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日本の夏、絶望の熱
あまりの暑さに半分液体と化して毎日を過ごしていたらブログを更新することをすっかり忘れていた。
数少ないライフハックを夏の暑さなどで失くすわけにはいかない。心機一転、noteという新しい世界でなんでもいいから楽しいことを書くことにしよう。
気に入らなかったらアメブロに帰ろう。
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今年の夏は暑すぎて生きるだけで精一杯だよ。
パーキングエリアに停まっているバスとバスの間に漂う熱気、あれが玄関の扉を開けた瞬間から顔面に飛び込んでくる。我ながらよく生きていけてるなあ。
一番困るのは食関係だ。ただでさえうっすい食欲がこの暑さでバッツリ失せてしまった。
朝の牛乳一杯で夜まで何も食わずに過ごせた時は、さすがに己の体が心配になり夜中にお好み焼きを食べるなどした。
お好み焼きか餃子を食っておけば人は大体大丈夫。
オカンがそう言っていた気がする。
こちらがダウンしている状況とは正反対に、元気ハッツラツになっていやがるのが小さな生き物たち、すなわち虫だ。
最近洗面所でハートの形をした虫をチラホラ見るなあ〜とプチプチ潰しながら呑気に思っていたら。
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ある朝起きて洗面所にいくと、排水口周りにこいつらが3匹集まって顔を突き合わせていたのである。
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明らかに繁殖している。調べてみるとチョウバエという水回りで繁殖するハエらしい。聞いたことないなと思いさっそく画像検索してみたらギャアアア。おそらくこのパイプの中は、この地獄みたいな画像と同じように彼らのユートピアとなっているのだろう。
カバより縄張り意識の強い僕は早々にキンチョールとパイプ洗浄剤を買い(幼虫はキンチョールでは死なない)、徹底的にご死滅いただいた。あれ以来1匹も見てないから効果はテキメンだったのだろう。
夏は自分と自分以外のエネルギーの差が激しすぎて実につらい。
早いとこ秋に移行してほしい所だが、いろんなソシャゲのキャラが夏をエンジョイしているのを見ると、僕も少しくらいは夏らしいことをしてみたい気もする。
愉快に生きるために頑張って何かやってみよう。涼しくて曇りの日であれば。
よし、頑張って書いたからサバフェス進めよ。
おまけ〜最近見た愉快な映画〜
「ミンナのウタ」
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今週公開されたホラー映画。CMの音量はもうちょっと下げてもらえませんか。
↓以下、設定の微ネタバレあり↓
先に不満点を挙げておくと、高谷さな周りの設定が少々曖昧なところだ。
「さなの作成した歌を口ずさむ」というのが、さなにとりこまれる条件らしいのだが、そもそも無意識下で半強制的に歌わせているから少々ずるいのではないか。せっかくのカセットテープの存在もやや薄い。GENERATIONS最初の犠牲者はそもそもカセットテープを聴いてないので設定が曖昧だなあと思ってしまった。
「ビデオを見たら死ぬので見なければ死なないというが、好奇心が止められないので見ちゃう」「何も知らずに伽倻子ハウスに行っちゃう」のような呪い発動条件はしっかりしてほしい。「キャビン」でもそこは特にこだわっていた。
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ただ「ミンナのウタ」はホラー演出が乗りに乗っていた。
何気ない会話をしているシーンでも高谷さながそこに"いる"ことが察せられたり、視界の端でスッと誰かが通っていったり。「高谷さなからは逃れられない」ことが映像全体から伝わってくる。
そして高谷さながガッツリ襲いかかってくるシーンは「監督の考えた怖いシチュエーション」のオンパレードだ。何せ犠牲候補のジェネレーションズは6人もいる。
それはもうバリエーション豊かなメンバー襲撃シーンを見せてくれるので見応えバッチリ。すんげえ怖く、かつ面白かったです。
高谷家訪問での、例のあのシーンは怖すぎて嫌すぎてちょっと椅子からずり落ちたよ。(座り体勢を直す音が映画館のあちらこちらで聞こえてちょっと面白かった)
夏のホラーにぜひ。