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【芸術が存在する理由】

僕が音楽に本格的に目覚めたのって
マイケル・ジャクソンという存在を発見したから
なんです。

だから、マイケルの事はこのnote でも
時々、書いていきたい。

丁度、20年くらい前だったと記憶してます。
僕は高校生でした。

ある日の夕方、実家のTVでニュースを
観ていたんです。ボーッと。

そうしたら、外国の有名歌手が
裁判所にやって来たという報道が出たんです。

僕は何の興味もなく眺めて居たのですが
段々と身を乗り出していきました。

その歌手というのはアメリカ人らしいのですが
黒塗りの長い車から出てきたと思ったら
雨も降っていないというのに
真っ黒い傘を差しました。

日傘かな。。。

面長の顔、黒いサングラス、長く伸ばしきった髪。

当時の僕には異様に映りました。

『何、この人…?』

それだけではありません。
彼の周りは彼のファンと思われる人達で
いっぱいでした。皆、声援を送っています。

有名人が裁判をする。
高校生の僕が考えた事は、

何かの犯罪、不倫、暴力、窃盗、詐欺、麻薬…
とにかく、何かやらかしたのだろうな、と。
 
なのに、その長い髪の黒い傘を差した男は
自分の乗ってきた黒塗りの車の上に乗り、

ファンのみんなに向かって手を振っている。
異常だ。大体、不謹慎じゃないか?

ファンの声援に応えるのはいい。
だが、これから裁判を受ける身として
そういう振る舞いはどうなのだろう。

兎に角、その5分もない様なニュースで
僕ははじめてマイケル・ジャクソンを知り
やや非常識な人と思った。

そういう出来事でした。

…..そこから記憶がない。

なぜか僕はマイケルのベストアルバムを
購入しているんです。

CDの時代でしたが、ろくに
CDなど買った事もなかったんです。

それなのに、なぜ悪印象をもった
アメリカ人のベストアルバムを買ったのか。

記憶のあいだが完全に飛んでいます。
心変わりや新情報など無かった筈なのに。

運命だったのでしょう。
僕はマイケル・ジャクソンの音楽に
見事にハマりました。


そして、そこからドップリ音楽漬けの日々を
20年過ごす事になります。


そんなマイケルが『デンジャラス』という
僕の最も好きなマイケルのアルバムを作っている
時期に受けたインタビューの中で

彼の芸術論を展開しています。

『すべての芸術活動の最終ゴールは、
物質と精神、人間と神の融合だと

思うんだ。
それが芸術が存在する理由であり、
僕がそれをやっている意味だと思う』

世界で最も成功したエンターテイナー
マイケル・ジャクソン。

そんな彼が芸歴30年目にして吐いた言葉である。
そうなのかも知れない。

僕にはその言葉の意味をすべて理解する事は
出来ません。
何となく分かる部分もあります。

なぜなら、この世界…地球自体が
ゆっくりとではありますが
物質と精神、人間と神の融合に向かっているから。

それってつまり、【ワンネス】の事ですよね。

彼の歌で言えば、「We Are The World」
って事ですよね。



すべてがひとつになったせかい。

そこにゆったりゆったり向かっている様な
気がして居ます。

面白いですよね。
ワンネスを目指しながらも

自分が無くなると寂しいんだから。

ひとりぼっちでも寂しいんだから。


ヤマアラシのジレンマってやつ。
くっつき過ぎて傷付けて。
離れたら寂しくて傷付いて。

ごめんなさい。何が言いたいのか
分からなくなりました。

マイケルの話はまた書きます。
アルバムの評論か何かでも。


では今回はここまでです。
ありがとうございます。

















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