#59 ハート・ロッカー
ジェレミー・レナー主演、ハートロッカーです。
戦争映画って結構好きで、緊迫感がたまんないですよね。
ただ、日本の戦争映画は苦手です。なんかリアルすぎるというか、身近に感じてブルーになるので。。。
ハートロッカーは爆弾処理班の物語で、死と隣り合わせのスリルに麻痺している隊長率いる処理班を描いています。
映画全体で物語の起伏が激しい感じはなく、大規模な戦闘、派手なアクションもあるわけではないです。
淡々と爆弾処理の現場をドキュメンタリーっぽく撮っており、無謀な隊長、それに疑問を抱く隊員、恐怖に慄く若手、それぞれの感情の動きなんかを描いた作品です。
ですが、爆弾処理の場面の緊張感は半端なく伝わりますよ。
この映画に限らずですが、戦争にいくことによる心へのダメージは怖いなぁと思いました。この映画の主人公はスリルに麻痺して、任務が解除されて普通の生活に戻っても物足りずに、また次の任務に志願して爆弾処理の現場に向かってしまうというラストでした。
アメリカンスナイパーとかも確か戦争によるPTSDがテーマでしたっけ。あんまり覚えてないですが・・・
俳優陣も結構豪華ですよね。
ジェレミーレナーとアンソニーマッキーが最高でした。そしてガイピアースが一瞬で死ぬっていう贅沢さ。笑
監督はゼロダークサーティの人なんですね!これも、昔観たのは観たんですけど、、ぜんっぜん覚えてないです・・・
テーマがテーマなので、観賞後は少し疲れるかもしれませんが、戦争による精神への悪影響の怖さや、死生観など、いろいろ考えさせられる映画でしたね。
ひとことパンチライン:戦争は麻薬だ