競馬には風しかねえ!
こんにちは
突然ですが麻雀プロ友添敏之を知っていますか?
「麻雀には過程しかねえ!」
とこれまた突然に言い放ったアフロ系プロ雀士です。
彼にならってこう言いましょう。
「競馬には風しかねえ!」
$${\underline{\text{※注 友添プロは最近これを自粛してます。でも内心まだ思ってるはず。}}}$$
競馬には風しかねえ!
もしこれを見ている人がいたらすでに知ってるでしょうが
・向かい風は逃げ先行有利
・追い風は差し馬有利
という格言(教え?)があります。
今回はそういう話ではありません。
結論から言うと
ペースとコーナー隊列
です。
※暇があれば加筆修正していきます。
結論
加筆修正するかもしれないけどまず結論をおいておく。
追い風向かい風はスタンド側直線(最終直線)の方向で記述。
例
中山内回り1800mでの追い風
ゲートは追い風だが上り坂から始まりすぐに1コーナーが来ることからペースは上がらない。向正面では向かい風になることから3コーナーに入る際スピードが上がらず外から上がってこられない。ここまでスローペースで進むと勝つのは先行。
競馬場の方角
競馬場の最終直線の方角です。googleアースから自力の計測だから注意。輸送時間はおまけ。
各競馬場の直線の向き早見盤
↑愛用させてもらってる図。シンプルで見やすい。
実際の例
具体例を置いておく。
2024年スプリングS
勝ち馬はシックスペンス
風は西南西6.5m/secの追い風
ゲートはスタンド側で本来なら追い風がペースに影響を与えるのだが、
中山1800mは
1コーナーまで205mで短い
スタートから上り坂
であることからテンは速くならない。
ペースを測るのは、乗っているときの風の感じや目に飛び込んでくる色の速さです (リンク)
向正面中腹の5F目のラップが12.9秒ですが約15.5m/sec
これに向かい風6.5m/secを受けると足して22m/secの風圧になります。
騎手も風が吹いている事は把握していますが、それでも正確にペースを掴むのは難しくなります。トライアルということもあって超スローペースになりました。
後続は3,4コーナーで前と差を詰めようとしても向正面でスピードに乗っていないため詰められずただ消耗するだけ。前は楽々直線に入って追い出すだけ。
勝ち馬シックスペンスは100%の競馬だが後ろの有力馬は力を出し切れず、能力以上に見た目が派手なレースになったと評価できます。
なので私はダービーでシックスペンスは買いません。
これが中山2000mになるとどうなるか。
皐月賞を例にすると南南西2.7m/secの追い風
スタートからコーナーまでの距離が405mに伸びて十分スピードに乗ることができる。その後のハイペースは知っての通りでしょう。
ペースはスタート後のコーナーまでの距離と風の向きがかなり効いてきます。
ちなみに2024年愛知杯-ミッキーゴージャス
小倉2000m追い風4m/sec
向正面は向かい風の中を川田騎手は半ば強引に位置を上げていきました。ペースは1000m57.4秒でハイペースにも関わらずです。
無茶をしてでも3コーナー前にスピードをあげて前に行かなければ勝ち負けにならない。3,4コーナー停滞に巻き込まれてはいけない。ということを川田騎手は理解していたからだと私は考えています。
現役で風を有利に使えるのは川田とルメール。(他にいたら教えて)
この時点では追い風は差し馬に有利と教わったとおりに考えていたのでこのレースはとにかく不思議でした。
前有利が基本 の競馬で差し馬が来るのはスタート後の風がおおいに関係していることを書きたいけどまとまってないのでいずれ。
ローカル1周するコースでスタートが向かい風スローペースだと向正面は追い風に乗ってマクリが起きる、というような感じです。
あと最初であえて否定した
・追い風は差し馬有利
も嘘ではなく、実際追い風で3,4コーナーが停滞して前の馬が勝っても2,3着は追い込み馬だったりします。