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逃げ上手の弱虫。

僕は弱い。とてつもなく弱い。そして逃げるのがすごく上手い。たぶん。

『ぼくらの学校』をちゃんと団体として運営してきて丁度1年くらいになる。2018年の年末にやった「夢発見会議」を出発点に、第二弾もやった「大学ってこんなところだったんだ!」など、イベントをいくつか企画運営してきた。参加してくれた高校生も、協力してくれたメンターにも、ある程度の評価はしてもらったし、自分たちとしてもいいイベントが作れてる手ごたえはある。

ただ、はっきりしているのは、僕が作りたいのはイベント企画団体ではない。「学校」だ。

年末年始ごろから、どうやったらイベント企画団体から進化して、「学校」に向けて次のステージに上がれるか考えている。そこで自分の中で仮説として上がってきたのは、僕自身の覚悟が足りないということだった。他人の人生にコミットする事、直接的かつ明示的に影響を与えることに怯えているんじゃないかということだ。この先もしその人に困難が訪れたら、自分のせいなんじゃないかと考えてしまい、萎縮してしまう。その覚悟の足りなさが、ぼくらの学校の運営にも影響を与えているんじゃないかと考えた。

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そしてそれが先週、覚信に変わった。

今年一年間の方向性や運営方針を固めようと思って今いるメンバーと1on1で面談してた時。Nに、


僕は、ぼくらの学校を通して世界を変えたいんじゃなくて、その世界を変えるぼくらの学校のお手伝いがしたいんです。

と言われて、全てが腑に落ちた。
僕はこの一年、どうやったら今のメンバー一人ひとりが、ぼくらの学校を一番先頭で、僕と並んで引っ張っていけるかを考えていた。僕は、かれらがぼくらの学校を通して僕と一緒に世界を変えていきたい人たちだと誤解してたから、そうなってない状況は、僕のやり方とか場づくり問題があるのだと思っていた。

でもこれを言われた事で、それ以前の問題だったことに気付いた。そしてそのあと他のメンバーとも話したら、全員がNと同じ気持ちだということが分かった。どうやら問題が僕のやり方でも、場づくりでもなく、そもそも彼らとちゃんと対話をして、彼らの気持ちを聞き出せていなかった事にあったらしい。

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先週このことがあって、やっぱり僕って弱いんだなぁと再認識した。というのも、このことから僕が2つのことから"逃げ"ていた事が明らかになったからだ。

一つ目の"逃げ"は、彼らの気持ちを聞き出すのを怠っていたこと。やりたい事はもちろん聞いていたけど、それ以上のことは全く聞いていなかった。でもそれは恐らく、極論を言うとぼくらの学校に興味がない事を知るのが怖かったからだと思う。これは極論で、今一緒に活動している僕以外の4人も、興味ないことは無いし、ぼくらの学校の事を真剣に考えて、真摯に向き合ってくれている。

二つ目にして最大の"逃げ"は、僕が「他のメンバーも一番先頭で、僕と並んで引っ張っていってくれる」と思うことによって、先頭に立つことによって生じる責任を他のメンバーと分散させようとしていたことだと思う。もちろんそんな事を考えてそうしてた訳じゃないけど、今振り返ると、そういう心理が僕の心のどこかで働いていたんだろうなぁと思った。どんな言い訳をしようが、これはダサすぎる。

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でもお蔭様で、僕の「僕自身の覚悟が足りないんじゃないか」という仮説は覚信に変わり、僕の弱さが浮き彫りになった。それを直接じゃないまでも、気づかせてくれる仲間がいることは本当に誇りに思うし、幸せだなぁと思う。

2020年は、宮野雄弘にとっても、ぼくらの学校にとっても、次のステージに這い上がれる年にするために、いい加減覚悟決めて、突っ走ろうと思います。今いる4人のメンバーには感謝しかないし、その4人にとっても最高の2020年にすると心に決めました。

これからも温かく見守ってくれると嬉しいです。

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