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【『ロック・オペラ』を作りたい】(其の参)〜地蔵とお嬢〜

登場キャラクターの作成

ちょっとですね、前回のお話の続きは
脇に置いてしまって。

ここいらで具体的に僕がどういうロック・オペラ
を作ろうとしているのか、
というのを書いていこうと思います。


ほんの一部になりますが。

…というのも、急に設定がいくつか頭の中に
パッ、と閃いたもんですから
忘れる前に書き記しておこうと思いまして。

J・K・ローリングじゃないですけど
汽車に乗っている間にいきなり
ハリー・ポッターやらホグワーツのイメージが
ドカドカ頭の中に思い浮かんで。

忘れちゃいけないから、

近くに座っていた人に紙とペンを貸してもらって
必死で書き殴ったというエピソード。

今の時代はスマホがあるからいいですね(笑)

作家は血を流しながら、

その血で文章を書く。

そんな怖い例えを聴いたりしますが
割とそういう面もあるな、と感じます。

真摯に芸術に向かい合えば向かい合う程
自分の過去の古傷やトラウマを掘り起こし

それをわざわざサルベージして
もう一回自己認識に落とし込み

その生(なま)の経験を物語に
昇華させたりします。

これは思っているよりもずっとツライ作業です。

しかし、人々のこころを大きく動かす物語とは
実体験をおいて他にありません。

物語のすべてがノンフィクションというのも
珍しいかも知れませんが

まったく作家の人生や経験が反映されていない
物語というのも少ないのではないでしょうか?

ですので、まずは自分自身ですよね。
自分の事は割と把握して居ます。

実はあんまり解っていない事も多いんですけど(笑)
取り敢えず、自分という人物を深掘りした時
いくつかのキーワードが浮かんで来ました。

その一つが【地蔵】です😮

自分を思い浮かべた時に【地蔵】が出てくるって
どういう事やねん!

と、さっき自分でもツッコミしてしまいました。
しかし、出てしまったからには仕方ありません。

この設定が最後まで生き残るか否かは
置いておくとして

取り敢えず【地蔵】という言葉を
ネットで検索してみました。

【地蔵】
日本文化において子どもの守り神として
知られており
すべての生き物を育む大地の様に
大きな慈悲の心で人々を包みこんでくれる
菩薩(ぼさつ)の一つ。道祖神。


…..

ん?

僕ってこんなに壮大な器の奴だったっけ?
う〜ん、違うか?…違うのかッッ!

でも、正直、今までの人生の中で
自分を【お地蔵さん】のイメージで
捉えた事、何回もあるんだよなぁ…..ふぅ。

しかーし。

【地蔵】にはまた別の意味もあります。

オタク用語での【地蔵】には
例えば、ライヴなどで周囲の盛り上がりにも
まったく乗らず
微動だにせず、無表情でステージを
見つめるだけのファン


というのもありました。

…..うう…..こ、こっちだ。こっちはかなり
シックリ来る。シックリ来てしまうぞぉ😓

そうなんですよね。
僕はあんまりノレないタイプです。

醒めてる、というか。
俯瞰的に物事を観る癖があったりします。


これは、人にも依りますが
悪いイメージにもなりますよね。ああ。

でも、この一見相反する良いイメージと
悪いイメージですが

繋がりそうな感じもあるんですよ。
なんせ、

すべての生き物を育む大地の様に
大きな慈悲の心で人々を包みこんでくれる
訳ですから

そういう人はやっぱり達観しているというか
そんなに喜怒哀楽が激しくは無さそうですし

微動だにせず無表情な感じになっちゃうというか

…そう思いませんか?

今ね、この文章書いていてとっても苦しい。
苦しいという事は合ってるんだと思う。
図星なんですね、きっと。

それはフラットで冷静と言えば良さそうですが
共感性が薄く冷酷と捉えると
かなり距離感に問題がありそうな人物像に
なって来ますよね。裁判官の様な…


まぁ、自己否定しても仕方がありません。

そして、もう片方の登場人物である【お嬢】💃✨


【お嬢】(おじょう)というと往年のスターで言うと
美空ひばりさんの代名詞だった訳ですが

詰まりですね、割と自由奔放で天真爛漫、
喜怒哀楽も激しめといったところ。

わっはっはと笑い、えーんと泣く

【地蔵】とは正反対の、実に人間らしい
キャラクターです。


よく考えたら、僕が今まで深く関わってきた
女性たちはそういうタイプが多かったです。

時にゲラゲラと大笑いし、
時に大粒の涙を垂れ流し、
時に活火山の如く激怒し、
死んだように眠る。



真逆である【地蔵】と【お嬢】ですが
相性は案外悪くありません。

(…と思いたい)

これがどっちも喜怒哀楽が爆発していたり
どっちも無表情でボケーッとしていたら

何にも面白くありませんよ(笑)


【地蔵】は【お嬢】に人間味や喜怒哀楽の
大切さを気付かされ、

【お嬢】は【地蔵】の元では安心できるんです。

どうしたって【お嬢】の人生は激しくなりがちで
波瀾万丈です。

楽しさもあるでしょうが、苦しみも大きい。
そこには絶対的な癒しの存在が必要です。

…..ただ、これだけでは、まだまだ
物語として薄いです。

【地蔵】の事も【お嬢】の事も
もっと掘り下げる必要があります。

ここで一つ、よくありがちなのが
大抵のモノは逆の要素も同時に兼ね備えている
という事です。

詰まり、

【地蔵】の中にも激しさや欲深さは
存在して居ますし、

【お嬢】の中にも宇宙の如き巨大な愛の
包容力があるのです。


【お嬢】は【地蔵】というマネージャーに
よって
危ない局面を切り抜けていきます。

【地蔵】も【お嬢】の快活な姿に感化され
感情を動かす重要性に気付いていきます。

【地蔵】の感情は確かに元から
あったのです。それは抑えられていっただけで。

この地球という星では光だけでなく
闇も跋扈(ばっこ)して居ます。

しかし、地球上のマテリアルはすべて
活用出来るし

活用してこそ意味があります。

天使の加護と悪魔の誘惑がひしめき合っている
この煉󠄁獄の世界。

刃の様に罪深く、毛布の様に優しい浮世。
ビタースウィートシンフォニー。


人間の人生は聖人君子に終始する事でも
修道院の中に一生閉じこもって
神に祈りをささげ続ける事だけでもありません。

(勿論、そういう人生を送る方も居て
それは否定しません)

恋の炎を燃やし、愛やまごころを知り
時には泥の池の中に堕ちる事さえあります。

しかし、軈ては不死鳥の如く蘇り
蓮の花の様に咲き乱れるのです。

清濁の両面を楽しむのが地球です。

Let’s dance on the earth !


…..と、まぁ、今回はこんなところです。

うう、難しいィィ〜〜〜😭

脚本って頭が痛くなりますね。
いや、まだ脚本にすら辿り着いてないっての。

キャラクター二人出現しただけで
脳ミソが焼け焦げるかと思うくらい
疲弊しました。


それでは、また次回。



















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