転部試験に落ちたけど、転部します。
去年の今頃、僕が持っていた選択肢はこの4つだった。
①大学に留まり、基幹理工学部で卒業を目指す。
②大学に留まりつつ、編入やAOでの入学を目指す。
③大学を中退し、就職する。
④大学を中退し、起業する。
あのnoteを読んでくれた色んな人が相談に乗ってくれて、一緒に他の選択肢とかも考えてくれました。そんな中で、出てきた5つ目の選択肢が、
⑤もう一年基幹理工学部に通って、
来年また転部を目指す。
だった。転部の制度は基本的に1回しかチャンスが無いから、ウルトラC的な選択肢。でもどうにかして大学に通い続けられないかと思い(通い続けたい理由は次のパートで)、選択肢を探り続けた結果見つけた可能性だった。自分でもビックリ仰天だけど、留年したことによって転部試験に再挑戦できるチャンスを手に入れていた。多くの場合は募集要項に「今年度入学した学部1年の正規生」といった旨の記述がある中、ある学部だけ"今年度入学した"という記載が無かった。それが人間科学部だった。
肝心な人間科学部の転部試験は面接試験一発。ペーパー試験が無いのは僕からしたら嬉しい。対人コミュニケーション(オンライン面接だけど)であれば得意だろうと意気込んで試験に臨んだ。久しぶりの面接っぽい面接に戸惑いつつも、なんとか30分で今までの経験から考えた事、これから成したい事を3人の面接官に伝える事はできた。"人事尽くして天命を待つ"ってこういうことなんだろうなぁと思いながら合格者発表までの数日を過ごした。
結果はなんと合格。倍率がそこまで高くはなかったものの、3人の合格者になんとか入っていたのは嬉しかった。また来年度からも大学生活を続けられること、やっと学びたい事に集中できそうなこと、ウルトラCの作戦を成功させたこと。とにかくなにもかもが嬉しかった。2017年に入学して4年目にして初の進級を成し遂げ、ようやく大学生活が始まるようなワクワクに満たされた。