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YouTubeタイムスタンプのリンク生成条件を検証した結果

YouTubeでは、動画の特定の時間にジャンプできる「タイムスタンプ」のリンクが自動生成されます。今回は、タイムスタンプのリンクがどのような条件で生成されるのかを調べた結果をまとめました。(2025/1/22時点)


1. 標準とする時間の表記の定義

標準とする時間の表記は、国際規格ISO 8601の拡張形式に基づき、次のように定義します:

  • 時間は「hh」、分は「mm」、秒は「ss」で表記。

  • 時(hh)は00から24の値を取る。

  • 分(mm)は00から59の値を取る。

  • 秒(ss)は00から59、および閏秒で60の値を取る。

  • 時分秒はコロン(:)で区切ります。

標準時間表記形式:hh:mm:ss

2. 前提

YouTubeの動画アーカイブは、12時間を超える配信については作成されないため、本来「12:00:00」を超えるタイムスタンプは不要です。しかし、今回はその制限を考慮せずに検証を行いました。

3. 様々な時間表記のタイムスタンプ

3-1. タイムスタンプとして認識されない表記

  • 1

  • 01

  • 1:1

  • 01:1

  • 1:1:1

  • 01:1:1

3-2. タイムスタンプとして認識される表記

  • 1:01

  • 01:01

  • 1:1:01

  • 01:1:01

  • 01:01:01(標準時間表記)

3-3. 別の時間で認識される表記

  • 1:01:1 → 「1:01」として認識される(秒部分が無視される)

  • 01:01:1 → 「01:01」として認識される(秒部分が無視される)

3-4. タイムスタンプ表記判定のまとめ

  • 時間の表記は必ずしも標準の形式(hh:mm:ss)である必要はありません。

  • コロン(:)を含む形式で、秒の部分が2桁であることが求められます。

4. 全角文字のタイムスタンプ

全角文字(例: 1:01) はタイムスタンプとして認識されませんでした。

5. 1行に複数タイムスタンプ

1行に並べて記載したタイムスタンプ(例: 1:01 1:01 1:01 1:01) はすべて認識されました。

6. 一般的でない表記

「1:60」や「1:60:00」のように、60秒を1分60分を1時間とみなして記載した場合、タイムスタンプとしては認識されませんでした。
閏秒については検証できなかったため、現時点では不明ですが、考慮しなくても問題ないかと思われます。

7. 24:00:00

「24:00:00」は、タイムスタンプとして認識されました。

8. 最小時間

認識される最小時間は「0:00」、「00:00」、「0:00:00」、「00:00:00」でした。

9. 最大時間

認識される最大時間は「99:59:59」であり、「100:00:00」はタイムスタンプとして認識されませんでした。

10. まとめ

  • 時間の表記は必ずしも標準とする表記(hh:mm:ss)である必要はありません。

  • コロン(:)を含む形式で、秒の部分が2桁であることが求められます。

  • 全角文字は認識されません。

  • 同じ行に複数のタイムスタンプを記載しても、すべて認識されます

  • 一般的でない表記(例: 1:60、1:60:00)は認識されません

  • 「24:00:00」は、認識されます。

  • 認識される最小時間は「0:00」です。

  • 認識される最大時間は「99:59:59」であり、「100:00:00」は認識されませんでした。

以上、この記事がYouTubeのタイムスタンプ作成時の参考になれば幸いです。

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