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他人の苦しみは測れない
苦しみ、悩みというものは誰でも持っています。
「誰でも持っている」ことは誰でも分かっています。
まず、苦しみ悩みが無い人はいない。
そして、人の苦しみに対して否定とかマウント取る人が不思議と多い。
これは現実でもSNSでも同様です。
「もっと苦しんでいる人も頑張っているのに。それくらいで苦しいなんて」
「ああその程度?私なんか昔はもっと大変で・・・・」
言われた瞬間、絶望感がひしひしと押し寄せる言葉の数々です。
(そんなことを言われて苦しみが楽になるわけがない)
「もっと大きな苦しみであなたの苦しみは大したこと無いマウント」ですかね。
(ある種の「パワハラ」のような気もします。
というのは、意識的に「下に見ている人間」に対してこういう態度をとることが多い気がするから)
そもそも、「違った人間同士の苦しみの度合い」をどうやって測るのでしょうか。
似たような苦しみでも、その人の置かれた状況、性格、器、苦しみの度合いなど全部違うはずです。
秤で測定して「はいこちらの方の苦しみが大きい」と出るわけがない。
では、百歩譲って「苦しみの測定」ができたとして、
AさんよりBさんの方が苦しみが大きいとしましょう。
それでBさんはどうなるのでしょうか。苦しみがなくなる?
何にも変わらないです。
何の問題解決にもならないです。
(まあ相手がよっぽど「社会に出たばかりの人」などで「取るに足らない悩み」の場合「ああ、それぐらいで悩むか」と思うのはありますね。
それだとしてもマウント取るのは最悪で、ここをどう相手を導くかは経験者?の腕ですが。)
自分は、自分の人生しかわからない。
相手の苦しみは、自分の知っている範疇だったとしても、
もっともっと深く激しいものかもしれない。
せめて聞いてあげる。
理解できなければ「よくわからないけど、大変だな」と言うだけで
相手が救われる場合もある。
少しでも、救われる方にもっていきたい。