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GigEカメラの暑さ対策

GigEカメラは、普段人が居ない(居られない)過酷な場所でも使われます。自動化された無人工場をエアコンの効いた快適環境にしても意味ないてすよね。

例えば、以下のような環境です。

・ すごく暑い、または寒い
・ 湿度が高い
・ 近くに振動が大きい機械が稼働
・ 大電力の設備から電気ノイズが放射される

監視カメラの様に、紫外線や風雨に晒されることはありませんが、GigEカメラにはまた別の頑丈さが必要です。

暑さ

GigEカメラはどちらかというと、暑さが苦手です。保護回路が作動し画像を撮像できなくなったり、撮像しても画質が悪くなったりします。

対策
GigEカメラに金属部品を取り付け放熱を助けたり、空冷ファンで風を送り強制冷却しましょう。

寒さ

GigEカメラが冷え切っていると、うまく起動しない事があります。

対策
しばらく放置してから再起動しましょう。GigEカメラ自体の発熱で安定動作する温度までGigEカメラが温まります。

湿度

画像に結露した水滴が写り込むと、正しく画像処理できません。

対策
温度変化を抑え、また除湿して結露しないようにします。定期的にレンズを拭く運用で使える場合もあります。

振動

GigEカメラが揺れると、手ブレした画像が撮像され、画像処理結果に誤差が生じたり、そもそも正しく処理できなくなります。

もちろん、強い衝撃は厳禁ですよ!



対策

グローバルシャッタ方式のGigEカメラを使いましょう。そして、照明を強くし露光時間を出来るだけ短くします。また、カメラを取り付ける架台を頑丈する、防振構造の架台を使用する、対策で使用出来る場合あります。

電気ノイズ

GigEカメラが周囲の機械が出す電気ノイズで画像撮像に失敗する事があります。

対策
GigEカメラ含め、CEマークなど各地域の電気安全認証を取得している機器を使いましょう。ただ、機械毎に対応規格が違うので、GigEカメラにとっては有害な電気ノイズを出す機器もあります。その場合は、イーサネットケーブルにフェライトコアを追加する、アースを強化するなどのノイズ対策を実施します。

イラストは

イラストは妻に描いてもらいました。良かったら妻のnoteも見に行って下さい。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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