プログラミングを学べば、本当に人生は変わるのか?
この記事の対象読者は、他業種からエンジニアになろうと転職活動等をしている方、または、今からプログラミングを勉強しようとしている人です。
「プログラミング 人生」と検索するとプログラミングがで人生が変わったという記事が五万と出てきます。
では、"人生が変わる"とはどういうことなのでしょうか?
「人生が変わる」という言葉は、すごく抽象的です。よくわからない誰かの記事や名言に惑わされて「(悪い意味で)人生が変わる」ことがないように、この記事を見かけた方は是非読んでみて下さい。
なぜこの記事を書こうと思ったのか?
弊社が運営するITスクールRareTECH(レアテック)では「プログラミングで人生変えてやる」というフレーズを採用しました。プログラミングで人生を変えるとは、非常に仰々しいキャッチフレーズです。このような仰々しいフレーズを使うからには「プログラミングで人生変えてやる」という言葉が、どういう意味であるのか、運営者である私には、説明責任があると思っています。そして、この文章は、受講生のためであることはもちろん、これからエンジニアになり人生を変えようとしている方に向けたメッセージとなっています。
プログラミングスクールに入ると人生は変わるのか?
答えは、NOです。
当然です。人生というのは、たかだかプログラミングスクールに入った程度では変わりません。変わるはずがありません。もしもプログラミングスクールに入った程度で本当に人生が変わるのならば、誰だって入るでしょう。
では、そもそも「人生が変わるとはどういうことなのでしょうか?」これについて深堀りしていく必要があるかと思います。結論から先に書きます。
英語で表現した方が上手く伝わると思ったので、下に英語を書いていますが、よくわからないと思うので、詳しく説明します。ここからは私の個人的な話を含めながら進めていきます。
私は、人生が変わったと実感したことがあります。
私は、プログラミングを勉強したことで間違いなく人生が変わったと断言できるほどの変化(変化量)を感じたことがあります。大袈裟かもしれませんが、心からそう思っています。何がどう変わったのか書いていきます。
プログラミングを知る前の私は、ただの大学生でした。毎日サークルで飲み会をしていたり、コンビニバイトをしている大学生でした。いかにして楽に単位を取ろうかだけを考えていた典型的な大学生です。
そんな中、大学3年生の秋にプログラミングと出会います。きっかけは、たまたま友達にプログラミングが得意な人がいたということです。よくわからないけど、何のスキルもないし、プログラミングを勉強していたら今後何か役に立つかもしれないというある種の危機感から勉強をはじめました。
それまでの私の生活に新しい要素が入ってきました。イメージ図は下のような感じです。()の中は大体の内訳です。
そして、私はプログラミングにどハマりしていきました。しばらくすると、プログラミングを心から好きになりました。毎日いかにして遊ぶかしか考えていなかった生活の中に、「プログラミングを勉強する」という選択肢が生まれたのです。
はじめは、毎日1時間プログラミング言語を勉強しようと参考書を買いました。本なんてほとんど買ったことのない私が、参考書を買ったのです。
次に、土日は「プログラミングを使ってアプリを作りたい」と思うようになりました。毎週末、遊ぶことしか考えていなかった自分が、休日に勉強しようと自分から思うようになったのです。学校の課題のような強制されたモチベーションからではありません。
この時、私は「あぁ、これが成長するということなんだ」と感じました。まだ人生が変わったというレベルではありませんでした。ただ、毎日遊んでいただけの生活が徐々に、今日はどんな新しい知識を得ることができるんだろう?今日はどれだけ前に進めるんだろう?と以前とは違うわくわくを感じる生活に変わっていきました。
そうしているうちに、「今日は1時間勉強しよう」と思っていたものが、気づいたら6時間くらい勉強していました。終いには、勉強しているという感覚もなしにPCを何時間も触るような生活に変わっていったのです。そんな生活を1年以上している時に、ふと後ろを振り返ってみると、かつての自分とは比べられないような場所に立っていたのです。ここで私は、初めて人生が変わっていることを認識できました。
私たちは、芸人でもスポーツ選手でもアイドルでもありません。M1優勝のような人生における輝かしいターニングポイントはきっとありません。
つまり、「人生が変わる」とは、とあるタイミングでいきなり劇的に変わるのではなく、毎日階段を登っていった結果、気づいたらとんでもなく高い所にいることを認識する瞬間だと私は理解しました。
毎日、自分の中の何か1つを変え、自分の目標に向かって頑張ること事態が十分、人生を変えているのです。しかし、その変化量(つまり、差分)があまりにも小さいため、すぐにはそれを理解できません。だからこそ、多くの人が挫折し、数少ない人だけが人生を変わる瞬間を認識できるのでしょう。
では、どうしたら人生は変われるの?
