腱板断裂

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腱板断裂は肩関節疾患では、ポピュラーな疾患であるが、その病態はいまだに明らかになっていない。

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若年層は手術療法が一般的、まずは保存療法という考え方も間違いではない。経験的にこのぐらいは手術というものは多いが、手術するかどうかは担当医により変化することが多い。

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治療選択には様々な研究がある。Kukkonenの研究ではどれも差がないとの報告である。また、理学療法では、2年後に断裂サイズが大きくなる可能性があるとの報告やRepairした方がASESやCSなどが高いとの報告もある。

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現状、スタート3ヶ月までは理学療法というのが臨床上多い考えである。重要なことは腱板断裂の理学療法の目的が何かということである。多くの研究では、三角筋前部を代償的に使うや肩甲骨周囲筋での代償などの考え方が多い。

個人的には症候性を無症候性にするという考え方が重要である。

なぜなら…

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60歳以上での腱板断裂患者が多いのは周知の事実であるが、60歳以上はそもそも多くの人が腱板断裂をしている。しかし、ながら症状が出ているのはその中の一部である。腱板断裂が本当に問題なのか?

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腱板断裂者は姿勢不良が多い。腱板断裂は姿勢不良から来る肩甲骨の位置の問題が関与するかもしれない。ただし、この中には痛みや可動域などに問題のない人も含まれる。


詳細は斉藤の肩関節セミナーなどで

理学療法士 斉藤嵩



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