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南藤辰馬という漢

タコ/tako

花園近鉄ライナーズの22-23シーズンが終了しました。

毎年のことですが退団される選手が発表されました。

巷ではフィフィタ選手の移籍が騒がれています。

天理大を大学チャンピオンに導いた彼がまさかライナーズに入るとは思ってませんでした。
短い期間ではありましたが大きな喜びと小さくない混乱をもたらしてくれてワクワクさせてくれてありがとうございました。

またライナーズを支えてくれたベテラン選手も勇退されます。

箱推しなのであまり選手個人にフォーカスすることはないのですが個人的に一番思い入れのある南藤辰馬選手について少しだけ。

南藤選手は伏見工業から帝京大へ。
大学チャンピオン4連覇の世代です。
同学年にはお笑い芸人のしんやさんが一学年下には竹田 宜純選手がいます。
またパナソニックの坂手選手と幼馴染だったりします。


ライナーズの同期に宮田さん、辻さん、山口さんとU20の代表が3人も入った黄金世代です。

（すでにお三方とも勇退されてます）

輝かしい同期に比べるとやや地味に見えますがルーキーイヤーからメンバーに抜擢されて活躍。
バイスキャプテンも経験されます。

南藤選手はプレイヤーとしての特徴はバランスが良く何でもできます。11〜15をカバーできますが

足も木村選手ほど速くない。
片岡選手ほど強くない。
竹田選手ほどキックも飛ばない。

です。（失礼や）

また同じく勇退される森田選手に比べると地味なキャリアかと。（謝ろう）

ですがライナーズには欠かせない存在でした。

私が南藤選手を見て印象に残ってるのは

角度をつけたラン

万博でのパナソニック戦で見せた宮田選手とのコンビで見せたラインブレイク。

想いだします（涙）

記念すべきDiv1初勝利での神戸戦でもナイストライ。（号泣）

でも一番覚えてるのは

バックスとしてかけ続ける声
決して手を抜かないプレー

なんです。

よく通る声でディフェンスラインを指示する声は安心感がありました。

一番印象に残ってるのはトモさんの100capだったかと思いますがドコモ戦での何気ないプレー。

重光さんが自陣からタッチキックを蹴ったのを唯一しっかりチェイス。ノータッチになりましたがキャッチしたドコモの選手をタックルしマイボールラインアウトに変えたプレー。

ほんとに派手さのかけらもない恐らくご本人も覚えていないであろう地味なプレー。

これが南藤選手なんです。

このプレー以降注目するようになりました。

目の前のプレーに手を抜くことなくやり続ける。

ジョシュの代名詞、コンバージョンキックへのチャージも南藤選手がやり続けてきたことの一つです。

負傷者が出ればその穴を埋め体を張り続ける。（一回、試合中のアクシデントでフランカーに入ったような…）

本当に頼りなる選手なんです。
HCならチームには絶対いてほしいはず。（知らんけど）

帝京大を率いた名将岩出さんもこう仰ってました。

AB問わずリーダーシップを発揮してチームを引っ張り歴史を積み上げてくれた。

下記、YouTubeより

（若い・・・竹田選手も若い・・・）

決して派手さはありませんでしたが常に全力を尽くしてチームに貢献する姿はまさに

近鉄漢

南藤選手の大きな背中を見た後輩達が必ずライナーズをもっといいチームにしてくると思います。

帝京の先輩滑川さんのようにレフリーもされていたのでそろそろなのかなぁと思っていたのですがやはり寂しいです。

南藤選手の新たなステージでのご活躍を心よりお祈りしております。

お疲れ様でした。
10年間、本当にありがとうございました。

＊多分ご覧になることはないと思いますが失礼なこと書いて申し訳ございません・・・

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