#56 レッド・ドラゴン
ハンニバルシリーズ第3作、レッド・ドラゴン!
「羊たちの沈黙」、「ハンニバル」は最近も見返しましたが、以前にも鑑賞済みで結構好きな映画でした。
ですが、その続編のこちらは見たことなかったので、今回が初鑑賞となります。
いやー、最高だった。たまらん。
ハンニバルシリーズのこのなんとも言えない緊張感なんでしょうね。他のスリラー作品はハラハラドキドキさせるシーンって、実際の犯行シーンとか対決シーンとかの緊迫感がメインだと思うのですが、このシリーズってレクターとの会話シーンのあの静かな緊張感がすごいですよね。
もちろん物語の中で実際の犯行シーンやラストにかけて盛り上がるシーンの緊迫感もあるのですが、個人的にはレクターと静かに会話していく中での緊張感というか、心の底が覗かれているような恐怖というか、説明が難しいですけどそういうのがたまらんです。笑
今回は時系列としては、1作目の羊たちの沈黙の前の物語で、すでに猟奇殺人で刑に処されているレクターに主人公のFBI捜査官が助言を得ながら連続殺人事件を解決していく物語です。まぁ構成としては羊たちの沈黙と似たような感じですかね。
けど今回は主人公のFBI捜査官も優秀で、その人が実際にレクターも逮捕したのですが、その主人公グレアムとレクターのやりとりが最高にいいんですよね。
羊たちの沈黙の場合はクラリスがまだFBI捜査官の卵だったので、レクターに食われないように必死な感じも良かったのですが、今回はエリート捜査官との駆け引きというか、その辺もまた違って良かったですね。
グレアムを演じるエドワード・ノートンがまじかっこいいのよな。
もちろん今回もアンソニー・ホプキンスも最高ですし、やっぱこのシリーズいいです。
好きなシリーズは感想にも熱が入りますね!逆にうまく文にできませんが笑
好きなシーンは火だるま死体が車椅子で坂道を下っていくシーンと、レクターが刑務所で天井に鎖で繋がれながら散歩しているシーンですね。二つともめちゃおもろい。笑
そして、羊たちの沈黙にバチッと繋がるラストシーンが最高にたまりません。最近観たのにまた観たくなるやつですよ。やれやれです。
今作でハンニバルシリーズは3部作綺麗にまとまった感じがしますね。
4作目のハンニバル・ライジングについては、若かりし頃のレクターの物語が描かれているようで、主演も違いますから、なんとなく派生作って位置付けなのかなぁと勝手に想像してます。
まぁもちろんそちらもいずれは見てみようかなぁと思ってはいます。面白くなかったらショックなんで期待値下げめ観ます。笑
とにかく!レッドドラゴンも最高でした。
ひとついうなら邦題は「羊たちの沈黙」が最強すぎますよね。
タイトルからしてカッコよくて惹き込まれるのすごい。。。余談でした。
ひとことパンチライン:傷跡は過去は現実だったというしるしだ。