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はじめてインドを訪れたとき、私は「可能性の空き地」を見た
こんにちは、多喜蔵(たきぞう)です。
今日は、私がなぜ農業の世界に飛び込みたいのか、その背景をお話ししたいと思います。
街の空腹と都市郊外の「活用されない土地」
数年前、前職の仕事で初めてインドを訪れたとき、街中には栄養不足と思われる子どもたちの姿がありました。一方で、都市郊外には活用されず放置されたままの広大な空き地が点在していたのです。日本でも耕作放棄地の増加が問題になっていますが、「土地が余っている一方で、飢えている人がいる」という現実をインドで改めて突きつけられました。
その光景は、私にとって衝撃であると同時に、“大きな可能性”として映りました。もし、この空き地を誰もが簡単に農業を始められる場に変えることができたら、飢餓に苦しむ子どもたちの食糧問題に貢献できるかもしれない。そんなアイデアが頭をよぎった瞬間を、今でもはっきりと覚えています。
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「どこでもできる農業」の実現を目指して
帰国後、インドでの経験をきっかけにスマート農業の技術について調べ始めました。AIやIoTを活用すれば、限られた人手や資源でも効率的に作物を育てられる。さらに、これらの技術が十分に低コストで運用できるようになれば、世界中の空き地が「食糧生産の場」に変わる可能性がある――そう考えたのです。
とはいえ、現状のスマート農業は初期投資やノウハウのハードルがまだ高い部分があります。だからこそ、私はまず低コストのオペレーション技術を身につけ、普及させることに挑戦したいと思っています。これが、私が描く「どこでもできる農業」の入り口です。
SDGsから見える広い世界
「飢餓をゼロに(SDG 2)」は、私が学んだSDGsの中でも特に心に残る目標の一つです。世界には、十分な食糧を得られない人々がまだ多く存在し、その現状を改善するには多方面からの取り組みが不可欠。私自身は、その一端を担うモデルづくりを目指しています。
活用されない土地の再生
低コストかつスマートな技術で誰でも農業を始められるようにする
そこで生み出される作物が、食糧不足で苦しむ人たちの助けになる
そんな未来を描いています。もちろん、一朝一夕に実現できるわけではありません。しかし、インドの街で見た空き地と子どもたちの姿が、今でも私の背中を押し続けているのです。
おわりに
飢餓状態の子どもたちと余ったままの土地――このギャップを埋めることができれば、私たちの未来はもっと豊かになる。その思いこそが、私が農業に挑戦しようと決意した原点です。低コストで運用できるスマート農業を広め、「どこでも、誰でも、作物をつくれる」世界を目指して、これからも歩みを進めていきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。次回もぜひお楽しみに。