サイクリングルート作成の話(ショート周回コース)
4月25日の夜に突然下記のつぶやきを投稿しましたが、
外出自粛の期間中でも、30分から1時間の軽い運動は認められています。しかし自転車で1時間だと遠くにも行けず、コースも単調になりがちです。また遠くにいくことで危険に遭うリスクも高くなります。そんな時には自宅の近くにショートの周回コースを設定しておくと、近所でも意外とライドを充実させることができます。また、あらかじめコースを作っておくことによって、そこに行って走ること、ルートを再編集することが目的となり、次のライドへのモチベーションにもつながります。
自分はルートを作る際に、Googleマップとルート作成サービスを併用しています。なぜGoogleマップも使うのかというと、ストリートビューが秀逸で、道の幅だったり、実際のイメージが掴めるので予習するのに重宝するからです。(ついでに言うと自販機も探せるし、迷子も抑制できます。)
また、自分はルート作成サービスはルートラボを使っていましたが、3月31日でサービスが終了したので、今はRide with GPSに移行しました。また別のサービスだとStravaでもルートは作れますね。実際にいかなくてもルートを作って勾配などの情報もわかるなんて、自分がヨーロッパにいたときにあって欲しかった。。。
さて、ルート作成サービスを使ってコースを作るわけですが、短い周回コースを作るコツは、
・基本左回り
・基本車通りの少ない道(路肩に余裕があれば広い道でもよい)
・信号がない道、直線に一旦停止がない道(曲がり角にある分にはよい)
・1周およそ3km〜5kmくらいだと集中力が維持しやすい
・平均勾配3%〜5%くらいの上りが1km前後か、何回かあるとよい
・湖や池、大きな公園のまわり、意外と住宅地などが周回しやすい
・周りの人の迷惑にならない場所←ここ重要!
などがあります。
左回りは当然、右折を少なくすることです。右折はいろいろとリスクがあるので、左回りにして車線をまたリスクをなくします。
車の少ない道はストレスなくサイクリングする上で非常に重要です。幹線道路を避けて、一つ中に入った道や、メインから外れた道を見つけます。これはGoogleマップなどとにらめっこしていると見えてきます。自分が先日作った道では、普段は10回以上信号を通過するコースを信号2個まで減らすことができました。ただそういう場所はほとんど裏道なので、普段交通量が少ない分、道路状況や歩行者など通行により気をつける必要があります。
信号や一旦停止はスムーズに走るためには当然ない方がよいです。あくまでトレーニングなので、曲がり角は一旦停止で止まってもそんなにストレスではないので、その限りではありません。
1周の距離は3km〜5kmくらいが集中力が維持しやすいと思います。あまり長いと次の周回に入ることを躊躇するだろうし、短すぎると距離が伸びずに嫌になってきてしまいます。3kmくらいあると上りも平坦もそこそこの長さが取れるのでよいですね。ちなみに自分が今まで作った周回コースはだいたい6km前後です。
周回コースの中には上りがあった方が、スピードを上げなくても追い込めるので集中しやすいです。勾配3%〜5%くらいがスピードを殺さずに走れるので快適です。上りが好きな人なら激坂でもよいですね。上りで集中して下りでリラックス、だとリズムを作りやすいので集中力が続きます。平坦のみの周回でも良いですが、スピードが出過ぎて少々リスクが高くなるので、本当に車も歩行者のこないところをお勧めします。
池や大きな公園、住宅地や農道を使うと、周回コースを作りやすいです。しかし前に書いたスポーツ自転車専用コースを作ってみたい話で書いたように、日本って意外と何かに沿って自転車で走れる道って少ないんですよね。自転車は危ない乗り物としてリスクマネージメントでもされてるんですかね。とはいえ、探すと結構あるものなので、Googleマップやルート作成サービスでちょっと旅をして見つけてみるのも、宝探し的な感じで楽しいです。
ただし、公園や住宅地、農道などはそこで生活をしている人、稼業を営んでいる人たちがいるので、邪魔にならないようにしましょう。自転車で走ることが迷惑になるようならば絶対そこでは走らない方がよいです。トラブルを生み出して自転車が悪者になることは望んでいませんし、何より自転車を知ってもらうのならば、使えばこんなに楽しいですよ、こんなことができまよ、というような気持ちを先に伝えたい。誰もが自転車大好きなわけではないということを意識して、まずは道路を使わせてもらっている気持ちを持ち、譲り合う精神が大事です。
と、いろいろ書いてきましたが、現在はあくまで外出自粛です。節度を守って、事故のリスクのない健康維持のサイクリングを心がけてください。しかしながらマップでコースを作るとすごく走りに行きたくなります。今のうちにたくさんコースを作ってモチベーションの貯金をしておいてくださいね。