。そして、11月の 競輪祭 を制した吉田三兄弟の長男坊 筆頭(20211228追記:吉田拓矢の上には競輪選手ではないお兄さんがいるそうです。実際は四兄弟だそうで)、茨城・ 吉田拓矢 。この6名に賞金上位の山口・ 清水裕友 、福島・ 佐藤慎太郎 、秋田・ 守澤太志 を加えた9名で、競輪界の最高栄誉が争われます。
そんなレースを、展開予想していきたいと思います。いろいろと妄想が入ってますが、割とオーソドックスな予想になった気がします。
免責:あくまで一個人の予想です
このエントリに描かれている競争風景はあくまで 2021/12/26 に @takoba が書いただけの予想です。あくまで一個人が綴った不確実な未来予想であり、掲載された情報はあくまで一個人が調べて記載したものになります。つきましては、このエントリに記載した情報を利用したことによるあらゆる損害等につきまして、理由の如何に関わらず @takoba は一切の責任を負いません。その旨をご了承の上、あくまで娯楽として、またはご自身の予想の"あくまで"一助としてご覧いただければと思います。
スタートは中四国。期待の関東トリオは後方から
競輪は"ライン"と呼ばれる並びを作って周回し、前半から中盤はラインを活かした競争を行うが、最後は個人戦のような必死の競争に転換する。古くは日本の自転車トラック競技の第一人者である、"九州のハヤブサ"こと福岡・ 中野浩一 の強さをどうにか打破しようと苦心した、関東や南関東の選手たちで構成された"フラワーライン"からラインの歴史が始まるが、それはまた別のお話。というか フラワーライン - Wikipedia が詳しい。
発走後の並びは以下の通りに予想。ラインごとに行を分けており、上段から先頭を走る。先頭行の左側にいる選手が先頭で、最終行の右側にいる選手が最後方だ。
❾清水裕友 ①松浦悠士
❹古性優作
❷郡司浩平 ⑤佐藤慎太郎 ⑥守澤太志
❼吉田拓矢 ⑧宿口陽一 ③平原康多
自ら希望して内枠を選んだ1番車の①松浦悠士がS(スタンディング。スタートから25m先に引かれたラインを先頭で通過した選手にマークされる)を獲る確率が高く、中四国のゴールデンコンビは前目からのスタート。単騎の❹古性優作は切れ目の3番手または4番手からのスタートが予想される。南関1車の❷郡司浩平に北日本2車が続く混成ラインが初手中団、話題の関東GIウィナートリオは後方からのスタートになりそう。
前提、KEIRINグランプリはGI決勝の400m6周回から1周増え、1周400mバンクを7周回する。スタート直後の25mを含めた約2,825mで争われる。
競輪の先頭固定競争は、前半の周回では誘導員と呼ばれるペースメーカーが先頭を走り、赤板周回(残り2周となる6周回目)までは誘導員を追い抜いてはいけない。赤板周回のバックストレッチ、つまり残り1周半になると打鐘(だしょう / ジャン)が入り、レースは本格化する。
関東トリオの積極駆けに、他のラインは気後れか
さて、本題に戻る。青板周回(残り3周となる5周回目)後半、関東トリオが前団を伺いに上昇気配。赤板周回に入るタイミングで、誘導員を退避させつつ❼吉田拓矢が先頭に躍り出る。単騎の❹古性優作は4番手に切り替え、❷郡司浩平はそれに続く。その煽りを受け、❾清水裕友は後方に下がると思われる。
そして、打鐘。先頭を駆ける❼吉田拓矢は"死に駆け"と呼ばれる積極先行に出ることが予想され、レースはスピードアップする。❷郡司浩平は前々に仕掛けたいが、スピードアップした流れに対して冷静に中団を守るか。ここで強引に仕掛けると、⑧宿口陽一または③平原康多に横(に動いてスピードを殺させたりする動き)を喰らう可能性があり、悪手になりそう。❾清水裕友は大人しく後方待機か、はたまた盟友である①松浦悠士を前々へ連れて行くかがターニングポイントとなりそう。前者を選ぶと厳しい流れになるが、終盤の捲り一発で勝負権が得られる可能性が残る。後者を選ぶと、①松浦悠士は残るが自身は勝負権を失くす。仮に前団に攻め上がるならば、中団の混成ラインと重なるか牽制として外に膨らまされるなどして、大外に回る形になり脚力を消耗しかねない。
独走の関東トリオが完璧な競争を披露し、東北勢が続く
最終周回ホームストレッチ、依然果敢な先行で魅せる❼吉田拓矢が先頭。追走する番手の⑧宿口陽一に3番手を固める③平原康多。その背後には、したたかに脚力を温存する❹古性優作の姿がある。第2コーナー、バンクのカントを利用した加速で❷郡司浩平が反撃の一手に出る。バックストレッチでグンと伸びる❷郡司浩平、合わせてショート捲りを発動する内の⑧宿口陽一とその外から❹古性優作。ゴールデンコンビは後方に置かれるか、❷郡司浩平に続いて進軍か。
第3コーナーで内の⑧宿口陽一に続く③平原康多が外へ牽制し膨らむ動き、❹古性優作がそれによって外に膨らみ、さらに❷郡司浩平もそれによって外へ膨らむ形に。それによって内が空き、第4コーナーでは③平原康多の内に戻る動きと⑤佐藤慎太郎の番手から内を突く動きで先頭争いが激化。⑧宿口陽一は③平原康多のために内を開ける。
最後の直線、③平原康多と⑤佐藤慎太郎の伸び比べ勝負となり、最後は❼吉田拓矢と⑧宿口陽一によってお膳立てされたレースを③平原康多が物にして、悲願のグランプリ王者に輝く。2着は⑤佐藤慎太郎、3着には追走する⑥守澤太志か脚を貯めた❹古性優作が突っ込んでくるか。不発のゴールデンコンビは①松浦悠士が最後に突っ込むかどうか、といったかんじで勝負権はなさそうと読んだ。ちなみに、⑤佐藤慎太郎の御株を奪うかの如く虎視眈々とした動きで追走する⑥守澤太志の割り込みも想定されるが、先日の広島G3で落車し右肩鎖骨を骨折した影響もあり果敢な競争は期待しづらく追走までとした。
おわりに
ぼくの結論は平原康多の悲願の勝利という結末になりました。みなさんはどのように予想しますか?KEIRINグランプリは年に一度のお祭りですので、好きな選手から買ったり、好きな数字を並べてみたりと、自由に楽しむことをオススメします。もしこの展望エントリを参考にして当たったら、少しだけサポートしてくれるとうれしいな〜〜〜😇
それでは素敵な競輪ライフを!🚴♀️🚴🚴♂️
参考
ご覧いただきありがとうございます。サポートの使い道は特に決まっていませんが、筆者の食事代になり、新たな「おいしいやつ」が紹介されるやもしれません。