#IndependentCraft
最近、アメリカからの輸入ビールの一部に #IndependentCraft のシールが貼られていることに気がついた。
#TakeCraftBack にあえなく失敗した Brewers Association が次なる戦略として、Independent な Craft Brewer に #IndependentCraft シールの配布をはじめたようだ。
悪辣なる飲料系メガコーポによるクラフトブルワリーの買収に対抗するべく、真のクラフトたる #IndependentCraft をアッピールしようという狙いらしい。
アメリカではクラフトとクラフティを別つものとして、Independent たることを旗印として戦っているようだ。
日本国内では #TakeCraftBack と同様に、ほとんど注目されていないっぽい。
いやむしろ、Independent はとても都合悪いので、積極的に無視されているというのが実情ではないだろうかと、全力で邪推する。
Craft の定義が変わっていた
#IndependentCraft について調べるために Brewers Association のサイトを見ていたら、Craft Brewer の定義が変わっていることに今さら気付いた。
(定義が変わったのは2014年のことらしいが、いままでスルーしていたようだ。なんたる体たらく!)
これまでの構成要素から Traditional を外して、Small と Independent だけにしたようだ。
Traditional な手法や材料をまったく用いない Brewer が増えてきたので外したっぽい。
さもありなん。
ちなみに Small は、BA の有力ブルワリーの醸造規模に応じて拡張されることがあるので、実質的に Craft Brewer の必須条件は Independent のみと言っても差し支えないだろう。いや差し支えあるか。いやいやそうでもないか。
日本のクラフトは
脈絡なく日本国内の話に飛び火する。
そろそろ日本のクラフトビール=地ビール業界(何度も言うが、この定義はどうかと思う)も、ふわふわした「クラフト」の定義を明確にすべき時がきたのではないだろうかと勝手に思料。
定義がふわふわしているせいで、国内外のクラフティを適切に排除できず、クラフティに市場を制圧されたままなのを指を咥えて見ているしかない感じがし、やるせない。
やるせないのだ。
おまけ
Brewers Association のサイトで、ブルワリー名からクラフトブルワリーかどうかを検索できるので、興味ある方はお試しあれ。
さてビール飲むかな。