【考察】多数の女性が参加する理由。なぜRE/MAXの『忘年会』は楽しいのか。
今回は、その謎に迫ってみましょう。
《仮説1》アンダーマイニング効果が生じにくい
最初の仮説は「アンダーマイニング効果」が生じにくい環境だからではないか、です。
そんな日々だから。
つまり、そういった環境にいるから、愉快にいっしょにいられるのではないか。
アンダーマイニング効果とは、いわゆる「よくなるはずが裏目に出る」というやつで、上から目線で『余計なお世話や変な仕組み』を作ると、せっかくの本人のやる気がなくなっていく現象をいう(らしい)。
たとえば、なかなか上手な文章をSNSで書いている部下に、「よし、そんじゃ会社の広報やPR部署に抜擢するぞ」「いい文章を買いてくれたら給料アップだ」「評価してやるぞ」みたいな接し方をやると、途端にその「部下」の気持ちが萎えていく。
なんでだろ?
ジャージに着替えて、では、ご一緒に。
なんでだろ?
『宅建』でいうと、密かに若手が「よし宅建に合格してやろう」と思って勉強会とかしていたら、社をあげて「だったらみんなで宅建を取れ」「資格手当を倍増するぞ」「上司は部下を応援しろ」みたいなことを上から目線で言ったりすると、若手らはあっけなくシラける。
なんでだろ?
その筋の専門家(ひらたくいうと知人)に聞いたところ、「内発的動機に水をぶっかけるから」だとか。
いわく、せっかく「自分の意志(自分のため)でやりはじめた」のに「評価してやるぞ」という上から目線での外的評価(出世させるとか報酬を出す)というピントはずれの余計なことをやらかすから、らしい。
「会社や上司のためにやってんじゃねーんだよ」と。
・・・なるほどねー。
“ピントはずれの余計なこと”の背後にある真相は、もちろん彼らの能力(自発的意思)を会社の利益にすり替えてやろうという上から目線の魂胆かと。
本人には些少の手当でね。
利益至上主義で、人間関係(支配・被支配)がエグい組織に関わっていたら、かくいう我々もあっけなくこの手の法則に巻き込まれたりしちゃうのかも。
そういう人間関係になりにくい(ならないと言い切ってもいいんだが、いちおう遠慮して「なりにくい」としておきましょう)RE/MAXのエージェントシステムで、あーよかった。
ちなみにですね、その筋がいうには、チーム全体で『エンハウシング効果』を醸し出していると、逆に、みんなノッてくるそうです。
いいこと聞いた。
なのでみんなで、その『なんちゃら効果』を醸し出そう。
おー!!!
《仮説2》デールの学習法則から生じる雰囲気
デールの学習法則から生じる雰囲気が好きだから、じゃないかと。
RE/MAXの至宝ともいえるこの文化こそが、『業界未経験者大歓迎』というスタンスの通底を支えるものであり、ついでにいうならば『全員宅建士。素人の大人女子』を当初の売りにしているRE/MAX Dynamiteとしても、マジとても助かっております。
「デールの学習法則」は「たらいの法則」にも通じるところがあるかなと。
なので、業界未経験者の方も大手を振って堂々といっしょにいることができます。
教える側のみなさんも楽しそうでなにより。
もちろん受け手側にも感謝の念が生じますしね。
経験を積めば今度は自分たちも。
そんなこんなで感謝の循環というのも生じる。
教えることは学ぶこと。
自分のスキルを磨くために、他者に自分の経験を伝える。
自分の経験から『体系を引き出す“承察”』が、より自己を飛躍させる(らしいです。by その筋の人)。
ふつうの不動産会社だと、そんなのないみたいですね(知らんけど笑)
《仮説3》新しい自営業者だからではないか
3つ目は、全員が『“個”が発信し“個”が選択する時代の新しい自営業者』だからではないか、です。
世間でいうところの「会社勤め」をろくにしたことがないワタクシがいうのもなんですが、会社における「使用者・被用者」という人間関係にもいいところがあって、(たぶんそれは)被用者側は言われたことをやっていれば日々の暮らしがなりたつ反面、使用者の機嫌を損ねるとかなりまずいことになるので「忠誠を誓う」と言う名の我慢が(たぶん)必要だ。
我慢できる人がうらやましい。
よっぽどタフな人なのであろう。
なお、我慢したり無理をしたりして会社での人間関係を維持しているタイプを「真面目なタイプ」と言ったり書いたりするが、ある意味、それは違う。
正確にいうなら単に「我慢するタイプ」だ。
真面目には、こんな意味もある。
真面目とは、新明解国語辞典によると〈その物の本来の姿〉だ。
「真面目を発揮する」とは「本領を発揮する」という意味合いとなる。
ただし、読み方は「しんめんもく」だ。
人生はダイナマイトだ。
"正しさ”を吹き飛ばして人生自作自演!!
これが真面目だ。
なのでみなさんも、もっと真面目に生きよう。
で、話を戻しまして。
地の時代から風の時代になった今、これからの組織運営は、安定・安心・安全を謳い文句とする巨大ヒエラルキー型では、もはや立ち行かない。
・・・って言ってますよねみなさん(笑)
ってか、世間の動きを見ていれば誰でもそう思うか。
俗に言う『大手』の迷走ぶり。
だからといって、「トップダウンではなくボトムアップ」というノリでもない。
ってか、「従来のそういう定義」じゃなくて、なんていうかな、言葉にするのもアレだけど「明確なミッションやビジョンの下に賛同する人たちが集まってきて、なんらかのプロジェクトをいっしょに動かしている」というような感じかな。
一丸となっているんだけど、そこには支配・非支配もない。
そんなに都合のいい人間関係があるのだろうか。
たぶんだけど、そういったのが、ここにある気がする。
以上、そんなこんなで、令和5年12月1日(金)に開催されましたRE/MAX 東日本のエージェントの面々との忘年会でした。
楽しかったよん〜\(^o^)/