見出し画像

新卒は27歳で迎えようと思います。

2021年3月現在、僕は22歳。2017年に大学入学以来、初の進級を控えている学部1年生だ。もしあと3年で学部を卒業できたとしたら、その時は25歳。でもその時に新卒でどこかに就職するつもりはあまりない。少なくとも、現時点では。学部を卒業してからもう2年、大学に居続けようと思っている。

僕が4月から在籍するのは、早稲田大学人間科学部の健康福祉学科。「特別支援教育から考える、生涯学習を見据えた学校教育の在り方」について学び、研究したいと思い、悲願の転部をした。色んなバックグラウンドで育ってきていたり、様々な特性を持った児童や生徒が増えてきている今、学校というシステムの中で教育活動をするためには、今まで特別支援教育で培われてきた知見を応用するべきだと僕は考えている。とりわけ発達障害や臨床心理学について学ぶことで、現在多くの学校において不足している視点や手法を明らかにすることができるはず。そこに特別支援教育によって培われてきた知見を応用することが、学校教育というシステムを現代にあわせて改革し、より多くの人が豊かな人生を送るための教育機関に変わっていくのに必要なことではないかと僕は考えている。
(最近発達障害に関する本ばかり読んでいるけど、本当に面白い。発達障害と診断された人、グレーゾーンの人に限らず、万人の生き辛さに寄り添える秘訣が隠れているように思う。)

話が少しそれたが、なぜあと3年ではなく5年なのか。
理由は単純で、3年後に学部を卒業した後に院に進もうと思っているからだ。というのも、「特別支援教育から考える、生涯学習を見据えた学校教育の在り方」を研究するのに、学部で残された3年だけだと圧倒的に足りないと思っている。特別支援教育や発達障害の勉強はそれなりにできるだろうけど、じゃあそれを応用して"生涯学習を見据えた学校教育の在り方"を研究するのには時間が足りなさそうだと感じる。あと、やっぱりどうしても現場を見てみたいという想いもある。研究フェーズに入ったとしても、学校教育の現場に身を置きながら、実践を通して自分の研究を進めたい。現場を知らないまま研究するのは性に合わないし。だから、非常勤講師として働きながら院生ができればいいと考えている。

既に3年も時空を歪めているのに、卒業を更に送らせるのかと思う人も沢山いるでしょう。いつまで親のスネをかじるつもりなんだと。でもご心配なさらず。親のスネはかじりません。僕の母校の制度をフル活用しようと思っている。無事学部で教職課程を終えて教育免許を取得することができて、大学院在学中に母校で非常勤講師として働ければ、なんと大学院の学費を免除してくれるらしい。優秀な教員養成を目的に、長く続いている制度らしい。そんなの活用するしかないじゃん!?お金をかけずに研究をさせてもらえて、更には教育の現場にも携われて。僕からしたらいい事尽くしの制度でしかない。どういう採用方法が取られているかは分からないから、現時点ではただの希望に過ぎないけれど。

2年休学して、1回留年して、更に院に進もうだなんて、親不孝者でしかないかもしれない。でもやっぱり自分がワクワクすること、自分にとって大切なことには素直でありたいし、環境があるのであれば妥協はしたくない。実際に人間科学部に通い始めたら考えが変わるかもしれないけど、それはそれでいいかなと思う。常に自分には正直でありたい。

次のパートへ (会社を作ります。)

いいなと思ったら応援しよう!