時間は、まだある。
人生には、決して抗えない時間的な制約がある。
だから。いや、そんなの関係ないか。つまり、「生き急いでいるのは、なぜなんだろう」という理由を探そうとしてただけなんだ。
何か面白いものはないかと街を歩き、ユニークなアイデアの源泉を探ろうと美術館に赴き、電車の中では本のページをめくり、仕事の合間にアイデアをメモし、エアコンの効いたカフェでは詩やら短歌やら自由律俳句を書き殴る。
何かを見つけるために。
頑張りすぎとは思わないけど、そんなにやる?そんなに?
ふと我に帰る。
まだある。まだ時間はたっぷりとある。
でも…本当は時間なんて全然ないのかもしれない。1ヶ月後には、明日には、数時間後には、もういなくなっちゃうのかもしれない。
でも、時間はまだある。とさえ思えれば、不思議と心が軽くなる。
もうちょっと、ゆっくりやっててもいいんじゃないってゆるせるようになる。
根拠?
絶対大丈夫な根拠なんてないよ。でも、大丈夫だと思ってる。まだ時間は、たっぷりある。
例え…もし仮に。残された時間が少ないということが分かっていたら…どうするだろう?
できないこと、やれないこともたぶんたくさんあるよ。
でも、そんなに変わらないんじゃないかなあ。今やってることを、自分のペースをしっかり理解した上で続けてると思う。
隕石が降ってこないかと想像したり、ミサイルが飛んでこないかと不安がったりするよりも、大丈夫だって、まだ時間はたっぷりあるんだって思った方がいい。
根拠なんてないんだけどね。でも、まだ時間はたっぷりあるんだよ。
そうそう。10代の頃に夢中になったバンドの曲の歌詞がさぁ、最高に良いんだよ。
諦めないなら焦ることはないさ
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