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5大ウイスキーの5番目は本当にジャパニーズでいいのか問題。いやそもそも5大ウイスキーとは。

まことしやかに語られる「世界の5大ウイスキー」。
いったいいつから誰が提唱しているのかは知らないし、調べてもいない。

スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、そしてジャパニーズ。

5番目はどうなんだ。
ジャパニーズでいいのか。
ジャパニーズ・ウイスキーは確かに、ただの自画自賛ではなく、世界的にも評価が高いのは確かなのだろうが、5番目に挙げちゃっていいの感がどうしても拭えないのだ。

というわけで、5番目候補について、自分なりに調べてみたのだった。

ジャパニーズ・ウイスキー

模造ウイスキー(調合ウイスキー)はさておき、スコッチの製法に準じるモルトウイスキーは、1920年代から製造・販売されている。
大手のサントリーニッカの評価は高く、ベンチャーウイスキー(イチローズモルト)などの小規模蒸留所も評価の高いものがあり、世界に通じるウイスキーを造っているのは間違いないと思われる。

イングリッシュ・ウイスキー

1910年頃に一度完全に途絶えたが、2000年代から復活。現在ではセント・オステル&ヒーリー(St. Austell and Healey)、セント・ジョージ(St. George)、アドナムス(Adnams)、レイクス(Lakes)、ザ・ロンドン(The London)の5つの蒸留所があるらしい。
一度途切れているとはいえ、歴史の深さはスコッチに劣らない。

フレンチ・ウイスキー

ブランデーや、ビールの蒸留酒オゥ・ドゥ・ヴィ(フルール・ドゥ・ビエール)が主だが、兼業でウイスキーの蒸留もやってるところが相当数あるらしく、25くらいウイスキーを造る蒸留所があるのだとか。

ジャーマン・ウイスキー

あるみたい。1990年代以降。よくわからない。

オーストラリアン・ウイスキー

1980年代以降。よくわからない。

インディアン・ウイスキー

イギリス統治下で製造されていたが、当時のものは所謂模造ウイスキー。1980年代からスコッチに準じるモルトウイスキーを製造しているが、シングルモルトの需要はなく、ウイスキー風飲料の原料の一部として用いられたのだとか。
今では世界的なブームもあり、シングルモルトとして販売されている。アムルット(Amrut)が有名。

タイワニーズ・ウイスキー

ジャパニーズ同様にスコッチに準じる。
カヴァラン(Kavalan)とオマー(Omar)は非常に評価が高い。

ブラジリアン・ウイスキー

詳細不明だが造ってるらしい。よくわからない。

フィニッシュ・ウイスキー

フィンランドの蒸留所はキュロ(Kyrö)のみ。ジンがメインぽいが、ライウイスキーを造っているようだ。

ベルジャン・ウイスキー

ビールの醸造所が蒸留酒に参入してきている模様。伝統的にはフランス同様にフルール・ドゥ・ビエールなのだろうが、グーデンカロルス・シングルモルト(Gouden Carolus Single Malt)のように、本格的なウイスキーを志向しているものもあるようだ。

で、5番目は……

うむ、よくわからない。
なんとなくジャパニーズで良い気がしてきた。
いややはりイングリッシュだろうか。

5番目はイングリッシュにして、ジャパニーズはスコッチの第7の地域区分と言うのではどうか。
雑すぎるか。

そもそも5大ウイスキーとは、は、どっかにうっちゃってしまいました。

ウイスキー飲もう。

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