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英語のお勉強

中学生のとき、英語と数学がとてつもなく苦手だった。数学はどうしようもないわって思っていたけど、英語はどうにかすればいけるっていう感覚があって、なにかしら勉強をしていこうと思った。

英単語とかそういうのは続かないので諦めた。

洋楽を聞き始めた。洋楽を聞き、耳を英語に慣れさせ、歌詞の日本語訳などで覚えていくという魂胆だ。Inrockという洋楽雑誌も買って、当時はテイラーやらアヴリルとかBlueやらMAROON5、特にSimple Planが好きだった。AmazonもYouTubeもないし、田舎のCDレンタルには洋楽全然ないし、CDショップはジャスコの中にあるちっさいとこだし、なんならFMラジオも入らない。それでもなんとかしてCDを手に入れてハマっていった。

洋楽の難点は、カラオケで歌えないこと。みんなと一緒にカラオケに行くために邦楽も聞いた。邦楽ロックにハマっていった。

中学生のとき、親から古いデスクトップパソコンのお下がりをもらって、自分の部屋にパソコンがあるという当時ではなかなか羨ましがられる状況だった。

インターネットではほとんど英語サイトが多かった。洋楽のインディーズが聞けるサイトもあったし、ランキングとかもみたりした。当然、無限に出てくるウインドウやスマイリーが無限に出てきたり海外の男女のあれこれの対策もここで学んだ。

でも英語は上達しなかった。

次は海外の人とメールしたら上達するんじゃないかと考えた。海外のメル友募集サイトみたいなところに書き込んだ。何人かとやりとりをして結局1人とだけメールを続けた。確か年齢が同じぐらいで、ロシアの近くの小さな国だった気がする。日本が好きだったらしい。

中学生からはじめ、確か受験前には途絶えてしまった。

そしてFacebookが日本でも知られるようになったころの2009年にFacebookからメッセージが届いた。ちょうど10年前、19歳ごろのとき。4,5年ぶりのやりとりだった。懐かしくて嬉しくて、やりとりをした。

東京に遊びに来るって話があった。おすすめの場所はないかとか聞かれた。頑張っていろいろ教えた。東京知らなかったけど…。会うかどうかという話もあった。興味はすごいあったし、きっとすごい感動するだろうって思った。でもメールは英語を調べればいいのだけど、会うとなるとリアルタイムで話さないといけない、それにFacebookでは顔が見えてしまうけど、メル友っていう顔の見えない場所で仲良くなった人とは、顔を見ないまま知らないまま同じ関係性を続けたいなとも思った。

あのころメールでやりとりした人や掲示板とかでコメントし合った人たちはどっかですれ違っていたりするのかなとか。

そう考えるとこの10年ぐらいで、インターネットを通じて知り合った人と会えるようになっちゃったんだね。良いこと…なのかな?

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