私は、人生を変えるためには、「危機」と「好き」の二つが必要だと考えています。まずは、「危機」から説明します。
目標を立てた当初、ゴールまでの階段を登るために必要な原動力は、「危機」です。危機感が私たちを動かすのです。
あなたの人生において最悪のパターンを考えてみてください。
もちろん、個人差があります。価値観に依存するので、なんでもいいと思っています。適当にリストアップすると以下のようなことが最悪のパターンになりうるかと思います。
このような状態に陥りたくないという危機感から、私たちは階段を登ります。行動します。努力をします。プログラミング学習においては、Progateを始める、udemyで教材を買う、プログラミングスクールに通いはじめる、といった行動を促すのです。そして、このフェーズが最も辛いでしょう。
毎日、わからないことばかりであり、エラーに何度もぶち当たり、次から次にやるべきことが降ってくる。しかも、楽しくない。こんな日々が続きます。それでもなお、あなたの足を進めるのは「危機」に対する克己心です。「危機」を感じるからこそ、毎日少しずつ努力し、少しずつ自分の生活を律していくことになるのです。
しかし、「危機」によるモチベーションはそう長くは続きません。続いても半年から1年くらいかと思います。最初のような「危機」をずっと持ち続けられる人はそう多くはありません。そこで、「好き」が必要になるのです。
あなたの場合、ITの学習をすることが好きになることが必要です。私も、とあるフェーズからは好きで学習をやっていました。「努力」という言葉が似つかわしくなくなってきます。当たり前のように勉強する。プログラムが動くと嬉しくなる。気づいたらPCを触っている状態です。
ここに辿り着けると最強です。自分を律する必要すらなくなっているのです。これを私は「熱中のフェーズ」と呼ぶことにしました。さらに、熱中のフェーズに入った時に、ITを使った仕事にありつけるとすごくいいと思います。好きなことをやっていてお金がもらえる。どんどん仕事をとりたくなる。営業活動、転職活動をしたいと自分から思えるようになると思います。
私の場合、ひたすらいろんな仕事を探しに行きました。いろんなイベントに参加したりもしました。自分の知らない技術が本当にたくさんある。そういう外の刺激に触れてみて、色々実感する。持ち帰っては勉強する。仕事をやりながら勉強する。こんな日々を送っていました。こんな日々を1年半くらい送っていたかと思います。
そして、ある時後ろを振り返ったところ、かなりの階段を登ることができていました。私にとってそれは、人生が変わったと認識できた瞬間だったのです。
まとめ
以上が、冒頭に示した「プログラミングで人生変えてやる」にこめられた真意です。ここまでのことを、HPの一文で説明することは、もちろん不可能ですが、こんな意味をこめて弊社はITスクールRareTECHを運営しています。
プログラミングスクールに入っても人生は変わりません。しかし、あなた自信が日々学習を重ねるその1歩1歩は、確実にあなたの人生を変えています。ただ短期間では、変化量が小さすぎて、認識できないだけなのです。
そして、プログラミングスクールの存在意義は、皆さんの人生を変えることではなく、その歩みの加速度をあげるもの、挫けそうな時に心に寄り添うことだと思っています。
スポーツ選手や歌手でもない限り、仕事のために何か新しい挑戦をするということは、辛く孤独な道のりになることでしょう。それでも、信じて歩みを進められた人だけに、人生が変わったことを認識できる瞬間が訪れると信じております。そんなあなたの成功を祈ってこの記事を終わりにしようと思います。
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RareTECH(レアテック)というITスクールを運営しています。数ヶ月や半年ではなく、2年という期間で学習を続け、確実に希少価値の高いエンジニアを育成しようという理念のもと運営しています。
RareTECHは、あなたが「プログラミングで人生変えてやる」場所です。我々はそのサポートを全力で致します。
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