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就活③他己分析の結果を自己PRに変換してみる
前回までの前提を踏まえて、今回はいよいよ「他己分析結果を自己PRに変換する」について書きます。
前回まではコチラ↓
実際にやってみる
今回は、ブギウギ社の『カンタン他己分析』でやってみた、ぼく自身の他己分析結果を使ってやってみましょう。
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1/3: 伝える『自分の特徴』を決める
今回は、他己分析の結果から『かなり選ばれているワード』の3つを使ってみることにします。
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①-1. いくつかの特徴の重なり=自分とする
注意点として、「自分を表す1単語」を探す人がいますが、
人間はそもそも1単語で表せるほど単純じゃない
ハマる単語が見つかっても、大体は気のせい(例えば”鬼軍曹”だとしても、自分より”鬼軍曹”みたいな人なんかいくらでもいる)
なので、ピッタリくる1単語を探すのはやめましょう!
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①-2. 細かい特徴は思い切って捨てる!
また、もう一つの注意点として、自分を理解して欲しいあまりに、色々な特徴を入れたくなってしまいますが、前回記事の通り、1回会うだけの面接官に自分を理解してもらうことは、そもそも不可能なことなので、あきらめてポイントを絞りましょう!
①-3. なんで・いつそう思ったか?を人に教えてもらう
3つの特徴について、他己分析に協力してくれた友達に実際に聞いてみたところ、以下の話が出ました。(※学生時代の話に限っています)
『発想が豊か』について
・就職活動の時に、いろんな職種や業種を教えてくれた
・サークルの合宿で、例年にない企画を考えてた(ぼくはサークルの副会長でした)
『主張がある』について
・どんなニュースを見ても、何かしら意見がある
・サークルの合宿で、他の幹部に反対されても企画を通していた
『自信がある』について
・サークルで常にみんなの前に立って話していた
・ゼミで担当教授を”先生”ではなく”さん”づけで呼んでいた
今回は、共通する「サークル」、特に「合宿で新しい企画をした」をエピソードとして使うことにしましょう。
2/3: 起承転結にまとめる
起:「どういう状況だったか」
・毎年似たような内容の合宿
・幹部は合宿の準備が大変でツラい
承:「どう思ったか」
・想い出に残るイベントにしたい
・メンバーも幹部も楽しめるようにしたい
転:「何をしたか」
・ホテルを貸し切って、全館での『逃走中』を企画
・衣装はもちろん、トランシーバーやアイテム、ミッションまで作りこんだ
・自分は、幹部が準備を楽しめるように、それぞれが独立した裁量をもてるような作業の切り分けと、ホテルとの交渉等に集中した
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結:「どうなったか」
・当日トランシーバーが壊れる等トラブルもあったが、それぞれがその場の判断で対応した。
・OBから「こんなに仲良い幹部みたことない」と言われる程度の一体感を醸成できた。
文章にしてみる
「自己PRをお願いします(400字以内)」というお題とすると。。。
友人から「発想力が豊か」「主張がある」「自信がある」を特徴として挙げられます。
例えば、副会長としてテニスサークル(100名程度)の合宿の企画をした際は、内容が毎年マンネリで、同時に準備する幹部たちにとってもただの”作業”と化していたので、例年にない企画として、ホテルを貸し切っての『逃走中』(テレビ番組)を発案しました。
衣装の統一、トランシーバー使用、ミニミッション等細部まで手の込んだ内容でしたが、私1人で作り込むことはせず、準備する幹部も楽しめるよう独立した裁量権を割り当て、私個人は、各々のアイデアを実現できるよう、ホテルとの交渉や説明を重視しました。
迎えた当日は、トランシーバーが壊れる等トラブルもありましたが、幹部各々が即応し、またOBから「ここまで仲良い幹部みたことない」と言われる一体感を醸成することができました。
今後も、チームを盛り上げるような人間でありたいと思っています。
ぼくはたまたま運よく書きやすいエピソードがあったので、比較的オーソドックスな文章になりました。
これを第1ドラフトとして、ここから内容・構成・表現を洗練させていくことになりますが、この時点でもおよそ人と成りは伝わるのではないでしょうか。
3/3: 他己分析と一致するかチェック!
③-1. パラメータ通りのイメージが伝わるか
他己分析のパラメータの内、特に偏りの大きいもの(ぼくの場合は「温和」「精力的」「冒険」)のイメージが何となく伝わるかを人に聞いてみましょう。
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逆に、偏りの大きくないパラメータ(「真面目」と「協調」)は、要するにどちらとも言えない、ということなので、無視するか、むしろどちらかに偏った印象が伝わってしまわないかを確認してください。
③-2. 『まったく選ばれていない』要素が伝わってしまわないか
他己分析で誰にも選ばれなかったワードの要素が伝わってしまう場合、面接官にはウソっぽく聞こえるので、これもチェックポイントです。
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型にこだわらず、本質を伝えることに集中しよう
実際にぼくが学生時代に書いたESや面接では、上記のようなエピソード(サークル版とゼミ版)か、以下のような文章を提出していました。
広く興味をもち、またそれぞれで自分なりのこだわりをもって取り組みました。①サークルの副会長として~した、②ゼミ長として~した、③アルバイトの塾講師では~した、④英語のクラスでは~した、⑤麻雀で勝つために~した、⑥バイクで~した
決してセオリー通りとは言えませんが、エントリーシートで選考に落ちることは、ほぼありませんでした。
(関西学院大学経済学部卒、ボランティア歴なし、TOEIC受験歴なし、海外渡航歴なしの状態でした)
実際会社に入って、面接官になったりしながら思うのは、結局「何となくおもしろそう・何となく良い人そう」という印象に勝るものはないということです。実際、みんなが知ってる人気の企業に、『麻雀理論を語るだけ』『漫画愛を語るだけ』で入った友達もいます。
むしろ、セオリーを守ることを重視しすぎたり、アピールしすぎることは逆効果になることの方が多いと思っています。(前回・前々回参照)
今回は他己分析をエピソードに変換する方法を紹介しましたが、あくまで1つの手法です。
ただ、常に『ちゃんと自分を伝える、話はそこから』ということだけは忘れないでください!
就活の相談乗ってます!
特にお金は頂いておりませんが、
・エントリーシートの添削
・面接対策
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などなどお手伝いしています!
(特に条件はありませんが、楽しくできたらと思っていますので、横柄な方だけはお断りさせて頂いています。。。)
また、6名以上であれば、セミナーの企画・講師なども行っておりますので、ご興味あればTwitterからDMでご連絡ください。
就活③『他己分析を自己PRに変換してみる』
— たつひこ (@TakkonPG) May 9, 2022
「結果が数値化できる」
「会社の利益になるような」
とかそういうんじゃなくて、
『自分をそのまま相手に伝えるための方法』をまとめてみた!https://t.co/AEoEjF8TSl
あ、でもセミナーや面会などで必要な場合は、東京都23区からの交通費はクダサイ。。。