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【いわてグルージャ盛岡】J3最下位が確定‥。コールリーダーの想いよ届け!


11月3日のJ3リーグ第35節。
いわてグルージャ盛岡のJ3最下位が確定しました。


JFL降格も決まる可能性があった前節は、大宮アルディージャ相手に4連敗を喫しましたが、残留を争う19位Y.S.C.C.横浜、奈良クラブの引き分けにより降格決定は免れていました。

アウェイで引き分けも、最下位が確定

奇跡の残留へ、勝利が絶対条件のグルージャは敵地でツエーゲン金沢と対戦。
グルージャは前半ATにボックス手前で受けた河辺駿太郎選手が左足を振り抜くと、右ポストに当たってゴールラインを割り、待望の先制点!しかし49分、長峰祐斗の直接FKがディフレクトして決まり、同点に追いつかれます。

1-1のまま迎えた後半ATは目まぐるしく攻守が入れ替わりますが、結局スコアは動かないまま試合終了。辛うじて勝ち点「1」を獲得したグルージャでしたが19位YS横浜との勝ち点差が「10」で残り3試合となり、JFL自動降格圏の20位が確定しました。

秋田社長が声明を発表

すでに今シーズン限りでの退任を発表しているグルージャよ秋田豊社長は、今季のJ3で最下位が確定したことを受けて声明を発表しました。


「2度にわたる監督交代で上昇を目指し闘って参りましたが、最下位を脱出することが出来ないまま本日の結果に至りました。常にいわてグルージャ盛岡と共に闘い、クラブを支えてくださっている皆様のご期待を裏切るかたちとなってしまったこと、大変申し訳ございません」

「ファン・サポーターの皆様には勝てない試合が長く続いた中でも、最後の最後までチームを信じて熱く温かい声援や拍手で選手を常に後押ししていただきました。また、スポンサー企業・関係者の皆様には、どのような状況でも選手が快適にプレーが出来るようご支援をいただきました。改めて、いわてグルージャ盛岡に関わる全ての皆様に感謝申し上げるとともに、お詫び申し上げます」



以前も言いましたが、社長退任報道が残留を争う真っ只中に出てしまった事が現場の混乱を招いた気がします。

ホームで北九州に勝利し、選手・サポーター共に「さあ、行くぞ!」という雰囲気になっていた矢先のことでした。案の定、退任発表以降はチームの歯車が噛み合わず、連敗を喫しさらに残留が遠のく事に。結果論にはなりますが、シーズンが終わるまでは社長の去就は伏せるべきでした。


試合後のコールリーダーから選手へのメッセージが心に響く

どんなに苦しい状況でも、選手へ心ない言葉を掛ける事なく前向きに選手を鼓舞してきたグルージャのコールリーダー。リーグ最下位が決定した11月3日の試合後に挨拶に来た選手たちへ向けたメッセージがとても心に響きました。

コールリーダーの言葉はこちらです👇


みなさんまずはお疲れ様です。みんなの勝とうという気持ちは、僕たちにちゃんと伝わっています。頑張ろうって気持ちは本当に伝わりました。だから、90分、僕らも全力で応援することができました。岩手のために90分間、全力で戦ってくれてありがとうございます。もちろん、最終的な結果はこうなって順位も決まっちゃいましたけど、1個、覚えてほしいというか感じて欲しいことは、僕たち、ここにいる人たちっていうのはグルージャしかないんですよ。Jリーグ60クラブあるし、色んなクラブとかあるけど僕らはグルージャを応援することが生きがいでここに来ているし、グルージャのために日々頑張って働いているし、グルージャのために生活して、グルージャのために一生懸命生きています。だから、残りの3試合絶対勝ちましょう。来年、カテゴリー変わることが濃厚だけど、グルージャはまだある(存在する)んです。ここにいる選手も何人残るかわからないけどグルージャはずっと残っているんです。僕たちは、グルージャがどこにいこうがグルージャを応援するし、僕たちは、ずっとグルージャのこの白いユニフォームを着てこれからも闘うんです。だから、一緒に岩手のために残り3試合を闘ってください。俺たちは、このJの舞台で闘いたかったし、絶対Jの舞台に戻ってきたいし、俺たちはJ1で闘いたいし、タイトルが欲しいです。だから、この悔しさをみんなも忘れないで欲しいし、一緒に岩手のために、グルージャのためにいろんな人のために、闘ってください。それが僕たちからのお願いです。もちろん順位はついて欲しい。だけどそうじゃない。グルージャが街に根付いて、岩手の誇りとなって、岩手のために闘ってくれることを岩手県民120万人が感じて欲しいし、そういうクラブになってほしい。だから、残り1ヵ月グルージャのために一緒に闘って下さい。僕たちは変わらず全力でサポートすることを約束するし90分間、270分間、全力で声出し続けるから一緒に闘って下さい。そして、この中に来年グルージャに残ってくれる選手がいるなら、絶対に来年、這い上がりましょう。全部来年勝ちましょう。来年JFLとかJ3とか関係ない。来年全部勝つんです。グルージャのことを見捨てる、もういいやってサポーターもいるかもしれないし、スポンサーもいるかもしれないけど、このエンブレムに誇りをもって一緒にこれからも闘ってください。残り3試合、手抜いたら絶対に許さない。それだけは分かってほしい。星川さん頼むよ。残り3試合、頼むよ。お疲れ様です。



グルージャが街に根付いて、岩手の誇りとなって、岩手のために闘ってくれることを岩手県民120万人が感じて欲しいし、そういうクラブになってほしい。


☝️
まさにこれですよね。JFL降格というピンチをチャンスに変えるしかないんですよ。この屈辱を忘れずにしっかりと地に足を付けて、今より地域から愛されるチームを目指してほしい。

先日のルヴァンカップ決勝、アルビレックス新潟の選手、サポーターを見て本当に羨ましく思いました。地方クラブでも地に足を付けてクラブを育てていけば、大舞台に立つ事も不可能ではない。


グルージャもいつの日か…。


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