好きブルワリー好きビール(2)ヌウグナ=エウ
ヌウグナ=エウ Nøgne Ø はノルウェーのブルワリーだ。
いまはヌグネという呼び方が公式で定着しているようだが、カタカナ表記が定まっていなかった頃の読み方のひとつであるヌウグナ=エウの方がエキゾチックで好きだ。
そしてもちろん私にとってヌウグナ=エウは、インペリアルスタウトとバレルエイジングのブルワリーである。
なお、このブルワリーはヨーロッパで唯一の、長野の宮坂醸造の指導を受けた酒蔵でもあり、ヌウグナ=エウを和訳した「裸島」という銘柄の日本酒を造っていた。今も造っているかは調べていない。
レッドホライズン Red Horizon
日本酒酵母を使った1バッチ限定のストロングエール。
1st Edition は真澄の七号酵母を、2nd と 3rd は九号酵母を使っている。日本酒のような香りと濃厚な甘みを持つ、麦で造った日本酒ともいうべきビール。
以前にこのビールに触れたとき、1st と 2nd だけ飲んだと書いたが、どうやら 3rd も飲んでいたらしく、家に 3rd Edition のボトルを収めていた化粧缶があった。飲んだことを忘れてしまっていたようだ。
ABVは1stが17.0%、2ndが13.5%、3rdが12.5%と徐々に下がっているが、バランスは良くなっていってたような。
個人的には1stのインパクトが強く、忘れがたい。
ちなみにホライズンはシリーズもので、他にダーク・ホライズン Dark Horizon(1st, 2nd, 3rd, 4th, 4.5, 5th)、スイート・ホライズン Sweet Horizon 、スポンテニウス・ホライズン Spontaneous Horizon 、ワイルド・ホライズン Wild Horizon があり、すべて1バッチ限定だ。残念ながら飲んだことはない。おそらく、ダーク・ホライズン以外は輸入されていない。
おっとこれインペリアルスタウトじゃないぞ。
バッチ100 #100
小麦を使ったホッピー・バーレイワイン(ウィートワイン)、ABV10.0%。甘く、苦く、フルーティ。
飲むビールが偏っているせいか、ヌウグナ=エウのビールは甘みを重視している気がする。そしてこれが大好き。
そしてまたインペリアルスタウトではない。
100%ピーテッド 100% Peated
ウイスキー用のピーテッドモルトを使ったバーレイワイン、ABV8.5%。銘柄名から想像するほどピート臭くはなく、ほどよいスモーキーと、蜂蜜を思わせるモルトの甘み。
やはりインペリアルスタウトではない。
サンターンブリュー Sunturnbrew
ラオホのように燻製したモルトを使った、スモーキー・バーレイワイン、ABV11.0%。
100%ピーテッドよりスモーキーで、ロースト感もあり、がっつりした飲み応え。
バーボンバレルとオークバレルのエイジング・バージョンがあるようだが、それらは試せていない。
これも略。
ホライズン・トーキョー・ブラック Horizon Tokyo Black
ブラック・トーキョー・ホライズン Black Tokyo Horizon のヌウグナ=エウ・バージョン、ABV16.0%。究極のインペリアルスタウトの別バージョンだ。
実はまだ隠し持ったまま開けてない。いつ開けるべきか大変悩ましい。
ブレンディングによる味わいの違いを比べてみたいものだが、コンディションの近いものを集めるのは不可能だろう。
裸島 山廃無濾過純米吟醸 Nøgne Ø Sake Yamahai Muroka Junmai Ginjo
ノルウェーで造られた日本酒だ。本気で造られている。
吟味酒だが吟醸香はあまり強くない。米の香りと旨味がしっかり。仄かに酸味。
ヌウグナ=エウも凄い!