3次元センサの海外メーカ一覧
こんにちは~組み込みエンジニアの滝象540です。
知っている、産業用3次元センサをラインナップしている海外メーカをまとめておきます。
産業用3次元センサについては、以下の記事を見て頂くとどんなものかイメージが掴めると思います。
Intel：アメリカ
RealSenceという三次元センサをリリースしています。おそらく最も使われている3次元センサーですね。開発環境が整っていますが、安い分華奢な作りで壊れ易い印象です。産業用というよりは、研究開発中の試作用といった方が良いかもしれません。
Microsoft：アメリカ
Kinectという、元々はゲーム機Xboxで使われていた3次元センサセンサをリリースしています。今は、クラウドサービスAzureで使えるタイプがリリースされています。こちらも開発中の試作用と言った印象です。
Ensenso：ドイツ
ランダムドット方式の小型のNシリーズ、大型のXシリーズをサインナップしています。防水性や振動耐性があり、工場現場での使用を想定した頑丈なセンサです。
画像処理ソフトは販売していないので、使う人が用意する必要があります。
PhotoNeo：スロバキア
比較的新しいセンサメーカです。方式としては位相シフトに近いのですが、特別な受光素子を使って1回の縞パターンの投影で形状データを取得できます。位相シフトの欠点である計測時間の長さを克服しているようです。
形状データを処理して、製品の位置を検出するソフト、検出位置にもとづいてロボットを動かすソフトなども販売しています。
Cognex：アメリカ
産業用カメラ、3次元センサの老舗です。画像処理ソフトを内蔵したIn-sightシリーズの中に3次元センサがラインナップされています。センサだけで製品の検査ができるようです。
パソコンに接続しパソコン側ソフトで画像処理を行う3次元センサもラインナップされています。
SICK：ドイツ
様々な方式の3次元センサをラインナップしています。イーサネット接続で、画像処理ソフトを内蔵しているセンサもあるようです。
私個人は、あまり接する機会がないので、あまりよく知りません…。
LUCID：カナダ
TOF方式の3次元センサをラインナップしています。とても小型で防塵防水性能も高いスマートなセンサです。TOFカメラと呼ばれたりもします。
画像処理ソフトは販売していないので、使う人が用意する必要があります。
SOLOMON：台湾
位相シフト方式の3次元センサをラインナップしています。形状データを処理するソフトも幾つか開発しているようです。
国内の展示会でも大きなブースが出展されるなど積極的にセールス活動を行っている印象です。センサの詳細ページが中国語なことも多く、日本人には敷居が高いメーカです。
roboception
ランダムドット方式の3次元センサをラインナップしています。ランダムドットを投影するプロジェクタと、2台のカメラが一つにパッケージ化されたステレオカメラを組み合わせて使うようです。
「工場内の物を運ぶ」など用途別のソフトウェアが用意されているようです。
イラストは
イラストは妻に描いてもらいました。良かったら妻のnoteも見ていってください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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