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映画のかんそう(9)

twitterに垂れ流した映画の感想を集めてみた第9だん。
主に映画はTVの、深夜とかテレ東の昼間にやっているのとかを録画して、真夜中にひとりで観ています。
基本的に1映画1ツイート。

グリーンマイル(2000年)
The Green Mile (1999)

映画『グリーンマイル』観た。空気感がとても好きな映画。デヴィッドモースとかゲイリーシニーズとかサムロックウェルとか独特の雰囲気ある良い役者がたくさん出ておりすばらしい。中でもダグハッチソンの小物クズぶりは神懸かっており、何度観ても適切にヘイトが集まる完璧な配役と言わざるを得ない。

ダグハッチソン本当に凄い。権力者とのコネを匂わした生意気な態度、囚人に対する嫌がらせの数々、腹いせにMr.ジングルスを踏み潰す、そして最後の酸鼻極まるドラクロワの処刑。わずか1時半ほどの間にヘイト満点。ビビって小便漏らしたりクソみたいな言い訳したりと全方位に抜かりなし。最高。

スネーキーモンキー 蛇拳(1979年)
蛇形刁手 / Snake in the Eagle's Shadow (1978)

映画『スネーキーモンキー 蛇拳』観た。小学生の頃さんざん真似したジャッキーチェンのカンフー映画だ! ジャッキーチェンの驚異的な身体能力と、小気味良い格闘、修行シーケンスに胸踊る! 技を繰り出すときのボッ! 打ち合ったときのカッ! ヒット時のビシッ! これだよこれ!

映画『スネーキーモンキー 蛇拳』ブレイクダンスめいた蛇形拳+我流の猫爪、鷹爪拳は地味に脇下とか肘裏とかの急所に爪立ててヤバいし立ち関節極めてて強い、ライバル武館には蟷螂拳使い、カンフーが多彩。ジャッキーチェンの前歯がリアルに折れてて容赦なくて好き

猿の惑星(1968年)
Planet of the Apes (1968)

映画『猿の惑星』観た。猿の惑星のオリジンだ。オチがわかっていてなお、めちゃくちゃ面白い。捕われて理不尽な扱いを受けるテイラーのヒーローぶりと、テイラーを陰謀殺しようとするザイアス博士の黒幕ヴィランぷりが、物語が核心に迫ることで印象が真逆に変わる瞬間に戦く。紛う方なき大傑作SF。

マッドマックス(1979年)
Mad Max (1979)

映画『マッドマックス』観た。マッドマックスと言えば2(とデスロード)のインパクトが凄く、一作目の事は忘れてしまっていたが、面白えな! 犯罪者に負けず劣らずのならず者ばかりなMFP、ポエトリーなナイトライダーとトーカッター、暴走チームのメンバーやその他のちょい役までキャラが濃い。名作。

特に好きな暴走チームのメンバーは、盗みに入った家から出るとき無意味な飛び込み前転してバイクに乗ったヤツ。駅の町に着いたときに徐に踊り出した二人組、ハートのサングラスと青メンポも捨てがたいが。

スイス・アーミー・マン(2017年)
Swiss Army Man (2016)

映画『スイス・アーミー・マン』観た。なにやってンすかダニエルさん。放屁推進、貯水給水、方位磁石、剃刀めいた歯、火口、弾体射出、斧じみた手刀、次々と新機能を発現する恐るべき多機能死体ダニエルラドクリフと遭難者ポールダノの、帰還と友情の物語。森の中をさ迷う二人は本当に幸せそうだった

映画『スイス・アーミー・マン』は大変素晴らしい映画であることは疑う余地もないが、しかし、この映画を「4週連続ハリポタ&ファンタビ祭り」に合わせて放送するってんだからアタマオカシイとしか言いようがない。良いぞもっとやれ。

ザ・サークル(2017年)
The Circle (2017)

映画『ザ・サークル』観た。ソーシャルメディアの行き着く先のあり得そうなテックディストピア。賢く薄幸そうなエマワトソンがはまり役。ハリポタ&ファンタビ祭りのひとつだが、ダニエルラドクリフのスイスアーミーマンとの落差がすごい。どっちも好き。


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