【楽天イーグルス】今江監督の退任報道に思う事。
楽天イーグルスの2024年の全日程が終了しました。
最終戦は延長12回引き分けに終わり、67勝72敗4分けで3年連続の4位。
今江監督は、終了後のセレモニー挨拶で「皆さんの期待に応えられず、本当に申し訳ありませんでした」とファンへ謝罪した上で、
「新しい収穫というものがたくさんありました」と来シーズンへ向けた発言もありました。
この挨拶から一夜明け、今江監督が来季続投しない可能性が高いという報道が各マスコミから一斉に‼️
地元紙も同様の報道をしていますので、おそらく今江監督退任は間違いないのでしょう。
今江監督は昨オフに1軍打撃コーチから昇格し、12球団最年少監督として就任しました。
支配下登録選手は12球団最少の65人。
昨オフは目立った補強がなく、抑えの松井裕樹投手がMLBに移籍するなど就任から逆境の連続でした。
それでも、球団20周年の節目に交流戦初優勝を飾り、後半戦は勝率5割前後をキープ。
一時3位に浮上も、最終盤に今季ワーストの8連敗を喫するなど最後の10試合は1勝8敗1分けと失速し、CS進出を逃しました。
最終戦に報道陣の取材に応じていた森井誠之球団社長は昨日の時点で、
「きょうからしっかり振り返り、あすから組閣に向けてすぐに動く。しっかりと出来上がった状況で皆さまにお伝えしたい」
と話していましたが、退任は最終戦前には決定していたように思います。
退任が決定すれば、球団初年度の05年以降、1年で監督職から離れたのは田尾安志、マーティー・ブラウン、大久保博元、平石洋介、三木肇に続く6人目となりますね。
球団20年の歴史で、1年退任監督が6人も…。これは明らかに多すぎます。
監督交代の経緯はさておき、
個人的にはこのタイミングでの監督交代には大反対です。
2年契約を破棄してまで、今江監督を交代するほど酷い内容のシーズンではなかったはずです。
実際に石井一久監督が率いていた昨シーズンより、観客動員数は大幅アップ。
多くのファンがチームの躍進を期待し、球場へ足を運びました。
そもそも1年で結果を出して欲しいのであれば、単年契約で監督を依頼すべきだったと思います。
今江監督も、2年契約ということを念頭におきながら、長期的な強化を視野に入れた采配をしていたはず。
監督としての評価は2年契約の最終年の結果を見て判断するのが妥当と私は考えます。
確かに野手の起用法に関しては、私が外から見ていても疑問に思う采配は多々ありました。
しかし、投手運用に関しては高く評価すべきだと
思います。
①就任直後に則本投手を守護神に指名。最終的に最多セーブのタイトルを獲得
②内投手、藤井投手が先発ローテに定着。荘司投手不在のアクシデントを感じさせなかった。
③藤平投手を中継ぎ転向させ覚醒。侍JAPANに選出されるまでに。
④中継ぎ運用の健全化。酷使を免れた鈴木翔天投手が覚醒。侍JAPANに選出されるまでに。
⑤早川投手がエースとして独り立ち。藤井投手と共に球団史上初の左腕2桁勝利を達成。
私以外の楽天ファンの方は今回の監督交代報道をどう思ったのか。
X（旧Twitter）を使い、
単刀直入に下記2択でアンケートを取ってみました。
①「今江監督だから4位になれた」
②「今江監督のせいで4位に終わった」
半日のみの集計でしたが、89人もの方にご回答頂きました🙏結果は下記の通りです👇
7割のファンが、私と同様に今江監督に対して、好意的な評価をしていました。
楽天ファンを20年もしていれば、今回のようなファンの感情を置き去りにする監督人事は何度も経験しています。
その度に思うのは、ファンへの説明が不足しているという事です。
球団側とオーナーとの意見が一致しないまま、
結果的に球団側がオーナーに逆らず人事が決定。
球団側が無理のある説明を、
ファンに展開するというのが一連の流れなのでしょう。
もしも、三木谷オーナーの意見を大きく反映させた人事であれば、自身からファンへその真意を発信して欲しいものです。
三木谷オーナーは、影響力の強いSNSアカウントを保有し、自身の考えを発信し続けているいわゆる「インフルエンサー」です。
こういう時こそ、ファンに向けて言葉を発して欲しい。
楽天イーグルスは確かに三木谷オーナーの持ち物です。しかしその持ち物は、多くのファンが居なければ成り立ちません。
どうか、ファンと出来るだけ近い感覚で球団運営の指揮を取って欲しいものです。
まあ、こういう事を批判的な意見を書きつつ、
私は来年も楽天イーグルスを応援する事になるでしょう😅