「連鎖を断ち切る」の話

現在、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、世界中の多くの人々が自宅待機を命じられて、外に出ることも自由にできなくなっています。そんな中で日本はまだ自宅待機のレベルになっておらず、外出が自由にできるのが幸せに感じる一方で、果たしてこれで感染拡大を押さえ込むことができるか、と杞憂することもあります。

ところで、最近Covid-19についてSNS上で多くの人が"Break the chain"という表現を使っていて、こんな気持ちになりました。

現在、人々はCovid-19が感染する可能性があるので自由に集まることができず、バラバラにされています。まさに新型ウィルスによって「鎖を切られてる」状態です。そんな中で、皆が団結してCovid-19の拡大を止めよう、と文字通り「break the chain 連鎖を断ち切る」と言っているのです。インターネットがない時代だったら、人々は自宅で新聞やテレビ、ラジオからの情報しか知ることができず、不安な日々を送り、疑心暗鬼になったり、不信感を持ったりと、人々の連鎖はどんどんと断ち切られていたでしょう。

しかし現在はインターネットを通じて、世界中で全く違う場所にいても、お互いを知らない人たちでも、一つの目標に向かって団結をすることができる時代です。こんな時代だからこそ、競争を一時中断してお互いを尊重しあって共存していかなければいけない。だからBreak the chainをするためには、皆が団結しなければいけない。人々の鎖を繋ぎ直さなければいけない。

だから自分は"Break the chain"と見たと同時に、"Time to Unite"(団結するとき)という表現が思いつきました。バラバラになってしまった時こそ、一つになろうという気持ちが強くなる。ある意味、人の本能のようなものでしょう。

またみんなで自由に集えるように、皆で生きる喜びを共有できるように、世界中のみんなで一致団結して、この新型ウィルス感染の連鎖を一刻も早く立ち切れることを願います。

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 別府 匠 / Takumi BEPPU
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