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ビール廃人度

自分の経験とごく狭い観測範囲から得た知見に基づき、ビール沼へのハマり度合いをビール廃人度として、その進行各段階の有り様をここに記す。
多分に恣意的かつ偏狭なシロモノなので、真面目に読むのは禁止だ。

廃人度0:ビールは「とりあえず」。国内大手メーカーのクラフトっぽい製品と、オシャレっぽい海外メジャーと、旅先で試した高いわりにあまり美味しくない「地ビール」をいくらか知っているが、大して興味はない。

廃人度1:ビールに興味を持ちはじめ、いろいろ飲んでみている。飲んだことがないビールを見かけたら積極的に飲んでみる。見知らぬビールに出会うことがとても面白く、選択肢の多様さと味わいの多彩さに驚き、ナンカスゴーイと思っている。たぶん、一番楽しいときだ。

廃人度2:知識も経験も増え、ある程度落ち着いてビールを選べるようになっている。この頃から大手メーカーのビールを無個性かつ商業主義的な悪しき物と考えるようになり、批判をしだす。特に超ドライなアレを口汚く罵るようになる。

廃人度3:知識も経験も相当なものとなり、スタイルや原材料(副原料)、生産国・地域などが判れば、ある程度、香りと味わいを推察できるようになる。ビールの歴史や業界の事情などへの理解も深まり、安易な批判は口にしなくなる。超ドライなアレへの嫌悪感も落ち着き、逆にリスペクトする場合も。

廃人度4:ビールを飲むことを主目的に遠出する(まだ国内)。限定ビールを求めてお店巡りもする。330mlで数千円もするような高価なビールにも手を出している。自宅に希少なビールのストックが増えていく。

廃人度5:ビール専用冷蔵庫を導入。ここが分水嶺である。冷蔵庫の導入は歯止めを失う最初の切っ掛けである。もう後戻りできなくなり、廃人度の進行は加速する。本格的なビール廃人の仲間入りである。なおここで冷蔵庫の導入を踏み止まれば、「ビール大好きな人」のままでいることが可能だ。

廃人度6:ビールの個人輸入をはじめる。最早未輸入ビールの正規輸入を待っていられないので、自前で調達するのだ。そのまま業者になるケースも少なくない。

廃人度7:ビールを飲みに海外にまで行くように。醸造所巡りとビールの調達が目的である。この頃には自宅のビール専用冷蔵庫が増えている。冷蔵庫は増えても、その分ストックされているビールも増えており、冷蔵庫は常にパンパン。

こんなところだろうか。
最高が7というのが中途半端だが、 もう思いつかないので、ここまで。

ちなみにウチにはまだ、ビール専用冷蔵庫は、ない。

さて、ビールを飲もう。

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