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生きること自体が大変なんだ

人はみな生きるのに苦しんでいる。
それはわかっている。
でもどうしても「あの人は羨ましい、楽な人生を送っている」と
考えてしまう。


「属性」での判断、思い込み。


「『嫌悪』というものは人の目を、学習する意欲を曇らせる」
と聞いたことがあります。
「思い込み」「決めつけ」も似たようなもので、あの人はああだ、と思い込むとそれ以上にその人の真実が全く見えなくなる。

例えば「大金持ち」と聞いただけで、嫌悪感が出てきたり。

1回、「金持ちだから苦労してないだろう」ではなく
「人一倍苦労したから金持ちなのでは?」という視点を持ってみてもいいのではと思います。

「生まれながらに金持ち」の人(地主とか)も私は知っていますが、
それにしたって金持ちを維持するのにとてつもなく大変。
毎日のんびり、悠々自適とは程遠い忙しさです。
気を揉むことも多く、ストレスだらけの日々を送っています。



「政治家」なんかも最たるものでしょうか。

ただ政治家に関してはそういうイメージ【自分が楽することしか考えていない】が合っている場合が多々あるので厄介ですが、
「全員が全員悪者」の考えでは、そもそも「民主主義」「代議士」の言葉の意味がありません。

一般的な人間の成長と同じで、「認めるところは認める」をやらないと
政治家も正しく成長しない、と聞いたことがあります。

さらに、「あの政党の議員はみんな悪い人で、こっちの政党の議員は
みんな真面目で良い人」なんてのはもっともっと危険な考え方です。

余談ですが、そういう意味で「個々(の政策等)での判断」
を標榜する政治家が出てきたのはとてもいい傾向だと思います。
もちろんそれが本当に心からの主張であるならば、
私たちも彼らを「個々」で判断すべきで、「盲目的な支持・不支持」は
彼らも不本意でしょう。


最後に。
「ずっと苦しんできた人が人間が強い」とは必ずしも言えません。
「ずっと楽してきた人は人間が弱い」とも限りません。
昔はこう信じて疑うことは無かったですが。

私の持論ですが、この辺は「生まれつきの素質」が強い気がします。


まあ外面的、属性等で人を判断するのは非常につまらないと思っています。
そこからどんどん奥に入り込むと、本当に人間は面白いです。

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