就活①:”ESの書き方”のウソ
私見です。
所詮3社(丸紅→ソニー→エンタメベンチャー)しか経験ないですが、
エントリーシートの添削を頼まれる中でスゴク気になるので書きます。
”ESの書き方”は所詮、小手先でしかない
「努力して結果が出たエピソードを書け」
「結果が定量化・数値化したエピソードを書け」
「リーダーになった経験を書け」
間違ってるとは言いませんが、こういう表面的なテクニックが蔓延してしまったせいで、わけのわからん、内容のないESや自己PRが増えすぎました。ほとんどの人は、こういうルールを守ることに夢中で、必要最低限の文章すら書けずに散っていきます。
あなたは、どのボトルを買いますか?
200円でどれか1つだけ買うとします。あなたはどれを選びますか??
おそらく多くの人がBを選ぶのではないでしょうか。理由は単純で、「他のは中身がわからないから」です。例えCに”ウマい”と書いてあろうと、そんなことは中身がわからないことに比べたら、どうでもいいことでしょう。
重要なのは「あなたが何者かを説明すること」
就職活動やES、自己PRも同じです。「あなたがどれだけスゴイか」などということは「あなたが何者であるか」ということに比べれば、どうでも良いことです。
自己分析や他己分析が重要
「自分が何者かを説明する」ために必要なのが、自己分析や他己分析です。有効なツールには以下があります。
自己分析ツール
上のツールで自分のキャラクターを掴んだあと、それに合うような想い出を探すと、何か良いエピソードが見つかるかもしれません。
他己分析の方がオススメ
一方で、自己分析の難点は、結局自分の色眼鏡でしか見れないことです。多くの人が、必要以上にネガティブだったり、理想的な自分像を重ねてしまうものです。
「面接官から見た印象とエピソードの内容が一致しない」のはダメ!
いざ面接に行ったとして、その印象とエピソードの内容が違いすぎると、「本当か??」という気持ちが勝ってしまい、話が頭に入ってきません。
真面目そうな人から「オレ昔はワルかったんだ~」言われてもピンと来ないのと一緒です。最悪、嘘をついてると思われる可能性もあります。
「自分が何者だと思われてるか」に合ったエピソードを探す
なので、最初から『他人から見た自分』≒『面接官が抱くはずの印象』に合ったエピソードを探すことを、オススメしています。基本的には、20年くらい生きていれば、友達からの印象と自分の人格は、そこまで遠くならないと思っています。
もちろん、人から見えない自分の側面はあります。が、友達からも見えていない側面を、1回会うだけの面接官に理解させよう、というのは無理があります。
なので、客観的に冷静な目で見れて、かつ面接官にも伝わりやすい自分像を探すため、他己分析を活用しましょう。
オススメ他己分析ツール
「ブギウギ」というアプリを使えば、1分程度で回答できる選択式アンケートで、友達に他己分析をお願いすることができます!
回答しやすいように、回答は匿名になっています。
(完全無料・広告ナシ。趣味で運営してるアプリです)
結果はこんな感じ↓で見れるようになっています。
集計のパラメータや、「選ばれているワード」などを見ながら、それらに合うようなエピソードを探すことをオススメしてします。
(ちなみにこのアプリのコンセプトは、「コッソリ聞ける、コッソリ頼れる!助け合いアプリ」なので、他己分析だけでなく、LINEやSNSでは聞きにくい情報や頼みごとをすることもできます!就活仲間やサークルで始めてみてはいかがでしょう?)
直感的に「イイ」と思う方法でやろう
就活は多くの人にとって人生の一大事。『ソレっぽい、モットモらしい』、いわゆる”ESの書き方”に従いたくなる気持ちは、とてもわかります。
しかし、一旦立ち止まって考えてみましょう。面接官も数年前まであなたと同じ学生でした。社会人になったからといって、急に考え方が変わると思いますか?逆に、高校生から大学生になった時、あなたの考え方はガラッと変わりましたか?
会社だから、社会人だからと言って特別に考える必要はありません。今の自分が「こんな文章だったら面接官もイイと思うはずだ!」と思う方法で取り組んでみてはいかがでしょう。