【街宅建ツアー】北朝鮮との国境の街。中国の丹東。君はなにを感じてくるか。
2018年にこんな記事を目にしたところから、旅がはじまりました。
そんじゃ行ってみよう、丹東(たんとん)。
2019年の11月のことでした。
1.クソ寒い時期だと安いです。
丹東に直行便はないので、まず大連に入ります。
成田から4時間くらいです。
大連にはお友だちがいますので何回か行ってます。
飛行機代が激安の時期に行きます。
クソ寒い時期だと安いです。
大連では1泊します。
ホテルにチェックインして旅装を解いてからラーメンを食べ、夜を待ちます。
そうこうしているうちに夜が来た。
そしたら井上陽水『はじまり』を歌うのがルーティンだ。
ナイトクラブにいって旅の疲れ(←ろくに疲れていないが)を癒やします。
チャイナ宅建ダイナマイターズ★大連C嬢が勤務だ。
たいてい、かえって疲れる。
大連のホテル。
ムダに豪華なデラックスツイン。
さわやかな朝。
2.さて。中国の新幹線だ。ガイド嬢と合流だ。
C嬢が日本語で「中国語しゃべれない『ダーツ(大澤の中国語読み)』が一人で丹東行くのはきっと丹東行けない、日本人いない丹東。」というので、お友だちのガイド嬢をアテンドしてもらう。
たまたまガイド嬢がこっち(大連方面)にきていたそうで、そんじゃ大連からいっしょに行くか、となって、車内で肉まんを食ったりしました。
独特の強烈な匂いがそこらへんに充満するも、誰も気にしないのがすげー。
気楽だ。
4時間くらい乗ります。
丹東駅には毛沢東がいます。
向こうが北朝鮮です。
この大河がかの有名な鴨緑江(おうりょくこう)。
鴨緑江を渡り切った先が北朝鮮。
でね。
中国の人たちも北朝鮮に自由に行ける感じでもなく、なので、ギリギリまで近づいて様子を見てみよう、という鴨緑江の周遊ツアーがある。
ちょっとした船旅。
お台場から浅草まで、みたいな感じ。
そしてこの橋が、鴨緑江断橋(おうりょくこうだんきょう)。
日本の都市計画法でいえば、そりゃもう立派な「都市施設」だ。
右側の橋が、かの有名な『鴨緑江断橋』です。
中国側の丹東と北朝鮮を結ぶ橋だったが、断橋というくらいだから、途中でブチ切れてます。
でも、当たり前だが、はじめっから“断橋”だったワケじゃなくて、朝鮮戦争のとき、国連軍の空爆でドッカンとやられから、だそうだ。
というのも、こちら中国側からこの橋を使って、人民解放軍が突撃していったみたいです。
人民解放軍の流入(参戦)を阻止せんがため、ということなのでしょう。
ご興味ある方はこちら。中国ツアーのお供にどうぞ。おもしろいです。
P.119から引用します。
3.夜になると鴨緑江断橋はライトアップだ。
きれいです。
ですが、このときは2019年の11月末。
緯度が緯度だけに、めっちゃ寒い。
なので、ユニクロの極暖をがっつり着込んで、さらにダウンジャケットをがっつり着込んで、夜の散歩です。
こんどはもっと北上して、黒龍江省からロシアに行ってみっかな。
そのあたりのことをガイド嬢に聞いたら、もっと寒いらしい。
マイナス30度。
ええーっとビビったら、彼女いわく「夏においでダーツ」。
あ、そだね。
その後、北朝鮮レストラン(このとき経済制裁中だったらから、営業してはいけないはずなのだが)で、中華料理(っていうのかな、北朝鮮料理というのかな)をたらふく食べ、北朝鮮産のビール『大同江(テドンガン)ビール』をガンガン飲んで酔っ払う(当時はまだ酒を飲んでいた)。
酔っ払った勢いで、北朝鮮のガールズバンド(その店は歌と踊りのショーがある)の写真を撮ろうと思ったら、店の、“それらしき筋の人”が突進してきてオレをがばっと囲み、なんか言った。
なんだって?
スパイかって。
・・・ちがうってば。
なんか怒っているような気配がします。
写真厳禁、というイラストがあったな、そういえば。
あ、すみません、といいながら、チャレンジングなオレはその『写真厳禁のイラスト』を写真に撮ろうと思ったら、またがばっと囲まれて、おんなじようなことを言われたような感じがしたが実際はなにをいっているのかわからないが怒っているんだということは気配でわかった。
なんでこんなにうるせーんだろ、とガイド嬢に聞く。
たぶんそれはね、といいながら、タイミングよくテーブルそばを通りがった北朝鮮嬢に声をかけて聞いてくれた。
なるほどな。
どうやら、北朝鮮の人が外国で働いていてはいけないらしい。
経済制裁の関連でね。
しばし、北朝鮮嬢とガイド嬢が、なにやら、談笑。
なんだって?
日本人、すぐネットに写真アップするから世界にバレる。
あはは。
アップしないってば。
してるし。
話を戻しまして。
そんでね、彼女たちのステージ、とてもよかったです。
この曲がいちおし。
社会主義ポップとでもいいましょうか。
そのレストランは、規模的には銀座のケントスくらいの広さだったので、このYoutubeのような大ホールで、というわけじゃなかったけど。
バンドメンバーも5人くらいだったけど、逆に、シンプルなロック調でいいアレンジでした。
また行きたいな。
こんどはいっしょに行きましょう。
3.追記:大連の街の歩き方
ご存知の方も多いとは思いますが、大連での車道横断について。
横断歩道はもちろんありますが、気合と根性、そして勇気が必要です。
大連にいらっしゃる際、ぜひご参考としてくださいね。
無事の横断、心よりお祈り申しあげます。